仕事中に通りがかったＤ頓堀川。



水溜まりだろうが、排水溝だろうが、水があれば覗き込むのが釣り師の性であり、マナーであり、矜持である。

釣り師の端くれである僕も、もちろんそれに従う。




こういった場合、大抵は何も発見出来ない。

大発見でウハウハ!!的な事は非常に稀なケースなのだが、今回は後者だった。


真昼間に都会の片隅で身を寄せ合うシーバスたんハケーン!!




さて、釣り師が魚を見つけたらどうするか？



たとえそれが小魚だろうと、とりあえず全力で釣りを試みるのが釣り師の性であり、マナーであり、矜持である。

釣り師の端くれである僕も、もちろんそれに従う。



ついでにGlissando72のブートキャンプをゲリラ的に行うのだ。
きっとﾎﾞｽもﾃﾞﾘｼｬｽさんもお喜びになるに違いない。




歓楽街の喧騒の中でふと我に返り辺りを見回す。



スーツ姿で就活中とおぼしきオネーチャン。
ス○バのカップを片手に歩く清楚なオネーチャン。
ママ友風の3人組人妻オネーチャン。
今から出勤であろうキャバ嬢風のオネーチャン。
授業が終わって買い物中な感じの女子大生風なオネーチャン。
休憩中だろうﾏ○ﾄﾞの制服を着たｵﾈｰﾁｬﾝ。
ビラを配るメガネでお父上様も立派になられた個人的に超タイプなオネーチャン。





懸命にビラを配る彼女と目があう。



気づくと僕はガールズバーのビラを握りしめていた。

つ…釣り禁かもしれんし、今日の所はこれくらいにしといてやるぜ!!



さて、次に来る時は目的が変わりそうだ。
僕の釣り師の゛感゛もそう言っている。

上手く言えないけど、とにかくそんな気がしてならない。



ぼったくりじゃない事を願うぜ。