向こう側のコウライハス

ギィ~と錆びた鉄の門が開く。
ボクひとりでは到底開かない門。

希望の門の向こうに飛び込んだ。
この先に、コウライハスがいるんだって。

悪霊の進入を防ぐ為、開いた門はキッチリ閉める。

「エロイムエッサイム」と封印の呪文を唱えて、ダメ押し。

なんと、今回のフィールドは一般の入場者を受け入れないダム。
地元のリーさんのお力で、門が開いた。

それほど大きいダムではないが、久々に見る自然の風景にウットリ。

こんな手付かずの環境で遊ぶのはもちろん初めて。
網入れはもちろん、電気漁や神経毒撒きだって、無縁の聖地。

見よ、このロケーション。

岸際にゴミの姿が無い。奇跡だ!

小さめのスピナーやスピンテールをキワキワにキャスト。
しかし、反応は薄め。
2度、小さな当りがあったダケ。

ダムの奥には山からの流れ込みがあるので、そっちに移動。

場所を変え、速攻で当りを貰うも、フッキングしない。

この時、ルアーは2gのスピナー。
Beamsナナマルじゃ、チョッとシンドイなぁ。

リーさんもスピナーで攻める。

ケーキさんはスプーンで。

この魚、スレるのが異様に早い。
手付かずのポイントならファーストコンタクトで当るが、
3投目位から、まったく無反応になる。

そして、ケーキさんが射止めた。

コレがコウライハス。
20cm位まで大きくなるんだが、ここに居るのは10cm程のヤツばかり。
小さくても良いから、1匹欲しいネ。

流れ込みの奥まで来た。

つ~か、鉄の門は閉まってる筈なのだが、
やたらと、ハイキング客が目に付く。

若ければ、あの門を登って来る事が考えられるが、
中には子供や老人までいる。
不可思議だ。

ここで2時間位遊んだケド、状況がイマイチなんで、
ポイントを大きく移動。

着いた先はカワアカメのポイント。

おっきいトカゲが。

天気は良すぎ。

影を狙って撃って行ったが、まったく反応なし。
リーさんはこの週の月から金まで、ここに通ったそうだが、
こんなにヒドイ状況ではなかったそうだ。

コリャ、電気で漁をした後だ。

リーさんがそう言う。
ボクもそう思う。

岸際でジルテラピアが釣れた。

お情けの1匹。
結局、この日はコレだけ。

来週には魔法の杖が届く。
ソレを持って、もう一回、コウライハスに挑みたい。
近いうちに。

コメントを見る

村田貴紀さんのあわせて読みたい関連釣りログ