連日天気予報では大気不安定による雷雨に注意と言っていた割りには全く降る様子が無かった数日間だったが、ようやく昨晩は激しい雷雨に襲われた。

そんな訳で家族と食事後に出撃を予定していたが自宅待機…
折角なのでフック交換やらメンテナンス＆清掃をして時間を潰した。

そして雷雨による増水を期待しての早朝狙いに作戦変更。
と言っても元々は夜と早朝の二本立てで行く予定が一本立てになっただけだが…

そして夜明け前に大河へ…
昨日同様の荒瀬絡みのポイントへ向かう。


雷雨の影響で河川敷は水溜りだらけ。


月明かりに照らされた大河は若干の増水傾向ということで期待が膨らむ。


そして川岸に立つと同時に美しい藍色と茜色に包まれる。

最初は昨日同様のミノーで攻めて行く。
間違い無いと思う水位＆水色だが反応の無い時間が過ぎていく…

雲も殆ど無く月も星も綺麗な空はあっという間に青くなってきた。

”この天候、時合いは短い…”

焦りが出て来る中、ミノーでやりきるかトップに変えるか迷いながらの攻め。

ボイルが起きれば即トップと考えていたのだがボイルは起きない…
しかし夜のフック交換＆メンテ中に用意した大型ポッパーが無性に使いたくなり急いでルアーチェンジ。


某メーカーのUSバス用のブランクをシイラ用に以前リペイントした物。

瀬頭より上に撃ち込んで流し込んで喰わせる清流鱸定番のサーフェイスパターンで狙っていく。

荒瀬に揉まれながらターンする大型ポッパーをスプラッシュさせながら流していると昨日ミノーで喰わせた辺りで”バッコーン”とド派手な空中半転バイト。
微かに重みが乗ったがフックアップせず…
見えたサイズは７０クラス。

その後も同様に流すが反応は無し。
再びミノーに戻してフォローを入れるが重みが乗ってしまったからだろう何も起きぬまま終了…

短い時合いをミノーで通した方が確実に獲れたのだろうか…？
それともサーフェイスだから反応したのだろうか…？
どちらが正解だったのだろう…


掴む事は出来なかったが、砕けた荒瀬の中での空中反転バイトによる綺麗な尾鰭ははっきりと目に焼き付いた…

”瞬間の記憶”

目を瞑ると思い出すシーンがまた一つ脳裏に刻まれた…