【KAGEブログ広島】肝っ玉とバイブの小せえ野郎

先日、友人宅へ遊びに行った帰りにちょっと竿を出したらポンポンっと釣れてしまうという嬉しいハプニングに遭遇。気を良くした自分は後日もう一度そのポイントでじっくり釣りをしてみる事に。

いまやすっかりマイブームとなったチヌ用タックルで60mm以下のちっさいバイブを使用したチヌ&シーバスフィッシング。とにかくホゲたくない、チヌも釣りたいし、シーバスも釣りたい…という欲望を叶えてくれるお手軽な釣りなのだ。

ポイントは漁港の出入り口。航路となった深場とそのブレイクに着くシーバスとチヌを狙う作戦だ。まずはセコ釣りの定番、ディブル55を手前のブレイクにこづく様にリトリーブしていると…ゴンッ！

幸先よく良型サイズのキビレGET！ふぅ…とりあえずこれでホゲ回避！

しばらく釣りを続けていると、時折、港を出入りする漁船が目の前の航路を航行していくわけだが、船上からこちらを見つめる乗組員の目が非常に気になってきた。ニヤニヤしながら通り過ぎていく者…こちらを指さし、「こがぁなとこで何を釣りよんかいの〜」などと会話しながら通り過ぎていく者…

そりゃそうだ。沖に出て広い海の真ん中で釣りをする乗組員にとっては、こんな漁港の入り口で大層なベストやウェーダーを履いて釣りをする人間はさぞ滑稽に映る事だろう…と、小っ恥ずかしさが込み上げてきた（笑）

まぁ、大丈夫。こちらは偏光グラスもかけている事だし、側から見ればクールな装いだ。そう自分に言い聞かせながら精神を保つ。

すると一隻のボートが港へ帰ってきた。
目の前の航路にキャストすると航行の邪魔になる。ここは邪魔にならない様、岸と並行にルアーをキャストし、リトリーブ…すると…ゴンッッ！！このタイミングでまさかのヒット！！強烈なエラ洗いをかわしつつ、若干ボートにアピールする様に大げさにファイト！

そして無事にキャッチ。まぁまぁ良いサイズだ。
先ほどのボートは今まさに目の前を通過しようというタイミングだ。今のボート、ファイトシーン見ててくれたかな？フックを外す為、魚をわざと少し高めに持ち上げてボートにアピールしつつ横目でチラッとボートに目をやると…誰一人コッチを見てねぇ〜〜！！（笑）なんでや！！魚を見ろ！！こんな場所でも魚が釣れるんだぞ！！

乗組員はこちらを見る事もなくそのまま帰港…スズキさんともサヨウナラ。

そりゃこんだけ汚い水色の場所で魚を釣ってるのだから嘲笑されるのも無理はない（笑）
でも、こんな水色の場所だからこそ、魚は釣りやすい！そして…

その後も小型ながら調子よく飽きない程度に釣れてくれた。

更に…極め付けは自己最高記録(?)となる大物も飛び出したのだ…！

どどーん！
はぁ…ランディングするのくっそてこずったわい…。
まぁ、こいつが釣れるシーンは誰にも気付かれずにやりとりできた様に思うのでOK！釣れたアピールをしたり釣れてないアピールをしたり終始人の目を気にしながら釣りをしていた気が、まぁ、これも精神の鍛錬だと思う事にしよう。疲れたので納竿！またいこ〜〜っと。

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