満月の夜
家から数分のポイントへエントリー

少しだけ湿っている草木が直前の雨をのこしている
タックルをセットしてそっと川辺に寄る
ルアーはFJ-7
一投目
動きの確認のためフワリと投げゆっくりとリトリーブ
いい流れがきているかな
ニ投目
ダウンにいれる
足元で水面が割れる、いいサイズ


いつもなら出ないところで出た一匹

ここで出る日は調子がいい日だ
いざ本命ポイントへ

ここにはほぼ確実にナマズが入っている
水深もないので最悪、ライトで魚の有無を確認することもできる
サイズもでれば悪くない

ただ、それとは別にいつも鎮座している一匹がいる
その魚は感覚としてはシーズンごとに入れ替わる感じ
まさにヌシ
去年は右ヒレを負傷しているナーバスな魚がいたが結局釣り上げることはできなかった
こいつらを釣り上げるためには時期とタイミングが必要
さらに同じ魚なのかフッキングあとにバラすとシーズンで一気にナーバスになる

一投目
これが一番大事
アップにいれてゆっくりと流す
スラッグだけ取るようにゆっくりと

出ない

二投目
少し流すコースがずれてしまったので慎重にキャスト
いいコース

ゴボッと水面が湧く
一気に横に走る、流れに乗って身体をくねらせながら下って行く

魚のステイしている位置から横は、流れが走っていてここで無理をするとバーブレス、ローリング、流れで一気にフックが外れる
特にジッター系は強力な浮力とファットなボディのせいでよく外れる

ロッドはしっかり曲げられてドラグがチリリと鳴く
魚と一緒に移動してゆっくりと岸に寄せる
デカイ
リーダーをつかみフィッシュグリップで抜きあげる
全身の力が抜ける
水からあげてみるとやはりでかかった
とくに写真だとわかりにくいが口の大きさと幅頭のデカさが50～クラスより一回り大きい

サイズは約70センチ
久しぶりのランカーナマズ
たかがナマズかもしれないがたまにこんなナルシストな釣りもいいだろう
このあとこれで満足してはいけないと思い少しだけ頑張ってみたが心は正直で集中力が全く上がらず竿をたたむことにした





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