そして先日は約３ヶ月ぶりの名港湾奥。

前日までの寒さが緩んだこの日。

風も穏やかだが、まだ流れのほとんど無い

満潮下げ始めから。

１月半ばでも、アフターとは思えない

個体が川に入ってくる時があり、そんな魚に期待。

選んだロッドはジェットセッター71S。

昨年旧江戸川で使ったきり。

とにかく魚を掛けてみたいので、

引っ張り出してみた。

オカッパリで使うには少々短いけれど、

意外と見た目より強いと思っていて、

８〜１０ｃｍ前後のミノーで手際よく

あちこち攻めるには使い勝手が良さそう。

ただティップセクションもハリが強く、

ショートバイトは弾いてしまいそうだが、

果たして実力やいかに。

まずはニンジャやLSD86S、BANQ82S

といったＳ字系や、ナレージ65、ロリベで

ボトムを探るなど、自分なりの冬セレクトで

様子を見るも反応は無し。

やや潮位が下がると表層は流れてないが、

中層以深は流れが出てきた。

ベイトの波紋が多少見られるようになった

タイミングで、波動の効くX80を選択。

クロスキャストで流れに任せて流し込み、

Ｕ字の頂点に差し掛かったあたりから、

時折トゥイッチを入れつつ、ゆっくりと

回収しはじめる。

途中ストラクチャを擦るか擦らないかで、

ロッドを軽く煽りX80を躍らせるイメージ。

そんなことを繰り返すこと３投目。

ストラクチャを抜けたあたりで、ゴンッ！っと

引ったくるようなバイトが手首に伝わる。

すかさずアワセを入れると、

一気にラインが水を切り魚が沖に走った先で、

エラを目一杯広げて頭を振っている。

そういえばジェットセッターでの初物だと、

途端に慎重になる笑笑。

長尺ロッドなら曲げて引きを吸収するが、

短くハリが強いせいか、ロッド全体で

受け止めている感覚。

でもそれがまたスリリングで、

たまらなく楽しい♬

ようやく弱って寄せてライトで照らすと、

足元のオーバーハング下にグングン潜る。

バットで耐えてリフトして浮かせてみると、

再び沖に向かって走る。

この時フックが外れる感覚にヒヤッとして、

見ればテールフック一本のみ。

これは早く取り込まなきゃなと、

背中からタモを取り出すもアミが開かない。

ジョイントが固まったか。

一か八かラインを掴み、護岸に腹這いになり

目一杯手を伸ばすが、あと少しが届かない。

無理せず今度はオーシャングリップを

伸ばしてキャッチ成功！

腹が太く、まだこれから産卵に向かうと

思わせるような良い魚。