東京湾奥でビッグベイトだけで年間300本のシーバスを釣る方法

1. 2025年東京湾ビッグベイトチャレンジ:300本の壁を打ち破る

1.1. 舞台設定:ビッグベイトオンリー・陸っぱりゲームの魅力と困難性

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東京湾奥というプレッシャーの高いフィールドにおいて、陸っぱりから大型のルアー、すなわちビッグベイトのみを使用してシーバスを追い求める行為は、特有の挑戦であり、同時に比類なき達成感をもたらします。

1.2. 東京湾奥の聖域:ビッグベイト専門家から見た漁場の概観

東京湾奥は、荒川、旧江戸川、隅田川といった主要河川、無数の運河、そして広大な港湾エリアが複雑に絡み合う、シーバスにとって非常に恵まれた環境です 。これらの地形的特徴が多様なベイトフィッシュを育み、シーバスの濃い魚影を形成しています。

2. 技術の習得:東京湾における必須ビッグベイト戦略

2.1. ビッグベイトの精神:コミットメント、観察、そして揺るぎない忍耐力

ビッグベイトの釣りは、精神的な側面が釣果に大きく影響します。長時間の待機、ベイトフィッシュの有無や動きを注意深く観察すること 、そして「ルアーを信じて投げ倒す」という確固たる意志 が不可欠です。この釣りは短距離走ではなく、長距離走であることを肝に銘じる必要があります。

2.2. 東京湾陸っぱりスペシャリストのための必須タックル

東京湾の陸っぱりからビッグベイトを効果的に使用するためには、専用のタックルが不可欠です。

  • ロッド: 30gから100gを超える重量級ルアーをキャストし、的確に操作するためには、7フィートから8フィートクラスで、ティップにしなやかさを持たせたロッドが基本となります 。パワーはMH(ミディアムヘビー)からXH(エクストラヘビー)クラスが求められます 。トップウォーターやジャークベイトなど、ルアーにアクションを加える釣りでは、6フィート台のショートロッドも有効です 。

  • リール: トップウォーターペンシルを使用する際には、ハンドル1回転あたり約1mの巻き取り量を持つハイギアリールが、アクション後のラインスラック回収を迅速に行うために推奨されます 。耐久性の高いベイトキャスティングリール(300番クラス以上)が必須です 。

  • ライン&リーダー: 重量級ルアーを扱うため、メインラインはPE1.5号を最低ラインとし 、一般的なビッグベイトゲームではPE3号から4号、時には5号も使用されます 。ショックリーダーは、ナイロンまたはフロロカーボンの25lbから40lbが適しています 。

  • ビッグベイトの選択:

  • S字系/グライドベイト: (例:ジョインテッドクロー178 )。ナチュラルなS字軌道で遊泳し、クルージングするベイトフィッシュを演出します。水の透明度が高い状況や、シーバスの活性が低い場合に有効です。流れの強さや水深に応じた使い分けが重要です 。

  • ジョイントスイムベイト: (例:ダヴィンチ190 , K9 )。ロールアクションからS字アクションまで、多様な動きを演出できます。夜間やストラクチャー周りでの実績が高いルアーです 。様々な水深で活躍します。

  • ウェイクベイト: (例:ロンジン ウェイキーブー )。水面直下からサブサーフェイスを特徴的な引き波を立てながら泳ぎます。シーバスが水面を意識している時や、シャローエリアで有効です。「ただゆっくり巻くだけ」で効果的な場合もあります 。

  • トップウォーターペンシル: (例:ラッキークラフト スーパーサミー198 , メガバス メガドッグ , エバーグリーン アマゾン )。イナッコのボイル時 やコノシロが水面近くにいる状況 で、爆発的な水面バイトを誘発します。ドッグウォークアクションを的確に行う技術が必要です 。

  • ジャークベイト: (例:デュオ コノフラット )。左右への不規則なダートアクションでリアクションバイトを誘います。特定の水深(例:30cm )を攻略し、「食わせの間」を作り出すのに有効です。

  • バイブレーションタイプスイムベイト: (例:エレメンツ ダヴィンチ190 , フィッシュアロー VTジャック )。より深いレンジを攻略する際に使用し、特にシーバスが低層に定位している場合や濁りの中で有効です。「ただ巻くだけで釣れる」と評されることもあります 。

東京湾は水深、流れの速さ、水の透明度、そしてベイトフィッシュの種類が季節や場所によって大きく変動します 。シーバスの行動や捕食対象もそれに伴い変化するため、単一のビッグベイトタイプでは全ての状況に対応できません。

3. 一年間の戦い:2025年 月別戦術設計図

年間を通じてビッグベイトのみでシーバスを追い続けるためには、季節ごとのベイトフィッシュの変遷と、それに伴うシーバスの行動パターンを深く理解し、戦略を柔軟に変化させることが不可欠です。以下に、月別の目標釣獲数、主要ベイト、環境要因、有望ポイント、そしてビッグベイトの選択と使用法について詳述します。

表1:東京湾奥陸っぱり - 年間ベイトフィッシュとビッグベイト対応表

主要ベイト

次要ベイト

標準サイズ(cm)

対応ビッグベイトタイプ

主要エリア

1月

コノシロ(晩期)、バチ(初期)、アミ

ハゼ

5-30

大型S字系、ディープスイムベイト

河川河口部、温排水周り、港湾深部

2月

バチ(盛期)、コノシロ(残存)

イナッコ(初期)、アミ

1-20

細身大型ジャークベイト、S字系、ジョイントスイムベイト

主要河川中下流域、港湾部

3月

バチ(後期)、イナッコ、シラウオ

アフターシーバスのベイト

5-15

S字系、ジョイントスイムベイト (50-200mm)、ウェイクベイト、トップウォーターペンシル

河川、運河、港湾部

4月

イナッコ、バチ(港湾部)、カタクチイワシ(初期)

 

5-15

S字系、ウェイクベイト、トップウォーターペンシル、ジャークベイト

河川、運河、港湾部

5月

イナッコ、カタクチイワシ、ハゼ

 

5-20

トップウォーターペンシル、ジャークベイト、S字系

河川、運河、港湾部、サーフ隣接部

6月

イナッコ、ハゼ、カタクチイワシ

コノシロ(初期)

5-25

トップウォーターペンシル(低光量時)、ディープスイムベイト、バイブレーションタイプスイムベイト

河川河口部、潮流の良いエリア、港湾深部

7月

イナッコ、ハゼ

カタクチイワシ

5-15

トップウォーターペンシル(夜間・マズメ)、ディープ系ビッグベイト

河川河口部、主要航路筋、夜間有望ポイント

8月

イナッコ、ハゼ

サッパ(初期)、コノシロ(初期)

5-20

夏期戦術継続、大型ベイト出現に備える

7月と同様、秋のパターン初期兆候に注意

9月

コノシロ、サッパ、イナッコ、サヨリ、落ち鮎

 

10-30

大型トップウォーターペンシル、S字系、ウェイクベイト

河川河口部、運河、港湾部(ベイト集積地)

10月

コノシロ(最盛期)、サッパ、サヨリ

 

15-30+

全ての大型ビッグベイト(トップウォーター、S字系、ジョイント、ウェイク)

荒川、旧江戸川、隅田川、若洲、お台場など広範囲

11月

コノシロ(盛期)、サッパ、サヨリ、落ち鮎(晩期)

 

15-30

大型トップウォーターペンシル(日中コノシロ)、S字系、ジョイントスイムベイト

10月と同様、コノシロは河川遡上傾向あり

12月

コノシロ(晩期)、サヨリ、バチ(初期)

イナッコ、ハゼ

5-25

大型S字系、ディープスイムベイト(スロー&ディープ)

河川河口部深場、ストラクチャー周り

3.1. 1月:厳冬期の試練

表2:1月 環境要因と戦術概要

項目

詳細

月間目標釣獲数

10-15本

Rationale

年間で最も厳しい時期の一つ。低水温とベイトの減少により、チャンスは限定的。

主要ベイト

コノシロ(晩期)、バチ(初期)、アミ、ハゼ

天候

寒冷、晴天多し。北西の季節風が強い 。

水温

年間で最も低い。シャローは特に低下。

日照時間

最も短い。

潮汐

大潮・中潮の夜間。流れの強い時間帯に集中。

風向

北西風卓越。風裏、または風によるベイト寄せ効果のある場所を選択 。

溶存酸素量(DO)

全般的に高いが、局所的な貧酸素水塊の可能性も 。

  • 主要ベイトとキーパターン:

  • コノシロ(晩期): 深場のチャンネルや水温が僅かに高いエリアに残存するコノシロを狙う 。大型のS字系グライドベイトやディープダイビングタイプのスイムベイトが有効。

  • バチ抜け(初期): ビッグベイトはバチを直接模倣するわけではないが、バチを捕食する小魚の群れに大型シーバスが付くことがある。河川河口部や干潟など、バチの発生が知られるエリアに注目 。これらの小魚を捕食する大型魚をイメージしたビッグベイトを選択する。

  • 温排水や港湾深部の越冬個体: 工業地帯の温排水周辺 や、水温が安定しやすい港湾部の深場に潜む個体を狙う。

  • アミ・ハゼ: これらを直接ビッグベイトで狙うのは難しいが、これらのベイトが多いエリアはシーバスが留まる可能性がある。ビッグベイトはリアクションバイト狙いや、より大型の捕食者を装う形となる 。

  • 有望ポイントとランガン戦略:

  • 荒川河口域: 深いチャンネル、荒川ロックゲート周辺のストラクチャー 、発電所の温排水(アクセス可能な場合)。

  • 旧江戸川河口域: 荒川同様、深みや橋脚周りを重点的に。

  • 京浜運河群: 工業地帯、温排水の可能性があるエリア、水深のある岸壁 。

  • ランガン戦略: 寒さで魚の活性が低いため、広範囲を闇雲に探るより、実績のある有望ポイントに絞り、じっくり攻める。越冬ベイトや水温変化のある場所に優先順位を置く。

  • ビッグベイト選択とプレゼンテーション戦術:

  • ルアー: 大型S字系スイムベイト(例:ダヴィンチ190 、ジョインテッドクロー178 )、ディープダイビングタイプのジョイントスイムベイト、水深がある場合は大型バイブレーションタイプスイムベイト。トップウォーターは、特定の状況下(局所的な水面捕食)を除き、効果は薄い。

  • プレゼンテーション: スローかつディープレンジが基本。ストラクチャー(橋脚、ブレイクライン)を丁寧に探る。デッドスティッキングや超スローリトリーブが、低活性のシーバスに有効な場合がある。運河では「ボトムドリフト」も試す価値あり 。「セーブキャスト」の意識が重要。無駄撃ちを避け、一投の質を高める 。

1月は、低水温とベイトの減少により、シーバスの活性は著しく低下します 。主な捕食対象であるコノシロは終盤を迎え、バチ抜けは始まったばかりです 。このような状況下では、シーバスはエネルギー消費を抑えるため、捕食行動が限定的になります。そのため、ビッグベイトの釣りは、残存するコノシロの群れや、バチ抜けに集まる小魚を捕食するシーバスなど、非常に局所的で限定された捕食機会を捉えるか、あるいは温排水周辺や水深があり水温が安定したストラクチャーに潜む「越冬個体」をリアクションバイトで狙う戦略が中心となります 。

3.2. 2月:春の兆し

表2:2月 環境要因と戦術概要

項目

詳細

月間目標釣獲数

15-20本

Rationale

引き続き厳しいが、バチ抜け本格化によりチャンス増加。

主要ベイト

バチ(盛期)、コノシロ(残存)、イナッコ(初期)、アミ

天候

寒さは続くが、時折暖かい日も。

水温

月末にかけて僅かに上昇傾向。

日照時間

徐々に長くなる。

潮汐

バチ抜けパターンでは大潮・新月/満月の夜間が最重要 。

風向

北風主体だが、変化も見られる。

溶存酸素量(DO)

概ね良好。

  • 主要ベイトとキーパターン:

  • バチ抜け(盛期): 特に大潮・新月/満月の夜間に河川や港湾部で発生 。ビッグベイトは、バチを捕食する小魚(ハクや小型のイナッコなど)を狙う大型シーバス、またはバチ抜けに狂騒するエリアの周辺で大型ベイトを意識している個体をターゲットとする。

  • コノシロ(残存): 一部のエリアではまだ狙える可能性がある。

  • イナッコ(初期): 暖かい日中などにシャローで見られるようになる。

  • アミパターン: 引き続き存在 。ビッグベイトでの直接的な攻略は難しいが、アミに付く小魚の存在はポイント選定のヒントになる。

  • 有望ポイントとランガン戦略:

  • 主要河川(荒川、旧江戸川): バチ抜けのメインステージ。河口~中流域、シャローフラットと隣接するチャンネルなどが有望 。

  • 港湾部: バチ抜けは港湾部でも発生する 。常夜灯周りなどもチェック。

  • ランガン戦略: バチ抜けのタイミング(潮汐と時間帯)に合わせた釣行計画が最優先。バチ抜けが見られない場合は、1月の戦術(深場やストラクチャー狙い)に戻る。

  • ビッグベイト選択とプレゼンテーション戦術:

  • ルアー: バチ抜けエリアの周辺で大型の捕食者を演出する場合、スリムなシルエットの大型ジャークベイトや細身のスイムベイトが有効な場合がある。それ以外は、S字系やジョイントスイムベイトで広範囲を探る。

  • プレゼンテーション: バチ抜けエリアを狙う際は、活発な捕食ゾーンのやや外側や下流側にキャストし、バチを捕食する小魚を待ち伏せしている大型個体をイメージしてリトリーブ。スイムベイトの「ドリフト」釣法も有効 。

2月は冬から春への移行期です。バチ抜けが主要なイベントとなる一方で 、ビッグベイトアングラーは、バチそのものではなく、その一段階上の捕食者を意識するか、あるいはバチ抜けに無関心な大型個体を見つけ出す必要があります。この時期、「春の裏パターン」、つまりバチが抜けていてもイナッコなどのより大きなベイトを捕食している大型シーバスの存在を念頭に置くことが重要になります。バチ抜けに狂喜乱舞するシーバスの群れから少し離れた場所や、異なるレンジ(水深)に、ビッグベイトに反応する個体がいる可能性を探るのです。これは、バチを模倣できないビッグベイトのハンデを逆手に取り、異なる捕食行動を示す大型個体に的を絞る戦略と言えます。

3.3. 3月:春の覚醒

表2:3月 環境要因と戦術概要

項目

詳細

月間目標釣獲数

20-25本

Rationale

水温上昇と共にシーバスの活性が上がり、ベイトも多様化。

主要ベイト

バチ(後期)、イナッコ(本格化)、シラウオ 、アフターシーバスのベイト

天候

穏やかな日が増え、気候変動も大きい。

水温

安定して上昇。

日照時間

さらに長くなる。

潮汐

バチ抜けには依然重要だが、全体的な捕食活動時間は拡大。

風向

多様化。南風の日も増える。

溶存酸素量(DO)

良好。

  • 主要ベイトとキーパターン:

  • バチ抜け(後期): 特に3月上旬はまだチャンスあり 。

  • イナッコ(本格化): シャローエリアで活発に活動し、シーバスの主要ベイトの一つとなる。「春の裏パターン」として、イナッコを捕食する大型シーバスを大型ルアーで狙う釣りが本格化 。

  • アフターシーバスの回復捕食: 産卵を終えた大型個体が湾奥に戻り、体力を回復するために積極的に捕食活動を行う 。

  • 有望ポイントとランガン戦略:

  • 河川・運河: イナッコパターン、残存バチパターンの中心。シャローエリア、ストラクチャー周り。

  • ランガン戦略: シーバスの活動範囲が広がるため、より広範囲を効率よく探る。

  • ビッグベイト選択とプレゼンテーション戦術:

  • ルアー: S字系スイムベイト、ジョイントスイムベイト(50mm~200mmの範囲で状況に合わせて )、ウェイクベイト、イナッコを意識したトップウォーターペンシル。

  • プレゼンテーション: より積極的なリトリーブも有効になる。ピンスポットを狙う場合は「線ではなく点へのドリフト」を意識する 。

3月は、産卵後の体力回復を図る大型シーバスと、活発化するイナッコの存在が鍵となります。ビッグベイトは、エネルギーを渇望する大型個体にとって魅力的な大きな餌となり得るため、この時期にその真価を発揮します。「マッチ・ザ・バイト」の考え方 に基づき、様々なタイプのビッグベイトを駆使して、回復期のシーバスが反応するアクションやレンジを見つけ出すことが重要です。産卵で体力を消耗したシーバスは、必ずしも俊敏なベイトを追い回す体力がない場合もあり、比較的捕まえやすい大きなベイト(ビッグベイトが模倣する対象)に強い反応を示すことがあります。

3.4. 4月:春の移行期

表2:4月 環境要因と戦術概要

項目

詳細

月間目標釣獲数

25本

Rationale

シーバスの活性はさらに上昇。ベイトの種類と量が増え、狙い所が広がる。

主要ベイト

イナッコ、バチ(港湾部後期)、カタクチイワシ(初期)

天候

温暖で安定した日が増える。

水温

上昇し、シーバスの活動に適した範囲に。

日照時間

長くなる。

潮汐

全ての潮回りでチャンスあり。特に朝夕マズメと潮の動き出し。

風向

南風の影響も考慮。

溶存酸素量(DO)

良好。

  • 主要ベイトとキーパターン:

  • イナッコ: 引き続き主要ベイト。サイズも大きくなり、ビッグベイトの格好のターゲット。

  • バチ(港湾部後期): 港湾部では4月~5月にもバチ抜けが見られることがある 。

  • カタクチイワシ(初期): 湾奥にも接岸し始める。群れに当たればビッグベイトでも高活性なシーバスが狙える。

  • 有望ポイントとランガン戦略:

  • 河川、運河、港湾部全域: シーバスの活動範囲が広がり、多様なポイントでチャンス。

  • ランガン戦略: ベイトの状況を広範囲にチェック。カタクチイワシの接岸情報には特に注意を払う。

  • ビッグベイト選択とプレゼンテーション戦術:

  • ルアー: S字系、ウェイクベイト、トップウォーターペンシル(特にイナッコパターン)。カタクチイワシを意識する場合は、やや細身でフラッシングの強いビッグベイトやジャークベイトも有効。

  • プレゼンテーション: 「マッチ・ザ・バイト」 を意識し、ルアーの種類やリトリーブ速度に変化をつけて反応を探る。

4月はシーバスの活性が全般的に高まり、ビッグベイトに対しても積極的な反応が期待できる時期です。特にカタクチイワシの初期接岸は、大型シーバスがビッグベイトに果敢にアタックしてくる絶好の機会となり得ます。この時期は、ベイトの種類に応じたルアー選択と共に、シーバスのその日の気分や活性に合わせたリトリーブスピードやアクションを見つけ出すことが釣果を伸ばす鍵となります。

3.5. 5月:初夏の気配

表2:5月 環境要因と戦術概要

項目

詳細

月間目標釣獲数

25-30本

Rationale

ベイトが豊富でシーバスの活性も高い。ビッグベイトの好機。

主要ベイト

イナッコ、カタクチイワシ、ハゼ

天候

初夏らしい陽気。日中は暑くなることも。

水温

さらに上昇。

日照時間

長い。

潮汐

朝夕マズメと潮の動きが重なるタイミングが有望。

風向

南風が吹く日が増える。

溶存酸素量(DO)

シャローや奥まったエリアでは低下し始める可能性あり。注意が必要。

  • 主要ベイトとキーパターン:

  • イナッコ、カタクチイワシ: 引き続き安定したベイト。

  • ハゼ: 河川や運河のボトム付近で捕食されている。

  • 有望ポイントとランガン戦略:

  • 河川、運河、港湾部: 各ベイトパターンに応じて。

  • サーフ隣接エリア(アクセス可能な場合):カタクチイワシパターンで有望。

  • 常夜灯周り: 夜間、小魚が集まりやすく、それを狙うシーバスも期待できる。

  • ランガン戦略: 多様なベイトに対応するため、ポイントの特性を見極めたランガンが重要。

  • ビッグベイト選択とプレゼンテーション戦術:

  • ルアー: トップウォーターペンシル(イナッコ)、ジャークベイト、S字系。

5月は多様なベイトフィッシュが出現し、シーバスの捕食対象も多岐にわたります。水温の上昇に伴い、日中の釣りでは溶存酸素量の低下も考慮し、流れのあるエリアや朝夕マズメ、夜間といった時間帯を意識することが重要になります。

3.6. 6月:夏の始まりとコノシロの兆し

表2:6月 環境要因と戦術概要

項目

詳細

月間目標釣獲数

20-25本

Rationale

梅雨時期。雨後の濁りや増水がチャンスとなることも。初夏のコノシロに期待。

主要ベイト

イナッコ、ハゼ、カタクチイワシ。コノシロ(初夏パターン)

天候

梅雨入り。雨天や曇天が多い。

水温

高い。

日照時間

夏至があり最も長い。

潮汐

日中の潮の動きが大きい「昼潮」の時期 。雨後の増水と潮のタイミング。

風向

南風が多い。

溶存酸素量(DO)

要注意。特に湾奥の閉鎖的な水域や無風時 。

  • 主要ベイトとキーパターン:

  • イナッコ、ハゼ、カタクチイワシ: 引き続きベイトとなる。

  • コノシロ(初夏パターン): 梅雨入りから梅雨明け頃、河川に大型のコノシロが入り、それを追うシーバスがターゲットとなる 。ビッグベイトの独壇場。

  • 有望ポイントとランガン戦略:

  • 河川河口部: 夏のデイゲームの有望エリア 。特に雨後の濁りが入ったタイミング。初夏のコノシロパターンもここが中心。

  • 潮流の良く効くエリア、主要航路筋: 溶存酸素量が高く、シーバスが集まりやすい。

  • 水深のある岸壁: 日中のシェードや水温安定を求めてシーバスが付く。

  • ランガン戦略: 溶存酸素量を意識し、流れのある場所や水質の良い場所を優先。コノシロの情報を得たら最優先でそのエリアへ。

  • ビッグベイト選択とプレゼンテーション戦術:

  • ルアー: コノシロパターンでは大型のS字系、ウェイクベイト、トップウォーターペンシル。それ以外は、トップウォーターペンシル(低光量時)、日中はディープダイビングタイプのスイムベイトやバイブレーションタイプスイムベイト。

  • プレゼンテーション: 夏のデイゲームは潮が大きく動くタイミングが狙い目 。コノシロパターンでは、コノシロの群れの中で目立たせ、弱った個体を演出するスローなタダ巻きが基本 。

6月は溶存酸素量が釣果を左右する重要な要素となります 。シーバスはより快適な環境を求めて移動するため、流れが効いて酸素が供給されやすい河川の河口部や主要な水道筋などが有望ポイントとなります。この時期に期待されるのが「初夏のコノシロパターン」 です。秋ほど大規模ではないものの、大型のコノシロが接岸すれば、ビッグベイトにとって絶好の機会となります。雨後の濁りはシーバスの警戒心を解き、ビッグベイトへの反応を引き出す好条件となることがあります。

3.7. 7月:真夏の試練

表2:7月 環境要因と戦術概要

項目

詳細

月間目標釣獲数

15-20本

Rationale

高水温と低酸素でシーバスの活性が低下しやすい。夜釣りが中心。

主要ベイト

イナッコ、ハゼ、カタクチイワシ(残存)

天候

梅雨明け後の猛暑。

水温

年間で最も高いレベル。

日照時間

引き続き長い。

潮汐

夜間の潮の動き、特に大潮回りが重要。

風向

南風。台風接近時は状況一変の可能性。

溶存酸素量(DO)

最も注意が必要な時期。貧酸素水塊の発生 。

  • 主要ベイトとキーパターン:

  • イナッコ、ハゼ: 主なベイト。シャローやストラクチャー周り。

  • カタクチイワシ: 湾奥では少なくなってくるが、場所によってはまだチャンスあり。

  • 有望ポイントとランガン戦略:

  • 河川河口部、主要航路筋: 比較的流れがあり、水質が良い場所。

  • 夜間有望ポイント: 常夜灯周り、橋脚の明暗部など。

  • ランガン戦略: 日中は避け、朝夕マズメと夜間に集中。溶存酸素量が高いと思われるエリアを優先。

  • ビッグベイト選択とプレゼンテーション戦術:

  • ルアー: トップウォーターペンシル(マズメ、夜間のイナッコボイル)。日中や深場を狙うなら、ディープ系スイムベイトやバイブレーションタイプスイムベイト。

  • プレゼンテーション: 低活性時はスローな誘いやリアクション狙い。台風通過後の濁りとベイトの流入はビッグチャンス 。

7月は一年で最も厳しい時期の一つです。高水温とそれに伴う溶存酸素量の低下 はシーバスの活性を著しく下げ、日中のビッグベイトゲームは困難を極めます。狙いは朝夕のマズメ時と夜間に絞り、少しでも水温が下がり、シーバスが捕食行動を取りやすいタイミングを捉えることが重要です。しかし、台風が通過した後などは状況が一変することがあります。「台風後の激濁り」 は、河川からの増水によってベイトフィッシュが大量に流下し、同時に水温も若干低下するため、シーバスの活性が一時的に急上昇する絶好の機会となります。このタイミングを逃さずビッグベイトを投入できれば、苦戦する夏場の釣りを打開できる可能性があります。

3.8. 8月:晩夏の移行期

表2:8月 環境要因と戦術概要

項目

詳細

月間目標釣獲数

20本

Rationale

引き続き厳しいが、月末にかけて秋の気配。台風後のチャンスにも期待。

主要ベイト

イナッコ、ハゼ。サッパ(初期)、コノシロ(ごく初期の兆候)の可能性。

天候

残暑厳しいが、朝夕は多少過ごしやすくなることも。台風シーズン。

水温

高い状態が続くが、月末には僅かに下降傾向も。

日照時間

徐々に短くなる。

潮汐

夜間の釣りが主体。

風向

南風主体。台風の影響に注意。

溶存酸素量(DO)

引き続き注意が必要だが、月末にかけて改善の兆し。

  • 主要ベイトとキーパターン:

  • イナッコ、ハゼ: 引き続き主要ベイト。

  • サッパ(初期)、コノシロ(ごく初期): 月末にかけて、秋の大型ベイトの接岸が始まることがある 。これらの兆候を見逃さない。

  • 有望ポイントとランガン戦略:

  • 7月と同様のポイント選択: ただし、秋のパターンを意識し、大型ベイトの接岸が期待できるエリア(河口部、潮通しの良い港湾部)のチェック頻度を上げる。

  • ランガン戦略: 夏の釣りを継続しつつ、秋の気配(ベイトの変化、水温低下)を敏感に察知する。

  • ビッグベイト選択とプレゼンテーション戦術:

  • ルアー: 夏の定番ビッグベイトに加え、サッパやコノシロを意識したやや大型のS字系やウェイクベイトも準備。

  • プレゼンテーション: 台風後の濁りやベイト流下は引き続きビッグチャンス 。

8月は、夏の厳しい状況が続く一方で、秋の爆釣シーズンへの期待が高まる移行期です。特に月後半になると、サッパの群れが湾奥部に入り始め、それにシーバスが付くようになります 。このサッパの接岸は、秋のビッグベイトシーズンの幕開けを告げる重要なサインです。台風通過後の好条件 も期待できるため、気象情報と現場の状況を注視し、柔軟に対応することが求められます。

3.9. 9月:秋の訪れ

表2:9月 環境要因と戦術概要

項目

詳細

月間目標釣獲数

30本

Rationale

「秋爆」シーズン開始。大型ベイト接岸でビッグベイトの本領発揮。

主要ベイト

コノシロ(本格化)、サッパ 、イナッコ

天候

残暑が和らぎ、過ごしやすい日が増える。秋雨前線の影響も。

水温

適水温に近づき、シーバスの活性が非常に高まる。

日照時間

秋分の日を境に夜が長くなる。

潮汐

全ての潮回りでチャンス。特にベイトの動きと連動。

風向

北寄りの風が増え始める。

溶存酸素量(DO)

改善し、良好な状態に。

  • 主要ベイトとキーパターン:

  • コノシロ: この時期の最重要ベイト。湾奥の各所に大群で接岸し、シーバスもそれを追って集まる 。

  • サッパ: コノシロと並び重要なベイト。河川や港湾部で見られる 。

  • イナッコ: 引き続きベイトとなるが、大型シーバスはより大きなコノシロやサッパを優先する傾向。

  • 有望ポイントとランガン戦略:

  • 河川河口部、運河、港湾部全域: コノシロやサッパの群れがいる場所が最優先。

  • 主要河川(荒川、旧江戸川): 落ち鮎パターンも期待できる。

  • ランガン戦略: ベイトの群れを積極的に探す。鳥山や水面のザワつき、他のアングラーの釣果情報などが手がかり。

  • ビッグベイト選択とプレゼンテーション戦術:

  • ルアー: 大型トップウォーターペンシル(例:スーパーサミー198 )、S字系グライドベイト(例:ダヴィンチ、ジョインテッドクロー)、ウェイクベイト(例:ウェイキーブー )。ベイトのサイズに合わせることが重要。

  • プレゼンテーション: コノシロの群れを見つけたら、その周辺や潮下を狙う 。表層での派手なバイトが多い時期。落ち鮎パターンでは、アップクロスにキャストし、流れに乗せてドリフトさせる 。

9月は、待ちに待った「秋爆」シーズンの始まりです。水温が適温に近づき、シーバスは産卵を控えて荒食いを始めます。この時期の主役はなんといってもコノシロ 。20cmを超える大型のコノシロが湾奥に大挙して押し寄せ、それを追ってランカーサイズのシーバスも接岸します。ビッグベイトはこのコノシロを最も効果的に模倣できるルアーであり、まさに本領発揮の季節と言えるでしょう。コノシロの群れを見つけることが釣果への近道であり 、水面が騒がしい場所や鳥が集まっている場所は要チェックです。

3.10. 10月:コノシロカーニバル

表2:10月 環境要因と戦術概要

項目

詳細

月間目標釣獲数

40-45本

Rationale

コノシロパターン最盛期。年間で最もビッグベイトで釣果を稼げる月。

主要ベイト

コノシロ(最盛期)、サッパ

天候

秋晴れが多く、気候も安定。

水温

シーバスにとって最適な水温。

日照時間

日中はまだ暖かいが、朝夕は涼しい。

潮汐

大潮回りは特にチャンス。ベイトの動きが活発化。

風向

北寄りの風が吹きやすい。

溶存酸素量(DO)

良好。

  • 主要ベイトとキーパターン:

  • コノシロ(最盛期): 湾奥の広範囲でコノシロの巨大な群れが見られ、それをシーバスが活発に追い回す。まさに「コノシロカーニバル」 。

  • サッパ: コノシロに次ぐ重要なベイト。

  • 有望ポイントとランガン戦略:

  • 荒川: 砂町水辺公園 、平井大橋周辺 など、コノシロが集まる実績ポイント多数。

  • 旧江戸川、隅田川: 河口部や橋脚周り 。

  • ランガン戦略: コノシロの群れを求めて広範囲をランガン。目視や魚探(ボートの場合だが陸っぱりでも参考になる情報はある)でベイトを探す 。

  • ビッグベイト選択とプレゼンテーション戦術:

  • ルアー: あらゆるタイプの大型ビッグベイトが活躍。トップウォーターペンシル、S字系、ジョイントスイムベイト、ウェイクベイトなど、コノシロのサイズ(20cm~30cm)に合わせたルアーローテーション。キックノッカー168やダートジャックなども実績あり 。

  • プレゼンテーション: コノシロの群れの中やエッジを、スローリトリーブやストップ&ゴーで誘う 。トップウォーターでは派手なドッグウォークやポッピングも有効。日中も夜間もチャンスあり 。

10月はコノシロパターンの頂点であり、年間目標300本を達成するための最重要月間です。シーバスは大型のコノシロに完全に依存し、ビッグベイトに対する反応は一年で最も良いと言っても過言ではありません。重要なのは、いかにしてコノシロの濃いエリアを見つけ出すかです 。水面がざわついていたり、コノシロが跳ねているのが見えれば、その周辺には高確率でシーバスがいます 。この時期は、ルアーのサイズやアクションをコノシロに合わせる「マッチ・ザ・ベイト」が基本戦略となりますが、群れの中で目立たせるための工夫(カラー、波動の強さなど)も釣果を分ける要素となります。

3.11. 11月:秋の終盤戦とラストチャンス

表2:11月 環境要因と戦術概要

項目

詳細

月間目標釣獲数

40本

Rationale

引き続きコノシロパターンが有効。水温低下と共に終盤へ。デイゲームでのランカーチャンス。

主要ベイト

コノシロ(依然として強力)、サッパ

天候

晩秋。朝晩は冷え込む。

水温

徐々に低下。

日照時間

短くなる。

潮汐

引き続き重要。特に干潮前後や上げ始め 。

風向

北西風が増える。

溶存酸素量(DO)

良好。

  • 主要ベイトとキーパターン:

  • コノシロ: 依然として最重要ベイト。11月に入ると河口付近だけでなく、より上流へも遡上する傾向がある 。

  • サッパ: 引き続き狙える。

  • 有望ポイントとランガン戦略:

  • 10月と同様のポイント: ただし、コノシロの移動に合わせて、河川の上流域も視野に入れる 。

  • ランガン戦略: ベイトの動きに注意し、ポイントを柔軟に変更。

  • ビッグベイト選択とプレゼンテーション戦術:

  • ルアー: 引き続き大型ビッグベイトが主力。特にスーパーサミー198のような大型ペンシルベイトは、日中のコノシロパターンでランカーを狙うのに非常に有効 。

  • プレゼンテーション: 日中のコノシロ狙いでは、水面でのドッグウォークやポーズを組み合わせる 。潮位が低い時間帯はベイトが凝縮し、ポイントを見つけやすい 。

11月は、「デイゲームでランカーが狙える年内最後のチャンス」 とも言われる重要な月です。コノシロは依然として湾奥に留まり、シーバスも活発に捕食を続けます。この時期の特徴として、コノシロが河川のより上流部まで遡上することが挙げられ 、ポイント選定の幅が広がります。大型ペンシルベイトを用いた日中の釣りは、エキサイティングなバイトシーンも期待でき、ビッグベイトアングラーにとって最高のシーズンの締めくくりとなり得ます。水温が徐々に低下し始めるため、シーバスの行動パターンに僅かな変化が現れる可能性も考慮し、丁寧なアプローチが求められます。

3.12. 12月:冬への下降

表2:12月 環境要因と戦術概要

項目

詳細

月間目標釣獲数

10本

Rationale

「一年で一番厳しい月」。釣果を出すには相当な努力と工夫が必要。

主要ベイト

コノシロ(晩期)、バチ(初期)、イナッコ(残存)、ハゼ

天候

本格的な冬。寒さが厳しくなる。

水温

大幅に低下。

日照時間

冬至があり最も短い。

潮汐

夜間の潮の動き、特にバチ抜けを意識したタイミング。

風向

北西の季節風が強い。

溶存酸素量(DO)

全般的に高いが、青潮の発生リスクも 。

  • 主要ベイトとキーパターン:

  • コノシロ(晩期): 湾奥から姿を消し始めるが、一部深場や温排水周りには残存する可能性。

  • バチ抜け(初期): 月末にかけて、一部の河川でバチ抜けが始まることがある 。

  • イナッコ(残存)、ハゼ: シャローに残るイナッコや、深場に落ちるハゼを捕食する個体もターゲット 。

  • 有望ポイントとランガン戦略:

  • 河川河口部の深場、ストラクチャー周り: 水温が比較的安定しやすい。

  • 温排水周り、港湾深部: 越冬シーバスの可能性。

  • バチ抜けが期待できる河川のシャロー: 月末の特定のタイミング。

  • ランガン戦略: ポイントを絞り込み、短時間の時合を逃さない集中力が求められる。

  • ビッグベイト選択とプレゼンテーション戦術:

  • ルアー: 大型S字系、ディープスイムベイト。サヨリパターンでは細身のペンシルベイトやフローティングミノータイプ。バチ抜け周りでは、バチを捕食する小魚を模したやや小型のビッグベイト(それでも150mmクラス以上)。

  • プレゼンテーション: スローかつディープレンジでの誘いが基本。デッドスローリトリーブやボトム付近でのリフト&フォール 。ごく短い捕食時間帯を捉える必要がある。

12月は、多くのアングラーが「一年で一番厳しい月」と口を揃えるように 、ビッグベイトオンリーでの釣果は極めて困難になります。水温の急激な低下、ベイトフィッシュの激減、そしてシーバス自体の活性低下が主な要因です。

表3:東京湾奥陸っぱり ビッグベイト主要ポイントと季節的有効性

ポイント名

最適シーズン

主要ベイト

主要ストラクチャー/地形

風の影響

最適潮汐

有効ビッグベイトタイプ

関連情報

荒川 – 砂町水辺公園

秋(特に10-11月)、春

コノシロ、イナッコ、サッパ

護岸、沖のカケアガリ、潮目

潮回りによるベイトの遡上次第

大潮の日没直後満潮付近(ビッグベイト)

大型トップウォーター、S字系、ウェイクベイト

 

荒川 – 平井大橋周辺

秋、春

サッパ、コノシロ、イナッコ

橋脚、明暗部、流れ込み

風向きによりベイトの寄り変化

下げ潮、流れの変化時

S字系、ジョイント、ペンシル(明暗ドリフト)

 

荒川 – 荒川ロックゲート下流域

通年(特に秋、冬)

コノシロ、サッパ、ハゼ

水門、護岸、カケアガリ、地形変化

北風時の風裏になることも

潮の動き始め、潮目発生時

S字系、ディープスイムベイト、ジョイントクロー

 

旧江戸川 – 河口部(浦安側・葛西側)

通年(特に春秋)

イナッコ、バチ、コノシロ

橋脚、カキ瀬、ブレイク、流れの変化

風向きでベイトの接岸変化

下げ潮、上げ潮、潮目

各種ビッグベイト(季節のベイトに合わせる)

 

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