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紺野史朗 (シロー)

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DトレブルフックSS『サクサス』のインプレッション!

  • ジャンル:釣り具インプレ
  • (釣行記)

このたび、F.A.P(fimoアングラーズパートナーシップ)よりルアー用フックのインプレを依頼されました。



今回はグローブライド株式会社『DトレブルフックSS』です。


http://all.daiwa21.com/fishing/item/terminal_tackle/lure_te/saqsas_treble/index.html


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F.A.Pがメーカーより依頼を受けて、メンバーに配付しインプレを要請した訳です。
なぜ私にインプレの依頼をしかというと、何処のメーカとも契約していない私達ならば、本音で率直にインプレを書けるということです。
メーカーと契約している方の場合、どうしても欠点や悪い事は書きにくいですよね。
その点、なんのしがらみのない私はなんでも書けます!(笑)
他にも数名いらっしゃるようなので、ごく一般のアングラーと同じ目線で、本音が垣間見えると思いますので、今後とも是非ご覧ください!





さて、このフックはタイプが2種類あります。
 

D-トレブルフック サクサス
toumei.gif
 
アイテム パワーランク シェイプ 入数 メーカー希望
本体価格(円)
3R レギュラー ラウンド 7本 590
4S ミディアムヘビー ストレートポイント 6本 650
 

こんな感じになっていますが3Rと4Sの違いが、ホームページ上では分かり辛いのでこんな感じです。


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3Rと4Sとでは同じ#8番でも大きさが違うようで、4Sの方がやや大きいです。


そして手に取りスプリットリングに装着しようとすると、滑る滑る!

サクサス加工というもののためか、滑って装着しにくい・・・
誤って手に一刺し!(笑)

でも、包丁なんかと同じように表面が研磨もしくは加工されている物は良く切れる(刺さる)し汚れも付き難い。
なので、手にとってだけで滑るということは刺さりやすい事の証かな。




次に使ってみての感想。



まずはオフショアでシイラ狙い。

使っている#1がDトレブルフックSSでは無い為、#2で代替。


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フックの大きさはカルティバ#1に比べれば小さいけれども、それほど変わらないだろうと思い使用。


夏のシイラ相手に強度でも測ろうかなと思ったのですが、残念なことに結果ノーフィッシュ・・・
自分の腕が悪いのか、たまたまなのかはさておき、バイトからのフッキングは良いのだが魚が簡単に外れる。
ショートバイトを簡単に拾ってしまい、掛かりが浅いのか・・・・
自分のタックルバランスとの相性が悪いのか・・・
よかったのはペンペンサイズを船上に上げることなく、自分で外すのが非常に簡単でした。(笑)
あくまで検証ということで言えば、ツルツル感がそのままフッキング後に感じたということ。


そして次はシーバス。

ルアーをボトムのゴロタスレスレを、ちょっとダートさせながらリフト&フォール。



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まあ、こんな喰いつきかたをしては掛かりやすいフックなのか、悪いのかは分からない・・・

喰いつき方や喰わせ方によって、フックは二の次になってしまうのも事実だということ。
たぶん、これだったらどんなフックを使っていても獲れていただろう。


でも、同じ操作でもこんなのはどうでしょう?



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同じ場所で同じように攻めてみて掛かってきたキビレ。

リアフックは頭に刺さり、おそらくフロントフックは口元にあったのが外れて背びれに掛かってしまったのだろう。

こういった状況では、もしかしたらこのフックの性能が活きていたのかもしれません。


日ごろの実釣で分かっている事だろうけど、可能性の話になってきてしまうが、これを使えば獲れるということは決してないです。
しかし、獲れない要素を潰していく作業だったらフックは新品もしくは、しっかりと刺さる物を使うに限ります。

なので、針先がどういう状況なのかというのは大事になると思います。



ですが、現実的に私は主にカルティバST46を使っています。
そして、確実に獲りたいときやトーナメントの時などは、がまかつトレブルRBMHを使ったりもしています。

あくまでも個人的な感想ですが、理由はカルティバは安く、これを使っているルアーが多い事。

がまかつの方は強度、貫通性能が優れていいるが値段が高いということです。

私がフックに望んでいることは
「その時のルアーの泳ぎに合った重さをしていること。」
です。次に
「値段とフッキング性能」
です。

なぜかというと、フックはルアーと常にセットで開発されていて、開発者が色々とトライ&エラーを繰り返して導き出された組み合わせであり、そのルアーの理想の泳ぎをするための物でもあるということです。
ルアーの動きに合った重量があるため、やみくもに変えてしまうとバランスが悪くなる恐れがあります。
私は干潟などで特にこの差を感じたことがあります。
同じサイズのフックだとしても、メーカーごとに重量の違いがあり(同メーカーのバラツキも含む)ちょっとした差でも大きく反応が変わってしまうからです。

なので、ルアーに付いているフックが一番なのですが、やはり消耗品であるものですから、交換せざるを得ません。

そこで、重量はデーター収集すれば分かることとして、簡単な使用感としてまとめると、

このDトレブルフックSS(今回は主に4S)は強度、貫通性能はがまかつに近い気がするけど、他のフックよりちょっと重いかな?
ルアーの動きが鈍った気がする。
さらに、値段はカルティバよりも高く、がまかつよりも安い。
ちょうど色んな意味で中間に位置しているような。
あとは、生産工程でのバラツキが気になる所。
今回送られてきたもの(4セット)ではバラツキは見受けられなったが、売っているものはどうなのかが気になる。
ここさえクリアーできていて、重量のデーターがとれれば主に使うフックとなりえるのですが。(貫通力のグラフよりかもメーカー各社で重量表を出してくれれば良いのにと真剣に思っています!)



しかしバラツキがあったりすると、値段や性能のどちらにも偏らない分、一気に使えない物になってしまいかねません。
けっこうシビアな要素を秘めている分もっとも重要なのは実はここなのかも。。。
この部分はメーカーに頑張ってもらいたい所。
そのあたりが見極められるまでは、しばらく使い続けてみようかと思っています。


 

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