プロフィール

ジェネラル大澤

静岡県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2024/4 >>

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

検索

:

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:60
  • 昨日のアクセス:41
  • 総アクセス数:403932

QRコード

/p/gr6mwvrkme9iztudmfti-8ae72a10.gif

attack

  • ジャンル:日記/一般
先日凝りもせずに渓流に行った。

8月が過ぎ夏の終わりも近づく多摩川源流部。

東京都から山梨県に入って程近い美渓。sukari50プロト

を試すべくイワナ、ヤマメを求めて歩く事約1時間半。

朝夕は気温も低く寒いくらい。日中に日が高くなると流石に

源流歩きは汗ばむ陽気。


(▲キャストをビシバシとキメるRED氏)

今回のパートナーも勿論RED中村氏。最近は渓流熱が再発し二人の

会話は渓魚のことばかり。過去にRED氏は中善寺湖での

スーパーレイボーやサクラマス果てはロシアまで行っている

大先輩なのだ。

さて渓流でのお魚の方はと言うと二人で尺物を仲良く釣上げた。

お日様も昇れば下りるように我々も山に登れば下りなければ

ならず、今回もヘロヘロになりながら薄暗くなった登山道を下山する。

(▲尺と中型)

どうだろう、1時間40分位は歩いただろうか。

本日も十分な結果に話が弾み、いやいや疲労が蓄積し過ぎて

途切れ途切れの会話をしていたとき、フと山葵田があった。

R「おいジェネ。山葵田があるぞ」

ジェ「そーなんすよ。奥多摩周辺は山葵が有名ですからね」

R「おっ!!」

ジェ「なんスカ?」

R「何か居るぞ!!」

ジェ「そーっすか」

R「熊か!!??」

ジェ「マジで!!!!!」

R「熊だって!!」

R「熊が網に絡まってるぞ」

ジェ「……マジっすね!!」

奥多摩周辺では熊の目撃情報が多く昨年などは民家が密集

する麓まで下りてきて農作業中の人間を襲いニュースにも

随分なった。

しかし多く渓流に通ったが、今まで一度も遭遇した事がなく

「本当に熊がいんのかよ!」などと思っていた。

が、現実にこうして目の前に現れた。がしかし、なんだか変だぞ。

R「あの熊、網にからまってなにしてんだ?」

ジェ「捕まってんですかね?ちょっと写真撮りましょう」

R「…」

ジェ「…」

R「おいジェネよ。網乗り越えたな」

ジェ「はい」

R「鳴き声するけど、あの熊からか?」

ジェ「?そーッスね」

R「近づいてきてねーか、激しく!?」

ジェ「!そーッスね」

R「小熊が近くに居て助けをあの母熊に呼んでんじゃねーか?」

ジェ「えっ!」

写真を撮る事に没頭していて気が付かなかったがかなり激しく

鳴いている。注意:子連れの熊に遭遇するのが一番危険。

たしか何処かの本に書いてあったな。はっ!今がその状況か!!

R「おいヤベーぞ!!だいぶ近くなってねーか?いや近いって!!」

ジェ「そ、そーッスね!!」

網をクリアーした母熊らしき黒い大きな毛むくじゃらは山葵田の

斜面をゴロゴロと転がる様にして目測20m程だろうか近くに迫る。



(▲見づらいが写真中央の黒い塊)

薄暗くズームで写真を撮るがブレと光量不足で何だか分からない

画像だ。もう少し鮮明な画像が撮りたいとRED氏に伝えるが

小熊らしき鳴き声は更に増し、子のもとに早く駆けつけて

外敵から守ろうと興奮の増している母熊が目前に迫った時。

R「逃げるぞ!!」

突如ダッシュで走り出すRED氏。

run away at top speed

英語の事はよく解らないが脱兎の如く逃げる

という意味らしい。

遠ざかるRED氏の後ろ姿をみて私も続く。

たしかにtop speed とあるが普段みせない

機敏な足取りと速度で遠ざかって行くRED氏を追いかけること

300m。何度となく後ろを振り返りながら狩られる側の不安定な

心境のもと追いつく。

R「もう追ってこねーな」

ジェ「ゼーはー、ゼーはー」

そこから700m程急ぎ足で車まで戻り、こんな熊のいる山の中で

お着替えは出来ず、国道に下りて用を済ませる。

帰り道…

R「オレ、なんか知らんがトラブルメーカーなんだよな…」

ジェ「…オレも」

R&ジェ「・・・・・」

どうりで二人揃うと変なアトラクションが続く訳だ…

コメントを見る