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オーロラの彼方-prologue-

「RYU起きろ、オーロラだ!」
 
 
突然、ジムの言葉が聞こえた。
 
いつの間にか微睡みの淵に落ちていた意識が急浮上し、身体が反射的に跳ね起きる。
 
慌ててテントを飛び出した僕の目の前に、北の空をうっすらと照らす、冷たい極北の炎が揺れていた。
 
今日のオーロラはあまりアクティブでないらしく、霞みがかった空模様も相まってハッキリとは見えない。
カメラには、まず写らないだろう。
 
だから、ただひたすら、北の空を眺め続けた。
そして眺めながら、この夜に辿り着くまでのことを想う。

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無限に近い選択肢を掛け合わせた、その1つが今日の夜になった。
 
そう思うと、これはなんと魔法のような夜なんだろう。
 
きっと僕は、これが夢だったと言われても強く言い返せないだろう。

オーロラの彼方にある何かを、今は信じられる気がした。

 
それほどまでに、不思議な、不思議な夜だった。


さて、旅を物語ろうと思う。

この夜に辿りつくまでの、2カ月弱に渡った、自転車釣旅を。


 

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