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最果てに駆ける Carretera Austral

無い。

自転車が、無い。

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マナウスで確かに預けたはずの自転車は、入国のため荷物をピックアップするはずのチリ・サンティアゴ空港に着いていなかった。

やっぱり、
どう考えてもどう考えても!

僕は飛行機トラブルの神に愛され過ぎている。

10周年アニバーサリーな旅だから、出発前のトラブルで9回じゃ語呂が悪いよね?1回おまけしてあげるよ!

そんな茶目っ気満載な神様の声が聞こえた気がした。


。。。いや茶目っ気あり過ぎだ!w

航空会社の人は先に目的地、バルマセダに行けば後で届けてやるぜ!って言っているけれど。。。

それからトランジットまでの7時間、もし自転車無かったらどうしよう?なんて不安な気持ちで過ごすのであった。

そして不安を打ち消すためのビール。
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さて乗り換え。

どうなるかなーっと思って飛行機の窓を覗くと、、、


あった!

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ここで一安心。
何とか旅に気持ちを向けて飛び立つことができた。

そして飛行機はチリ・バルマセダへと降り立つ。
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荷物をピックアップし、隣町であるコジャイケへ向かうバスに速攻で乗り込んだ。
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コジャイケという街はアウストラル街道の中程に位置する、同街道の最大の街である。

空港から行くと南下する僕にとっては逆走だが、初日なので色々買い込む必要があった。

コジャイケの街は本当に綺麗な観光地という感じだった。
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で、たまたまなのかもしれないけれど、観光地特有の嫌な雰囲気というのが無かった気がする。

ガラの悪い連中とか、観光客をお金としか見てない人たちね。

結構この街が気に入ったので、しばらく散策する。
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なんたって夜8時でこの明るさなのだ。

相当に南緯が高いのだ。


翌朝。

自転車に荷物を積み込み出発する。
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期待していたアウストラル街道の景色は、最初っからエンジン全開だった。
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ここでアウストラル街道について話しておこう。

この道はチリを南北に貫く約2000キロの道で、世界一美しい林道の異名を持つ。

世界中の多くの自転車乗りの憧れで、実際に多くの自転車乗りに道中出会うことになる。

さて、そんな絶景続きを進んでいると、1本の川を見つけた。
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よし、まずは一本釣ってやろう。

そう思い竿を出してみる。

釣れた!
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元気一杯のブラウントラウト。

ルアーなんか見たこと無いぞ!なんて感じの魚が山ほど居た。

凄く楽しかったんだが、目的地はまだ先なので再び走り始める。

峠を越えて、セロカスティージョ村に入る。
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ここで一泊し、翌日は次の街・トランキーロとの中間地点辺りを目指して走る。


ちなみにここからオフロード。

街の出口が上り坂で、勢いよく突っ込んでいったのだが。。。
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登れねーーー!!!

大きな砂利がフカフカの状態で浮いており、ペダルを踏み込んでもトラクションがかからず後輪がスリップする。

諦めて自転車を降りて押して歩くが、カーブの内側の急傾斜な部分では踏み込んだ足が滑る。笑

これ、、、

進めるのか?

そして次に来たのは下り坂。

車の轍部分はコリゲーションという細かいピッチの波状 な起伏で、路肩はフカフカの砂利。斜度が半端ではないのでコリゲーションでも時速が50キロ以上に達してしまう。

もう常にドリフトしていて常にカウンター当てながら走っている状態だ。

操作を誤ればフカフカの砂利に突っ込んで大転倒するか、車に轢かれるか、あるいはガードレールのないカーブの外側へ落ちて行くか。。。

そしてフラットなパートはほぼなく、上りか下りのみ。

ついでにかなりの向かい風が吹いていて、下りのスピードを殺してくれるのは良いとしても、上りが絶望的にきつい。

多分平均時速は5キロちょっと。

必死で路面を見ながらヨタヨタと進んでいくが、あまりの辛さに時々ふと顔を上げる。

ただただ、ひたすらに美しい。
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エデンとキケンは隣り合わせなのかもしれない。

そう言ったのは確か星野道夫だった。

この地点を越えると砂利のサイズが小さくなり、少しはマシになってくる。

が、逆にコリゲーションは増す。

そう言えば出発前、コジャイケに着いて自転車を組み立てている時にこの道を走ったサイクリストからこんなアドバイスを貰っていた。

「全てのネジは増し締めしていった方がいい」

ああ、確かに。

この未舗装路では何が起こっても不思議じゃない。

そしてようやく、何故アウストラル街道は世界一美しい”林道”であるのかを理解した。

途中で一度パンクしてからは写真を撮る気が起きず、ひたすらに漕ぐ。

しかし修理した際にどうしても原因が分からなかったのでチューブ交換だけをしたのだが、どうやら原因がまだタイヤの中に在るらしく、スローパンク気味になっていた。

空気を入れては30分ほど走り、また入れて、走る。

これが本当に疲れた。。。

ちなみに今回履いていたタイヤはシュワルベ社のマラソンという、数万キロをノーパンクで走りきる最強のタイヤだった。(あまりに重いので鉄下駄とも言う。笑)

こいつがパンクするとか、、、何なんだ、ここは。

夜の8時くらいまで漕ぎ続けて目標の60キロを走りきり、道端で野営した。

翌朝。

雨が降っていたが、これはこれで路面が締まって良いかもしれない。

ただ水溜まりだけがネックだが。。。

しばらく走り続けると晴れ間が見え始め、そして氷河由来のターコイズブルーの水を湛えた湖が姿を見せる。

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そのまま湖沿いを走ることしばらく。

目的地であるトランキーロの街に着いた。

凄まじい疲れ方だったので湖の前だけど釣りは無し。

久々に美味しいもの食べたいなぁと思ってキャンプ場近くのレストランへ。

お腹が空いていて写真を撮る前に食べてしまい、慌ててパチリ。笑
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翌日は休憩日にして、翌々日。

次の街、ベルトランドへ向かう。

前日を休憩にしたのはもちろん疲労もあったのだけれど、このトランキーロ周辺が凄く景観が良いとのことで、出来れば晴れの日に走りたかったのだ。

そして街を出ると、思わず写真を撮らずにはいられない風景が続く。
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アップダウンが続いて道は険しいが、登りきったらこれなのだから、頑張ろうという気になれる。

ちなみに僕はほとんど写真というものを撮らないタイプの人間である。

走行中にわざわざ止まってカメラを出す手間もあるし、何よりたくさん撮ると一枚一枚の記憶の重みというか、そんなものが薄まってしまう気がするのだ。

本当は色んな場所でたくさん枚数を撮って良いやつをピックアップする方が効率的で、なおかつ写真も上手になるのだろう。

だけれど、やっぱりそんな撮り方は僕には合わない気がしている。

だから本当に撮りたいと思った場所で、ファインダーを覗きながら吟味し、基本的に最初の一枚しか撮らないという自分のルールでやっている。

しばらく進むと湖の端に着き、そこから流れ出る川が見えた。
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ちょっと竿を出してみたのだが、、、

不発。

この場所を後にしベルトランドへ。

川沿いにキャンプにちょうど良いスペースが有り、テントを張ってまた竿を出してみる。
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が、またも不発。

というかオフロードがキツすぎてまともに釣りする気力が無い。笑

しかし、この翌日は更にハードだった。。。

チリの坂は傾斜がありえないほど厳しいのだが、それが九十九折になって延々と続く。

そして上り坂が終わったと思ったら真っ直ぐ進めないほどの荒れ方をした路面がお出迎え。

流石に厳しいなあと思いつつ路面を見ながら淡々と進んでいると、何かヘンな鳴き声が聞こえた。

あれ、牛と馬はたっくさん道端にいるんだけれど、この声は違うぞ。
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あ、リャマだ!

しかもいっぱい。笑
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何となく癒された気になって、再び苦行に戻る。

ようやく着いた街、コクランはこのアウストラル街道最後の大きな街だ。

つまりこれから南に行く者にとっては最後の現代文明世界である。笑

ちょっと自炊でパスタを連打し過ぎて相当飽きていたので、今日はレストランでも行ってみよう。

そう思い周辺を探索するのだが、、、

どこも空いてない。

というか大きな街のはずなのに人間の数が少なくねーか?
そして更にグルグル回っていると、後から到着したブラジル人サイクリスト二人組に出会う。

ちなみに補給地点が少ないので同じ時期にアウストラル街道入りしたサイクリストはほぼ全員同じ日程で動いている。

なので一緒にご飯食べたりキャンプしたりで10人くらいは全員顔見知りなのだ。

で、色々と話を聞くと街の外れでフェスティバルが開催されており、街の人が全員出払ってしまっているとのこと。

お店もそっちに出ているらしく、ご飯ついでに行ってみることにした。

おおー。
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おおー!
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ブタの丸焼き。

カウボーイハットを被ったオッチャンがデカいナイフで肉を切り落とし、手際良く更に盛っていく。

めっちゃ美味そう!

で、なんとか注文をしようとしたのだが

RYU「これください!」(カタコトのスペイン語

オッチャン「?」

RYU 「これ!」

オッチャン「???

全っ然話が伝わらない。笑

そしてオッチャン、何を思ったのか、ナイフに肉を二切れ刺して、僕の方に差し出してきた。

RYU 「おいくら?」(財布を取り出す

オッチャン「
ノーノー」(ニッコリ

あれ、なんかこれ、、、

お金が無くて乞食してると勘違いされてないか?笑

そして両手に貰った肉を食べ終え、オッチャンにありがとうと言うと。。。

オッチャン「
もっと食え!」(1ブロック

RYU 「あざす!!!」

もちろん、ノーマネー。

ただ皿もナイフもフォークもなく渡されたので、写真が撮れなかった。笑

いやー言葉が喋れなくて得したなんて初めてだ。

なんだか不思議な思いで肉を平らげ、今度は違う場所へ。

なんかご飯っぽいもの食べたいなぁと思い注文するが、、、

RYU「これください!」(カタコトのスペイン語

オッチャン「?」

RYU 「これ!」

オッチャン「???


またか!笑

そして、、、
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まただ!笑

うん、チリ大好き。

流石にお腹が膨れたので退散する。

翌日に備えテントでガサゴソやっていると、、、

女の子「日本人の方ですか??」

と声をかけられた。

なんと偶然隣のテントが日本人だったのだ。

で、今からフェスティバルに行くとのこと。

女の子「一緒に行きませんか?」

RYU 「
行きます!!!!!

その子の友人らしいチリっ娘2人も一緒に会場へ。

この日はお祭りの最終日らしく、バンドの演奏がフィナーレにあるらしい。

そして演奏が始まる。
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そしてステージの前はダンス!ダンス!ダンス!状態。

僕も3人に引っ張り込まれてダンスの輪の中へ。笑

そこから2時間、踊り狂ったのであった。。。




















 コクランからの道のりは想像以上に酷かった。

果てしない悪路、次々に現れる急斜面のアップダウン。。。
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初日と二日目は晴れていてまだ写真を撮る気力はあったが、釣りをする気力が無い。
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そして120キロ先のプエルトユンガイという場所へ。
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ここからは道路が無くなっていて、フェリーでリオブラボーというところに渡ることになる。

リオブラボーの船着き場に着いて、一泊。


翌日。

夜のうちに雨が降りそうだな、とは思っていたのだけれど、朝起きたら案の定ザーザー降り。

次の街でありアウストラル街道終点のオイギンズまでは約100キロで、あと2日だ。

全身びっちょびちょで走っていくと、ちょっと訳の分からないレベルの峠が3つほど連発で襲ってくる。

景色も霧で何も見えないし、もはや心を無にして走って越える。

するとちょうど中間地点を過ぎて道が平らになり、追い風も吹いてきた。

よし、この勢いで野営地を探そう。

そう決めて進んでいく。

だが何処を見ても雨をしのぎつつテントを張れそうなところがない。

ここでもない、あそこでもない、そんな感じで進んでいくと、もう既に10キロも進んでしまっていることに気づいた。

途端にふとこんな考えが頭をよぎる。


「これ、行けちゃうんじゃね?」

かなり無理することにはなるが、着くことができれば3日ぶりの街だし、一日分多く休憩できる。

でもあと40キロだぞ?行くのか?

。。。行くぞ!笑

きっと疲労と雨で発狂気味だったのであろう。

街への渇望が僕を動かした。笑

そして全力のハイペースで2時間駆け続け、ようやく街に。

目についた最初のキャンプ場に飛び込んだ。

オーナー「相当に疲れているみたいだな」

RYU「リオブラボーから一日で来たもので」

オーナー「アホか!!!

そんなことをやった人間は過去数人しか居ないらしい。

いや、うん、確かに未舗装100キロなんぞやるもんじゃない。笑

そしてテントを張っていると、オーナーが僕以外に2人の

日本人客が居ることを教えてくれた。

そして出会ったのが、TさんとRさんだった。


旅において大事な何かに気づく瞬間というのがあるように思う。

それはアフリカにおいてはゾウと目があった瞬間であり、スイス人のオッサンと出会った時だった。

アラスカにおいては最後の夜にオーロラを見た時であった。

そんな瞬間がもしこの最果てへの旅にもあるとしたら、それはこの2人に出会った瞬間なのだと、何故かふと思ったのだ。

彼らはサンティアゴで出会い、そこで自転車を買ってプエルトモン(アウストラル街道の始点)からスタートしたとのことだった。

これから街で自転車を売り払い、ヒッチハイクでサンティアゴへ戻るんだと。

そしてTさんは日本へ、Rさんはニューヨークへ向かうとのことだった。
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翌日にフェリーのチケットを買いに行ったのだが次の日のチケットは売り切れだそうで、次の次の日のチケットを買う。

計3泊もオイギンズに居ることになってしまったので、随分とのんびりした。
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(これ、Rさん手作りの将棋。完成度に脱帽)

たくさんの話をした。

これまでのこと、これからのこと。

何を思ったのか。

今はまだ書くまい。

言葉にすることで概念は1つの方向に収束してしまうからだ。

それを解きほぐし、新たに練り上げることは難しい。

言葉が意味をもって立ち上がってくるまで、待つのだ。


長居してしまったオイギンズを後にし、2人と別れを告げてフェリー乗り場へ。

ここがアウストラル街道の終着点だ。
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フェリーに乗り込み湖を行く。
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フェリーに乗ってしばらく行くと、オイギンズ氷河が見えてきた。
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巨大な、圧倒的な質量を持った氷塊が一気に押し寄せ、その瞬間に時間を止めてしまったような、そんな風景。

人の、いや個の生命体の時間の尺度では計りきれない水の輪廻。

初めて、悠久という言葉の本当の意味を知った気がした。

途中、船員の人が氷を取りに行ってきた。
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そしてこの氷でウィスキー。
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そして、爆睡。笑

しばらくしてフェリーは対岸の港につき、そこでキャンプ。


翌朝。

テントの入り口を開けるとちょうど朝日が昇るところで、どうにか天気が晴れそうだった。
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この日はもはや林道ですらなくトレッキング道を突き進む過酷な日の予定だったので安堵する。

まずはしばらく悪路ながらも何とか自転車に乗れる未舗装路を走っていく。
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途中、チリのイミグレで出国手続き。
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悪路悪路と聞いていたのでヤバイかなと思っていたのだが、そうでもなくアルゼンチンとの国境までは行けた。
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しかしここからがこの道の真骨頂。

深さ30センチはある泥濘、倒木づたいの川渡り、急斜面のアップダウンに点在する大岩。
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ちょうど同じ時間にトレッキング道入りしたソロのアメリカ人女性、エマさんと協力しながら越えていく。
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たまに一人じゃほぼほぼ不可能な所もあったりして、ソロじゃなくて良かったなあと。

トレッキング道自体は6キロくらいしか無いのだが、3時間かけての突破だった。
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ようやくフェリー乗り場まで着いて、エマさんとハイタッチ。
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本当は湖の奥にパタゴニア最高峰であるフィッツロイ(パタゴニアの服のロゴにもなっている)が見えるはずだったのだけれど、雲がかかっていて残念。

しかしともかく、天気がもってくれて良かった。。。
もし雨だったら地獄どころの騒ぎではない。

その後続々と同じ日程で動いていた人たちが合流し、みんなでフェリーに乗って対岸へ渡り、一泊した。

さあ、これにてアウストラル街道編は終わり。

ここからは、いざ、最果てへ。

   

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