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ベイト初心者によるベイト初心者のためのベイト道 その2

ここまでのあらすじ

バス釣りの延長で、アブ、アンバサダーを手に入れたはいいが、5000クラスは6ftロッドでは使い辛く、友人のスコーピオンアンタレスと交換したねこヒゲ。

かくも、世はシーバスブームになりつつある時代だった!





その2 スコーピオンアンタレスのシーバスデビュー






98年頃と言えば、バスでは常吉リグが流行し、メガバスが一世を風靡し、POP-XやDOG-Xは他社マイナールアーと抱き合わせで販売されて、皆しぶしぶそれを購入していた時代でした。


私はそれまで、ベイトリールは船釣りか、「ベイト好きな人が」使うものという認識で、全く手を出しておりませんでした。

しかし、1ozクラスのルアーを使用する上で、ベイトは必須。(※当時スピニングのヘビーロッドは高額で、品数も少なかったです。

そこで一念発起し、ベイトリール、ロッド共々一から初めてみた訳です。


が、当時のベイトリールは今のように道具がアングラーをアシストしてくれる物はハイエンドクラスしか無く、12gのルアーを投げた後に調整をせず7gのルアーを投げると、サミングを忘れた際一発でバックラッシュが当たり前のように発生していたのを覚えています。


その中でも、アンバサダーと交換したスコーピオンアンタレスは、大変優秀な作りで、上記のように使用し、サミングを忘れてもバックラッシュする事が激減しました。(それでも0にはならなかったです。


また、ベイトの「巻き取る力」が小型スピニングに比べて非常に強く、スピニングでは獲る事が出来なかった60cmの雷魚も軽々と釣る事が出来ました。

そんなベイト道を進み出した頃、忘れもしない2つの事件が起こります。


ある日友人から

「シーバスやりに大阪湾行こうぜ!」と誘われたのです。

当然、最初はスピニングタックルだけで行きました。



が、


釣れない…。



全然釣れない…。



アタリすらない…。(セイゴは釣れますが…。




それもその筈。

私が今までやってきたルアー釣りは、水深がせいぜい3mまでの所。

大阪港で、シーバスゲームを行う場所は、殆どが水深4m以上ある岸壁ばかりだったのです。


そりゃあ、淡水用のバスルアーや、12g前後のフローティングでは、シーバスのレンジに届かない訳だ。

当時は高校生という事もあり、遅くとも夜10時迄には帰宅しなければならず、港の喧騒が収まり、船舶の往来が無くなり、シーバスが捕食のために浮いてくるには時間的余裕が無い…。


そんな時、1人のシーバスアングラーと出会う。


彼は、ベイトタックルで、ダイワのジグ、ファントムを使ってシーバスを狙っていました。

ルアーも私よりか1回りも2回りも大きなモノを使っている!


早速、話を聞くと、やはり、スピニングでは中型以上、(私はその時、ダイワのジュピターZの100番台を使用していました)パワーとキャストの兼ね合いからロッドも8ftから11ftは欲しいとの事。


金銭的余裕も無く、新しいタックルを買うことが出来ないと言った私に、そのアングラーは「ベイトタックル持ってる?」と聞いてきた!


あります!スコーピオンセットが!!


バスタックルでもシーバスに転用できるのが、ベイトタックルだったのです。



彼は釣り方を親戚に教えてくれた。

特に驚いたのは、ベイトでのアプローチは、ロングキャストではなく、垂直護岸の足元や、目の前にある杭、テトラの切れ目等で、糸巻き量はそれ程要らなかった事です。


どのようにして攻めるのか。



今では「岸ジギ」というカテゴリーが存在し、専用ルアーも売っていますが、当時は20〜30gのファントムを加熱して曲げたり、削ったりしてチューニングし使っていたのです!!



私は翌週の夕マズメにスコーピオンセットを持ち、教わった通りにやってみると…。




わずか2時間程で50〜60前後のシーバスを6匹釣る事ができた!


シーバスが居るレンジにアプローチし、適切なルアーの動きをさせる事が出来たからです。


PEが無い時代、1ozクラスのルアーがフルキャストでき、流れの中でも接地間がダイレクトに判るベイトタックルは、シーバス初心者にとってはベストアイテムだったのかもしれません。





そして、もう1つの事件はその数ヶ月後に起きます。


いつものように、シーバスをヒットさせ、パワー任せにファイトしていたところ…。






メリッ






あ、今嫌な音がしたな。









バット部割れてる!!





今のように小継のシャフトが無かった時代、シャフトは仕舞寸法が1.2m近くあり、ライジャケの後ろから吊り下げるスタイルも存在しません。

シーバスを釣った際、大きければ周りに釣り人が居ればその方にタモをお借りしたり、手伝っていたただいていましたが、1人の時はほとんどブチ抜いていました。


そのため、使い過ぎて破損してしまったのです。




後日、釣具店に行き、修理費用を聞くと…。



8ftのシーバスロッドが買え、更に中型スピニングが買える金額でした。




こうして、ベイトタックルでのシーバスライフは1度幕を閉じるのでした…。




その後、スコーピオンアンタレスは、クロダイの落とし込み、ダンゴ釣り、メジナのカゴ釣りリールになったのです。








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