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ゆなじろう

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たまには真面目ログ

  • ジャンル:釣行記
いつものシャローにあるピンポイント。
そこには一つの流れが出る事がある。
滅多に現れることなく、またその流れが出る条件もいまだに謎のまま。

その流れの最中に自己記録を釣ったのは、もう4年前か。
何時からかその流れを

「奇跡の流れ」

と勝手に呼んでいる。

ココ最近はそのピンポイントで腰を据えて釣りをすることはほとんど無かった。
震災以降、地形が変わり反応が激減したためだった。

しかし、この秋に久し振りに多数の反応があったことから、干潮時にピンポイントの周辺へ無理矢理立ち込み、地形を再確認したところ以前合ったピンと成りうるモノが確認できた。

そして二日後に再びそのピンへアタック。

しばらくは、いつもの流れの中でそれなりの反応を楽しんでいた。
下げ7分辺りか?突然沖目に潮目が現れた。
フルキャストでやっと届く所から、みるみる近づいてきて、最後はほんの竿先ほどの距離に。
ルアーを流して初めて分かるその違和感。

「奇跡の流れ」

やっと現れてくれた!

その流れの中にある、人知れず佇むピンポイント。
そこをきっちり流せないとサイズは一切出せない。
でも、その流れにさえ乗せればワンキャストワンヒット状態にはなる。

上流側にあるピンで80チョイのランカーを一本。
その後そのピンでは一切反応が無くなり、下流側のピンへ再アプローチ。
まだまだ
「奇跡の流れ」
は続いている。

この下流側のピンこそ自己記録魚が着いていた場所。
数投目にしてやっと綺麗にピンへ流せた時にヒット!
流れに乗って一気に走る!
一瞬エイか?と思ったが、食わせた場所とレンジからシーバスと確信。
うるさいほどにドラグが唸り、30メートル程走られたところでやっと最初の首振りの感覚。
そこからは主導権を渡さないように、シャローへ誘導しながらこちらへ寄せようと試みる。
頭をこちらに向かせるところまでは良かったが、一向に流れの中から出て来ない。
自分がシャローへ後退りすると、その分ドラグが出てしまう。
シイラのお散歩状態が分かるだろうか?
まさにその状態。
こちらが何をしても、魚は流れに逆らいつつも悠々と泳ぎ続けている状態。
少しの恐怖心と、想像出来ない魚のサイズに心が躍る。
しかし、今自分が居る場所と魚の間には、かなり危険な地形変化がある。
ドラグを手で押さえると、ライン切れちゃうよな?
ドラグを締め込んで無理矢理なんとかするか?
こっちから地形変化まで行って仕切り直すか?
少しずつシャローに後退しながら色んな考えが巡っては消えていく。
そして何の前触れもなく、フッとロッドが軽くなる。
何が起きたのかすぐに理解し、ルアーのないラインを回収してしばし茫然自失。

今回ばかりは、魚への申し訳無い気持ちより、穫れなかった悔しさでイッパイだった。
シーバスで初めて感じたエイの如きトルクとシイラの様な泳ぎの強さ。

あれが何センチ位だったのか?

この先再びあんな魚を掛けることがあるのか?

これからのこの釣りに、また一つの楽しみと苦しみを与えてくれた魚に今こそ感謝と謝罪を。

この話・・・
俺のいつもの釣りを知っている、ごく数人が信じてくれれば良い話です。
なので、釣果写真なんてありません。

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