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▼ 酒屋の店主②

  • ジャンル:仕事
どうも♪　先ほど社員証を自宅に忘れて(初めて)危なく会社に閉じ込められそうになったさくパパです（笑）
運良く一人だけほかの部署に上司が居て一緒に退社したので事なきを得ました☆
これからは気をつけますＯｒｚ


以前 『酒屋の店主』と言うタイトルでアップした所、予想以上のコメントや反響が多かったのでその一年半後の事をご報告いたします。

これまでの経緯を知らない人がいると思うので恐縮ですが載せておきます。　　前回ログ↓
 
今日、いつも利用している酒屋の前にある郵便ポストに葉書きを出す用事があった為、仕事帰りに少し遠回りして店の前で投函し、このまま帰るのも何だから店の中へ入りいつものウイスキーのコーナーに行き、いつもの同じ様な酒を手に取り　(バランタインは何本買った事か、、、)　一番奥のカーテンで少しだけ隠れている店の在庫や売り上げ等を管理しているパソコンの前に座っている人間の違いに直ぐ気がついた。

配達は専ら店主だけが担当していたので、勿論その時は会う事はなく、
行く度に会わないまでも、会えば必ず「毎度さんです♪」と声を掛けられ、暑い時は「今日は暑いね～」とか軽い世間話を交わす程度で、時には酒類業界の深い話もして、慣れすぎて全く話をしない事もあった。

レジで会計をしていた時、気になったので最近漸く慣れてきたなと思うようになった若い兄ちゃんに聞いてみた、、「若しかして店長辞めたの？」
するとその店員は少し顔を曇らせ必要最低限の言葉で解かり易く辞めた経緯を話してくれた、、、
どうやら病気を患っての決断だったらしい。

確か昨年の秋くらいに店主が年明けに店を辞めると言う事を風の噂で聞いてはいたが、年が明けてもいつもと何ら変わらず自分と接していたので、ただのガセ情報だとさえ思っていた矢先の出来事だったので、ついにこの時が来たんだと初めて気が付いた。

たった８年弱の間柄だったけれど、いつも店に居て当たり前の人が突然姿を消してしまうとやっぱり寂しい、、正直言って悲しい。

これから自分と同世代　いやおそらく年下であろう新しい雇われ店主と馴染みになるのは時間が掛かりそうだ。


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先日、仕事帰りに近所の酒屋でビールや酎ハイなどを買いに行くと、見覚えのある車が停まっていた。

もしかして

店に入ると懐かしい人が今の店主と立ち話していた！
咄嗟にどうも！っと挨拶すると、自分に気が付いた元店主がその会話を一瞬で止めて思いっきり手を振ってくれた。

直ぐに駈け寄り久しぶりの再会に嬉しくなり、店をやめた経緯や近況を話し合った。
体調を崩した事にはあえて触れなかった、いや触れたくはなかった。
折角会ったのだから以前のように世間話だけをしたいと思った、、、

やはり店主を退いた理由は、定年を迎えた事がいちばんの原因でこの業界の厳しさも淡々と口にして、周囲を見渡すと、世代交代が顕著に現れ、定年前の人でもかなり圧力が掛かる事も話してくれた。

元店主　『まだこの店をひいきにして買ってくれてるのかい？』

さくパパ『今も買いに来ていますよ』

心の中で『また復帰しないんですか？』と叫んだ　　絶対に無理な願いだ

店主やアルバイト店員はいつもと全然違う自分のテンションの高さに戸惑ったに違いない!?

それもそのはず、店主が居なくなりただ必要な物だけを買い、特に世間話をする事もなくこの一年半が経過していたからだ。

どんなに時間が経過しても、昨日の出来事のように思えて不思議な気持ちだった。


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昨日、閉店間際に行って来たが、アルバイト店員が居たにもかかわらず、いちばん奥のパソコンに向かっていた店長自らレジを打ち始めた。

彼は何か察したのだろうか？　それともただの偶然・・・

まあそんな事はどっちでもいい

最後に店長の目を見て、笑顔で「どうも♪」と一言挨拶して店を出た☆

自分がその男を認めた瞬間だった・・・

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