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ショータ・ジェンキンスです。 ようやくfimoの触り方を理解してきました。 皆様よろしくお願い致します。

ヨーロッパ遠征2014 甘く切ないブラウニー

ロンドンでの釣行や撮影も一段落し、帰国して依頼ずっと訪れたかった場所への釣行が叶いました。お目当てはブラウントラウト。それも、英国らしいチョークストリームでもなく、なんと街中を流れる川や用水路に息づいている都市型のブラウニー。文字通りのストリートフィッシングです。勝手にヨーロッパのストリートフィッシングに一番精通している日本人と自負している手前、釣らない訳には行きません。

この場所でトラウトが釣れると知ったのは実は相当昔のことで、僕が20歳の頃にイギリス国内を一人旅していた時でした。ユースホステルを点々としていた時、その庭を流れる水路があり、ウロウロしてるうちに出会ったのが釣りをする少年達。パンで鱒を釣る少年を見た衝撃はなかなかのものでした。

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そんな場所へこんな形で帰って来れるのはとても幸せなこと。釣りをするための旅に見えますが、大体旅には何か他に目的が合ったり、昔の何かをもう一度見たり感じたりしたい場合がほとんど。で、ずっと釣りばっかりしているものだから、自然とどこへ行っても釣りをしてしまうのです。ここウィンチェスターでのトラウトフィッシングは、自分にとってどこかノスタルジックな釣り。

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不思議なことに、アップにキャストしたルアーにはあまり反応せず、ゆるめのチェイスがあるぐらい。これは昔から。しかしそれがクロス気味になったり、U時にたゆんで流れていたラインが絞られる瞬間(わかりますかね?w)にブラウンのバイトは連続します。日本の渓流のイワナやヤマメとは全く違う感じで非常に興味深いのです。彼らはアップに投げて早巻きやトウィッチで食わせるイメージなのですが、ブラウンやレインボーなどの海外組はダウンクロスの方がお好みなのでしょうか。この街ではフローティングのミノーを歩道脇の土管から下流に流して、トウィッチしながら巻き上げてくるという、アンダーグラウンドなテクニックもあります。

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非常に天気が良かったこともあってか、そんなに活性が高くは感じませんでしたが、僕も同行者も終始魚の反応があり、程よく魚に触れるChilな釣り。TULALA若手のマサ君に教わった言葉ですが、とても使いやすい言葉だなぁと。ブラウンは魚食性が非常に強いので、色々試しましたし、この川だけの話しかもしれませんが圧倒的にミノーに軍配が上がります。パンで子供に釣られてる割には意外な一面ですが、特に良型を狙うのなら尚更ミノー。この日はスミスのDコンタクトが大当たりでした。

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まだまだ釣った事のない魚もたくさんいる僕でも、様々なタイプの魚を釣って来ました。その中でもトラウト族はとても正直な魚だなと改めて感じました。一度補食スイッチがONになれば、たとえ足下だろうが果敢にルアーを追いかける。管理釣り場の魚はまたわかりませんが、バスやその他のゲームフィッシュに比べると、リアクションや興味本位ではない『本気食い』が多い様に思うのです。もしくはどんなバイトも狙い澄ましてから行動に移すためそう思うのかもしれません。バスが猫っぽいと感じるなら、トラウトは鳥といった感じ。目も良さそうだしね。

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カラー意外はプロダクティブモデルとしてGOの出ていたポルタメント170のPV的な撮影も試みた今回のデイトリップ。ここぞというところで美しいブラウンに出会うことが出来ました。水面直下でヒラを打つミノーに、水面爆発バイト。豪快なジャンプも決めてくれて、キラキラと舞う水しぶきは強烈にまぶたの下に焼き付きました。こうしてまた生まれてしまったノスタルジックの断片。これを追いかけて、もしくはまた取り戻すために、この川に戻ってくるのでしょう。僕のMigrationは鱒や鮭にも劣ってはいないようです。

ROD: Portamento170, TULALA
REEL: BIOMASTER 2500S, shimano
LURE: D-contact, Smith

 
 

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