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ショータ・ジェンキンスです。 ようやくfimoの触り方を理解してきました。 皆様よろしくお願い致します。

一枚の写真 釣り人生の始まり

僕が初めて海外で釣りをしたのは小学校6年生の頃だったと思う。アクアライフ(熱帯魚雑誌)で企画されていた熱帯魚採集ツアーに行きたいと泣きわめいたのだが、確かその場所が治安が悪く、そもそも子供ひとりで行けるハズがないと泣く泣く断念。そんなある日母親がどこからかもらってきたツアーパンフがきっかけだった。母親の一言で、また自分の眼に光が宿るのを感じた。


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「オーストラリアには熱帯魚いないの?」

あれよあれよと話は進み、自分と父親にとって初めての海外旅行が実現した。手探りの旅。すっかり父親がオーストラリアにハマったおかげで、その年から数回オーストラリアに行った。段々と現地の雰囲気を掴み、日本語ガイドなしでも釣りのツアーに参加が出来る様になった。ちなみに僕が生まれて初めて喋った英語は「カップラーメンはどこですか?」なんだけどね。

この写真は確か中学2年の時のもの。その前の年にテリー(右)にガイドしてもらった時、ほぼ毎日、日本で釣りばかりしていた当時の自分は相当な釣り神童に見えたらしく、「お前は絶対釣りのプロになれ!」と怒った様な顔で何回も言われた。この時の言葉は未だに頭のどこかに残っていて、今の原動力だったりする。

そしてその1年後、釣りだけでなくバスケやら彼女やらにうつつを抜かしていた僕のテクニックは驚く程に落ちてい様だ。「本当に同じショータか?」と、青ざめたマジ顔で言われた時はものすごく寂しかった。外国人って本当にはっきりモノを言うんだなと思った(苦笑)

中学の英語の先生に釣りの写真をまとめたレポートを失くされて、もう当時の魚の写真は一枚も残っていないと思っていたのだけれど、大掃除をしていたらこの1枚だけ出てきた。少しジーンとした。

前にもどこかで書いたけど、そしてどこかで聞いた様なセリフだけど、人生とは旅だと思う。旅をしているうちにその旅の目的は果たされ、気づけばまた新しい旅の理由が生まれる。理由は何でもいい。

今度はまたここに帰ってこよう。

またこの人達に会いに来よう。

いつか必ずここに連れてこよう。

そしてまた新しい旅を続ける。まるで人生だなぁ。
いつかに逃した大きな一匹が残した鳥肌と、周りに聞こえてしまいそうに速くなった鼓動をまた味わうために釣りを続けるようなものだから。

海外に行こうと決意した時も、釣りを仕事にしようと思った時も、釣りで人を幸せにしたいと願う今も、この瞬間があったからなのだ。まるで旅に出るためのチケットみたいな写真だ。

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