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九分九厘、0909隅田川

台風が待望の雨を運んできてくれたので、ロッドを手に出かけました
 
途中で忘れ物を取りに二回も自宅へ戻ったために
予定してた荒川には地合に間に合いそうもなく、隅田川の中流域へ
 
途中の支流筋を覗き込んでみると
 
 
!?
 
 
ハゼらしき小魚がかなり死んでる
これはアレだな、、、、、。
 
隅田川のような都市型河川をホームにしているかたには常識ですが
この川に流れ込む水の約52%は人口排水なのです
つまり半分以上が下水を水再生センターで処理された排水
 
汚ねえ!と思うかもしれませんが
 
もちろん、自然界に流しても良い基準値に処理されてますから
その水自体は汚いと言うレベルのものではありません
 
むしろ、安定した温度と水質の水が常時供給されているので
四季の変化はあっても、他の河川よりも釣りには好条件なんですね
 
 
一方、大きな問題も抱えています
 
東京のようなコンクリートジャングルでは雨が降っても
土に吸収されることなく、そのまま下水道に流れ込み
汚水と一緒に水再生センターで濾過されるのですが
 
その処理能力には限度があるために、ゲリラ豪雨や台風など
一時間辺りの降雨量が50mmを超えるとオーバーフローして
そのまま河川に流れ込んでしまうと言う結果になってしまいます
 
今回の台風では、都心を中心に67mmの豪雨であっさり溢れ
そのまま日本橋川や神田川、目黒川などに下水が流入したんですね
 
 
そうなると、どうしようもありません
 
下水混じりの大量の水が、渇水期で溜まった底のヘドロを巻き上げて
グワングワンと都心の小さな川を流れて行くのですから
 
水中の溶存酸素量は一気に下がり、魚の生きられない水が生まれてしまい
ハゼのような移動の少ない魚はあっさりと死んでしまいます
 
 
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コンクリート護岸の都市型河川では逃げ場もなく
真夏から秋にかけてはこんな光景が時々起こるのです
 
大量死の原因は他にも東京湾で良く発生する青潮(貧酸素水塊)
と言うのもあるのですが、その話はまたいずれ。
 
 
当然この状況ではシーバスも非常に難しいはず
一瞬、地合に遅れても荒川へ行くべきか迷ったが
 
ただ、今回は支流筋でしか起きていない現象と読んで

 
 
支流筋から瀕死のベイトが流されてくる
 ↓
本流で待ちかまえていたシーバスが捕食
 ↓
そこにルアーを通すとヒット
 ↓
(゚Д゚)ウマー

 
 
って、ならないかな〜なんて甘い期待で釣り開始
 
本流は満潮過ぎとあって、水位が高く
そんな悪い水も少しは薄まってくれないかなと期待
 

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そんなに甘くありませんでした
 

 
下げ始めから、下りつつランガンして行ったのですが
本流も白っぽく濁っていて、全く魚の気配が感じられず
 
持てる限りのルアーを総動員して、橋脚からヨレ
表層からボトム、ストラクチャや台船周りまで叩きまくって
 
 
セイゴの3バイトだけ orz
 
 
ここに居なきゃ、どこに居るんだ!
的な鉄板ポイントですら全くの反応無し

 
下り下ってAiSさんの所までやってきたので
しばらく雑談とお土産をいただきました
 
AiSさんとお別れした後に先日の浮きストラクチャと
最近好調の鉄板ポイントをのぞいてみたけれど
 
どう頑張ってもこれは無理と諦めて竿を畳みました
要するに回復してなかったってことだね、うん。
 
 
 
いやー、釣れない理由を長々と解説するのは疲れるわ!

 
 

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