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▼ エサ釣り礼賛大絶賛
- ジャンル:日記/一般
- (釣り?)
ようやくワールドレコードの件で
エサの話が解禁されました。
僕が感じていることを書かせていただきます。
エサとルアー、釣りに貴賤はありません。
ルアー大会ならともかく、
ルアー業界に居る人間がエサを非難することは当然許されません。
世界中、どこへ行っても
『釣り』といえばエサ釣りのことを指します。
世界記録のルールにはエサは違反とはされてません。
エサで釣る行為を非難するとしたら、
この国の一部のルアーの方だけです。
イトウのときもどこかで書いてますが、
本当の記録サイズと向かい合ったときは
『観察』が全てです。
エサで釣ろうとして、果たして全ての魚が釣れるでしょうか。
イトウのとき、8尾の河口イトウ全てにウグイは無視されました。
逆に上流部ではウグイを追いかけていましたので、
これは釣れたかもしれません。(こっちはすでに納竿してましたが)
バスでいえば、50cm台までは確かに簡単にエサで釣れるかもしれません。
ところが70cm、そして90を超える大型のバスはエサの方が難しいときが多いと思います。
理由は、本当に、地球上における記録的な魚と対峙した際には
『立ち位置』『糸の扱い方』だけがすべてだからです。
ハチマル、キュウマル、ヒャクマル(笑)の話が当たり前になったこの機会に、
封印していたお話をさせていただきます。
あるとき(06年の5月だったはず)岡山の丸畑氏から電話がありました。
「仕事があるので帰らなきゃなりませんが、目の前のエリアに1m近いバスが居るんです。代わって仕留めて下さい」
と言われました。
友人の結婚式の一次会と二次会の間のことです。
二次会を途中まで出て、その後すぐに帰り、
当時の感覚で重量をアカメ換算してGTタックルとGTルアー、
そしてエサのための仕掛けを用意し、
釣れた場合のルアマガ表紙の約束まであらかじめ取り付けて
僕は現場に行きました。
呉さんにも内緒で。(後日バレて一生呪われてます。)
現場のちょっと小高い場所に登り、丸畑氏は木の枝を1mに計って切りました。
「これ投げると並ぶんですよ」と言いながら彼が棒を投げ込むと
魚が出てきて、確かに棒と並びます。
「普通のビッグベイトじゃ出てきませんよ、この木片よりもっと大きいやつだと出ます。」
と言って、大きめの木のカケラを持ってきて投げ込みました。
やはりバスは浮上してきます。
「エサだとどうでしょう。」
といってブルーギルを釣って投げましたが、小さすぎたのか出ても来ません。
結局このときはフライ気味に投げ込んだGTルアーだけに反応しました。
そこで翌朝、後輩を連れて行き、目の前を通った50センチのバスを釣ってエサにしました。
このバスでの後輩の笑い話はありましたが省略。
痩せてはいましたが、2kg前後のバスですから、足下にしか投げ込めません。
しかし、何の縁かその僕らの足下に、彼(彼女?)は現れました。
似たような距離だったため、以前の桁違いサイズのビワコオオナマズを思い出しました。
(http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=22909&log=20040615参照)
「これは釣れんわ」
ウロコはボロボロで目の周りも白く、おそらく耳も遠いであろう、その老体。
ビワコオオナマズもバスも、寿命まで生き抜いたフィッシュイーターの最期というのは
こういうもんなんだ、と感じました。
その大きさに恐怖はありましたが、それ以上に、釣れるビジョンが見えない。
そんな魚です。
50センチのバスは確かにエサとしてグッドなサイズでしたが、
その巨大なバスは、現れたあと10秒もせずに沈んで行き、
GTルアー(ちなみにテクノガーラの黒)に出てきたときよりも短いチェイスでした。
このとき以降、自分にはそのようなバスを狙う資格がまだない、と感じて
狙うのをやめました。
この話を信じようが信じまいがどうでもいいのですが、
立ち位置、そしてラインの角度が問題でした。
ラインを魚に見せないようにしていたのですが、
魚が動くので、制御は不能です。
ラインはルアーなりエサの延長線上、なくてはならないものです。
そして、引くための間合いが要ります。
ルアーもエサも、人間の身長では水面で8の字すら描けないサイズゆえ
足下ではどうしようもないわけです。
皆さんならどうされます?
その身体を見ても細いラインを使えますか?
そして、最後のキモとなる
★ルアーは思いどおりに動かせる
★エサは思いどおりに動かせない
この二つ、どこまでクリアできるでしょうか。
釣りという遊びの極意として
すべて立ち位置とラインという糸状の物質の扱い、捌き方です。
エサは簡単に追われそうですか?
そう思われた方は70以上のバスの居る場所で実際何日かかけて
やってみて下さい。
どのエサが食われやすいのか、追われやすいのか、
それを知っていれば、ルアーのチョイスにも幅が出ます。
知らなければ流行のルアーを追いかけていればそれでいいですし、
エサ釣りを非難する必要はありません。
要は、エサを非難することは、
『必要のない争い』の種になることをしている気がしてならないわけです。
やってみてから言うのは意見ですが、
やってない、知らないのに言うのは…なんなのかわかりませんが、
とりあえずこういう話もある、ということで。
明日からしばらく留守にします。
四国か北海道南西部、もしくは東北かスカンジナビア半島にいます。
偉そうなこと言って申し訳ございませんでした。
エサの話が解禁されました。
僕が感じていることを書かせていただきます。
エサとルアー、釣りに貴賤はありません。
ルアー大会ならともかく、
ルアー業界に居る人間がエサを非難することは当然許されません。
世界中、どこへ行っても
『釣り』といえばエサ釣りのことを指します。
世界記録のルールにはエサは違反とはされてません。
エサで釣る行為を非難するとしたら、
この国の一部のルアーの方だけです。
イトウのときもどこかで書いてますが、
本当の記録サイズと向かい合ったときは
『観察』が全てです。
エサで釣ろうとして、果たして全ての魚が釣れるでしょうか。
イトウのとき、8尾の河口イトウ全てにウグイは無視されました。
逆に上流部ではウグイを追いかけていましたので、
これは釣れたかもしれません。(こっちはすでに納竿してましたが)
バスでいえば、50cm台までは確かに簡単にエサで釣れるかもしれません。
ところが70cm、そして90を超える大型のバスはエサの方が難しいときが多いと思います。
理由は、本当に、地球上における記録的な魚と対峙した際には
『立ち位置』『糸の扱い方』だけがすべてだからです。
ハチマル、キュウマル、ヒャクマル(笑)の話が当たり前になったこの機会に、
封印していたお話をさせていただきます。
あるとき(06年の5月だったはず)岡山の丸畑氏から電話がありました。
「仕事があるので帰らなきゃなりませんが、目の前のエリアに1m近いバスが居るんです。代わって仕留めて下さい」
と言われました。
友人の結婚式の一次会と二次会の間のことです。
二次会を途中まで出て、その後すぐに帰り、
当時の感覚で重量をアカメ換算してGTタックルとGTルアー、
そしてエサのための仕掛けを用意し、
釣れた場合のルアマガ表紙の約束まであらかじめ取り付けて
僕は現場に行きました。
呉さんにも内緒で。(後日バレて一生呪われてます。)
現場のちょっと小高い場所に登り、丸畑氏は木の枝を1mに計って切りました。
「これ投げると並ぶんですよ」と言いながら彼が棒を投げ込むと
魚が出てきて、確かに棒と並びます。
「普通のビッグベイトじゃ出てきませんよ、この木片よりもっと大きいやつだと出ます。」
と言って、大きめの木のカケラを持ってきて投げ込みました。
やはりバスは浮上してきます。
「エサだとどうでしょう。」
といってブルーギルを釣って投げましたが、小さすぎたのか出ても来ません。
結局このときはフライ気味に投げ込んだGTルアーだけに反応しました。
そこで翌朝、後輩を連れて行き、目の前を通った50センチのバスを釣ってエサにしました。
このバスでの後輩の笑い話はありましたが省略。
痩せてはいましたが、2kg前後のバスですから、足下にしか投げ込めません。
しかし、何の縁かその僕らの足下に、彼(彼女?)は現れました。
似たような距離だったため、以前の桁違いサイズのビワコオオナマズを思い出しました。
(http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=22909&log=20040615参照)
「これは釣れんわ」
ウロコはボロボロで目の周りも白く、おそらく耳も遠いであろう、その老体。
ビワコオオナマズもバスも、寿命まで生き抜いたフィッシュイーターの最期というのは
こういうもんなんだ、と感じました。
その大きさに恐怖はありましたが、それ以上に、釣れるビジョンが見えない。
そんな魚です。
50センチのバスは確かにエサとしてグッドなサイズでしたが、
その巨大なバスは、現れたあと10秒もせずに沈んで行き、
GTルアー(ちなみにテクノガーラの黒)に出てきたときよりも短いチェイスでした。
このとき以降、自分にはそのようなバスを狙う資格がまだない、と感じて
狙うのをやめました。
この話を信じようが信じまいがどうでもいいのですが、
立ち位置、そしてラインの角度が問題でした。
ラインを魚に見せないようにしていたのですが、
魚が動くので、制御は不能です。
ラインはルアーなりエサの延長線上、なくてはならないものです。
そして、引くための間合いが要ります。
ルアーもエサも、人間の身長では水面で8の字すら描けないサイズゆえ
足下ではどうしようもないわけです。
皆さんならどうされます?
その身体を見ても細いラインを使えますか?
そして、最後のキモとなる
★ルアーは思いどおりに動かせる
★エサは思いどおりに動かせない
この二つ、どこまでクリアできるでしょうか。
釣りという遊びの極意として
すべて立ち位置とラインという糸状の物質の扱い、捌き方です。
エサは簡単に追われそうですか?
そう思われた方は70以上のバスの居る場所で実際何日かかけて
やってみて下さい。
どのエサが食われやすいのか、追われやすいのか、
それを知っていれば、ルアーのチョイスにも幅が出ます。
知らなければ流行のルアーを追いかけていればそれでいいですし、
エサ釣りを非難する必要はありません。
要は、エサを非難することは、
『必要のない争い』の種になることをしている気がしてならないわけです。
やってみてから言うのは意見ですが、
やってない、知らないのに言うのは…なんなのかわかりませんが、
とりあえずこういう話もある、ということで。
明日からしばらく留守にします。
四国か北海道南西部、もしくは東北かスカンジナビア半島にいます。
偉そうなこと言って申し訳ございませんでした。
- 2009年7月4日
- コメント(1)
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小川さんの意見と自分の意見はパッチリ同じです^^
応援してますので、がんばってください!!
kis