ある日のこと…







僕はそわそわしていた。






頭を駆け巡るのは今宵のことばかり。


「いいのに会えるかな。」











実は僕は去年受験生だったこともあり(今年もなのだが)
去年はほとんどナイトゲームに出れていない。




だから今日は実際半年ぶり以上の夜の鱸釣りだった。











夕飯を取った僕は足早にホームフィールドである川内川に向かった。




久しぶりの夜の川だから、今の状況は全く分からない。








まずはベイトを探そうと市街地の明暗部に向かった。











車を降りて、トランクを開く。




そしてやたらと新しい竿袋を手に取った。

そう、これが今日から僕の相棒となるだろう竿だ。



Foojin AD  last edition






モデルは、僕が尊敬してやまないドリフトマスター濱本国彦さんの右腕として
長きにわたって活躍したbeast browl95MHだ。



風神ADシリーズが10年の節目を迎え、新世代のZにバトンを渡す。 





ADシリーズに感謝をこめてlast editionと表し、限定モデルとして作られたのがこのロッドである。







この竿が届いた今日、この竿とapiaのルアーでどうしても入魂したかったのだ。




















僕は新たな右腕をもってフィールドに立った。

結んだルアーはアピア ラムタラバデル。






数回キャストを繰り返したが、魚からの反応はなかった。














その時、下流で釣りをしている知り合いから電話があった。




「でっかい鱸おるで～」






それを聞いた僕は、すぐに下流域へ移動した。







川は澄んでいて、かなり流れが効いている。




期待を込めて、結んだルアーはラムタラジャイアント177





早い流れに乗せてナチュラルにドリフトさせていく。









ボコッ！！


と、

下から突き上げた！

しかし掛からず。




ルアーをパンチライン 95マッスルに結び直す。



もう一度同じところに流し込む…












バコッ！！




出た！！！

僕は力強く合わせを叩き込んだ。


その瞬間ドラグが走り出す。




ストラクチャーに魚が向かっていたので、ステラのドラグをロックし、フルベントで強引に寄せる。




寄せた勢いでそのままずりあげた。



あげてみると意外に長さがなかったが、かなり肥えたパンパンのヒラスズキだった。








ランカーで入魂！…とまではいかなかったものの満足のいくカッコいい魚に出会うことが出来た。


















僕は最高の右腕を手に入れることが出来た。



今まで頑張ってくれたワイルドコンタクトに変わり、これからどんな時もこいつと闘って行きたい。

そんな思えるロッドだ。


濱本さんが鍛え、共に闘ってこられた銘竿…






これからの釣りが本当に楽しみである☆

seabass (spining)
ロッド : 風神AD lastedition beastbrowl
リール : 18 STELLA 4000xg
ライン : sunline career high6 1.7gou
リーダー : sunline cut in 30lb
ルアー : apia punchline 95 muscle