「コンコン…コンコン…ゴゴンッ!!!」



そこにいるやろ〜、ほら来た!ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙離しやがったよわ〜!!




もういっちょ!まだかな…よし…乗ったぁぁぁあ!!



こんな事を今週だけで何回味わいに行っただろうか。





もうすっかり虜になってしまった。




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何で君はそんなに小さいのによく引くんだい?すごいね。


この釣りはいつも誰かが相手してくれる。


かまってちゃんの俺には最高の釣り。


この釣りをスピニングでやってみたいという珍しい釣り友、某H氏がロックを教えて欲しいと言う。




「スピニングじゃあなぁ〜」

俺は彼にそう言ったが、彼はこれでやりたいと言って聞かなかった。



それほどならば、と。
本気で2人でタックルを選んだ、が。
俺はまだ半信半疑だった。




入魂したいと彼はワクワクしていた。


そんでもって俺は入魂できるならいい魚で入魂させてやりたいとちょっと遠出した。




始めたのは夜中の雨上がり。




「厳しいかな〜」とテトラをタイトにタイトに打っていくと、バッチリ挨拶はしてくるが、顔合わせはできない。



H氏とは少し離れて釣りしていた。


「そろそろ、根掛かりに苦しんでる頃じゃないか??」


様子を見に行くとノソノソと歩いてきた、仕掛けなくなったのかな?






「!? 」






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うげ!?魚持ってきやがった!!

彼この後こうだからこうじゃないかと思ってこういう事したらこれが来た!と物凄く嬉しそうに話してきた。



不思議と俺も嬉しかった、まるで始めたての俺そのものを見ているようで。




彼は自分で釣った魚で何かが変わった、その顔は自信に満ち溢れていた。



この魚で夜を終え、朝に備えた。
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朝イチ
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夜に攻めたテトラをもう1度攻め直す、次はH氏と一緒に。




俺、バイト多数。H氏、反応薄め。


俺がそろそろかな…と思った時。






「よぉーっしゃ!!乗った!デカイ!!!」


やられた!

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素晴らしい入魂でございました、終始ヒヤヒヤしたファイトから魚が抜き上がった瞬間2人は自然と天に手を上げて叫んだ。




そして俺はスピニングに釣り負けた。


結果の差はいかに自分のスタイルを確立してたかの差だったと思う。

俺の釣りはセオリー通り、強いっちゃ強いけど何か1つ足りなかったようだ。

一方彼は自分の釣りを信じ、それに自信を持って攻めていた。


その差だった、たったその差が自分に突き刺さった。




ロックフィッシュを教える自分がいつまにか教えられていたのだ。




悔しくてそっからはもう漁港狂い。



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まだだ、まだ何か足りない。



自分の釣りって何だろう。




今夜もまた釣りに行く。



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