小鳥の恩返し(^o^)(童話風味のお話)

  • ジャンル:釣行記

先日、また未明からいつものポイントに行きました

 

 

 

 

まだ、連日の雨がもたらした増水・大量の流れる草木が残っており・・・  

 

ルアー投げるには「難しいっ」状況でした

 

 

 

いつもの牡蠣殻沈みストラクチャーから攻めてみましたが、ベイトは少しついているものの、どうもストラクチャー上に流れてきた草木が積もっているようで、いい流れはでないし、シーバス反応なしっ

 

 

 

で、あきらめて、また橋脚明暗を攻めに移りましたが・・・

 

 

 

ベイトも少なく、控えめなセイゴボイルがたまに「チャプッと」おきる程度・・・

 

 

 

 

どこか良さそうなポイントはないかなぁ~とよそ見しながらまいていると・・・

 

 

 

アストレイア シャロー(ダブルチャート)にセイゴがのってくれました

(46cm)

 

 

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餌を垂らしてよそ見してたら釣れました状態です

 

 

 

 

 

で、写真撮って、リリースをして、川に目を向けると・・・

 

 

 

上流から、V字の波をたてて、トップウォーター系のルアーのようなものが「チャプチャプ」と下ってきます・・・

 

 

 

「水面をデカボラがパクパクと口を出して泳いでるのかなぁ???」

 

 

 

「ん~~~なんか、ブラックバスのノイジープラグ系のものにも見えるけど・・・ 誰もルアー投げてないし・・・」

 

 

 

 

と眺めていると、その物体は流れにのって橋脚明暗にいい感じに「チャプチャプ」とコース取りして入ったため、シーバスが喰うんでは!と見ているけど何も起こらず通り過ごし・・・

 

 

 

しまいには、ゆっくりとこっちに向かって来て・・・

 

 

 

 

「ん~~~何じゃこりゃ?」とポカ~んと見ている自分の足元まで到達

 

 

 

 

水際で干潟を登れずに「はぁはぁ」と留まってます

 

 

 

 

よく見ると・・・

 

 

 

「小鳥っ」

 

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自力で水から脱出できないままでいたので、救ってやると、手の上に必死につかまり濡れた羽や体をワサワサと動かし、水ははらっている様子

 

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このまま手から放っても飛べない状態だし、ここで放っても干潟で動けなくなることは確実・・・

 

 

 

仕方ないので、小鳥を手にのせて干潟から上がり水際から離れ、陸に放とうかと小鳥を見つめていると・・・

 

 

 

手をしっかりとつかまえて、ブルブルしている・・・

 

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「ま、しょうがないかっ

 

「珍しいことなので、写真でもとって、動けるようになるのを待つか

 

 

 

 

と、しばらく写真をとりながら、手の上で休ませてやっていると・・

 

 

 

 

徐々に生気が戻ってきて・・・

 

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「もう写真も充分撮ったなぁ」という自分の心の声が伝わったのか

 

 

 

次の瞬間、羽ばたいて草木の中に消えていきました

 

 

 

 

 

 

 

 

「よくわからんが、何かいいことをした気がする」と少し爽やかな気分で釣り再開

 

 

 

 

 

が・・・・

 

 

 

 

流れる草木の多さ、魚っ気のなさは変わらず・・・

 

 

 

 

それでも、得意の悪あがきを続けて・・・

 

 

 

 

上げの潮が充分に入って、足場が水に沈み

 

「今日はやれることはやったし、まあ1尾はシーバスキャッチできたし、小鳥も助けたし

 

 

 

と撤退モードになりつつ、何となく「デイゲームになったけど、好きなミノー(シャローウォッシュ)を何回か投げてから帰ろう」と、普段ならしない考えが浮かび・・・

 

 

 

 

シャローウォッシュを思いっきり遠投し向こう側の上げ潮の流れに入れ、流れる草木をかわしながら巻いていると・・・

 

 

 

 

「(控えめな)ゴンっ」という感触

 

 

 

 

「硬めの草木かなにかがルアーに当たったかな?」とおもいつつ、合わせを入れると・・・

 

 

 

 

 

派手なエラ洗いが炸裂

 

 

 

 

上げ潮にのって入ってきたシーバスが元気に走りまくる

 

 

 

 

 

それに負けないよう、こちらも力勝負で巻き上げ・・・

 

 

 

 

 

スネまで水に浸かっている私の足元まで魚をよせ

 

 

 

 

 

たと思ったら、最後のアガキをシーバスもぶつけてきて、

 

私の股間をくぐり

 

 

 

 

 

最後は、フックの1本が伸び、シーバスの口から外れた真ん中のフックが私のウェーダーに刺さり試合終了

 

 

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こんな感じ

 

 

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私も身動きとれない

 

 

 

 

 

 

ウェーダーに刺さった針をペンチで切り、やっと元気シーバス御用です

 

 

 

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77cmとランカーには及びませんでしたが、デイでミノーに反応して、あの派手なファイトは大満足でした

 

 

 

 

 

 

 

助けた小鳥さんが「恩返し」をしてくれたのでしょうか

 

 

 

 

 

 

 

いろいろあった一日で、楽しめました

 

 

 

 

 

 

帰ってから、ウェーダー補修しましたが、物事には代償が必要だという、世の中の厳しさまで教えらる、「正に童話」的な経験でした

 

 

 

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ちなみに、あの小鳥は「あの人間のところに行くしか助かる道はない」とわかって来たのでしょうか

 

 

 

謎です

 

 

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