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14年目の奇跡

  • ジャンル:日記/一般

いまをさかのぼること2000年の夏。
 
生まれてはじめてアカメという魚と対峙する。
 
 最初のワンダッシュで水しぶきを上げながらステラのドラグは唸りを上げ続け、あっというまに170mを引き出されてしまう。
 
 巻いてはその倍引き出されの繰り返しで気の遠くなるようなファイトを繰り広げること40分。
 
ついに浮かせたその相手は推定20kgちかいモンスターだった・・・。
 
 すでに気力も体力も限界を超えていた自分たちにはなすすべもなく、無謀にもネットで掬おうという暴挙に出る。
 
 みたこともない幅広の肉厚と隆々と盛り上がった筋肉で覆われた体高。
 
 そして最後まで威厳を失わない背びれと腹ビレに阻まれて、60cmのタモ枠に収めることは到底できないと知った時にその絶望感に打ちひしがれる。
 
「なにが何でも獲りたい!!あらゆる犠牲を払っても・・・。」
 
 その心の底からの渇望もむなしく、何度目かのトライでフックにネットが絡まり、そして裏返しになって・・・そしてその巨体はゆっくりと暗い水中に消えて行った・・・。
 
 悔しくて悔しくて悪夢にうなされる日々がつづき、その2カ月後にふたたびリベンジを試みる。
 
 当時の自分の力でどうにかなる相手ではなかったが、ふたたび訪れたチャンス。
 
 ロッドの先で狂ったように暴れる巨体に気合いと根性だけで立ち向かい、ギリギリで掴み取った勝利。

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アカメ 108cm 15キロ。
 

 これが人生初のアカメであり、自己記録でもあった。
 

あれから14年・・・。

一番最初の悔しさを忘れずに、毎年のように高知まで車で通い続けてきた。
 
 自分の思い描くスタイルで、納得のゆくゲームを実現させるために。
 
シーバスタックルで・・・
 
レバーブレーキで・・・
 
シャローの回遊待ちで・・・
 

 こだわったらキリがないが、それでも自分のスタイルを崩すことなく、うだるような熱帯夜も、横殴りの暴風雨も、何千回、何万回のキャストを繰り返してきた。
 
 効率だけを考えるなら、時合だけを狙い撃ちするラン&ガン方式もアリだろう。
 
 しかし、自分の得意とするのは一か所を徹底的に調べあげる粘りの釣り。
 
 ココと決めたら動かずにひたすらその場所の特性を体にしみこませる。

 魚の回遊だけでなく、潮の流れ、ベイトの動き、それらを捕食する他魚の動向etc・・・

 こうすることでアカメをとりまく環境がいつもおのずと彼らの居場所を教えてくれた・・・。
 

 この春に入院したとき、動けないベッドのうえで考えていたのはふたたび高知のフィールドに立ちたいという強い思い。

 
 今回は自分の都合の付く限りの日程を準備して挑んだ。
 
おそらく、今後これだけの時間を費やすことは人生ではないだろう(笑)
 
それぐらいの覚悟を決めての高知入りだった。
 

そしてその最終日におこった人生最大級のドラマ。

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くわしくは徐々に綴っていきたいと思います。

まずはご報告まで・・・。
 

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