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日本は埋没しつつある

  • ジャンル:日記/一般
昨年の話ではあるがサンフランシスコに行ってきた。

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シリコンバレーに行き、スタートアップ企業とベンチャーキャピタルを視察した。

ウーバーなどのシェアリングエコノミーの流れから、今は自動運転とブロックチェーンの流れへと移り変わっているとのことで、視察もそれらのスタートアップ中心だった。


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実際、自動運転関係はかなりの数のスタートアップがあり、近い将来大きく世の中が変わることを予感できた。

しかしシリコンバレー、日本とは比べ物にならないくらい起業のスケール感が大きい。

これは、国民性の違いもあるが起業時の資金調達のエコシステムの違いもある。

シリコンバレーではおもにベンチャーキャピタルから資金調達を行うわけだが、

それらの
ベンチャーキャピタルは幅広く出資を行い、その大半は空振りに終わるが一つでも大当たりの起業があれば元が取れるという仕組みらしい。

そういった仕組みから、じんまりとしたスタートアップは彼らにとって意味がなく、ユニコーンといわれる評価額10億ドル以上に育つ可能性があるものを狙っていくわけだ。


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(今回視察したベンチャーキャピタル)


お金を出す側がそうした姿勢なわけだから必然的にスタートアップ側もスケールの大きなアイデアを出すようになる。

今回視察したベンチャーキャピタルに出資を選ぶ基準はどのようなものか?と質問したら、

「そのアイデアが実現したら世の中が変わるかどうか?」

だと返ってきた。
また、
いくつかのスタートアップのファウンダーも世の中を変えるというセリフを言っていた。

対して日本では、起業時の資金調達は銀行が主流。
自分自身も銀行からの資金調達をさんざんやっており実感としてあるが、銀行は徹底したリスクヘッジ思考だ。

何事も実績ありき(そもそも起業するときに実績なんてあるわけがない)
日本では資金調達のために駆け回れば回るほどアイデアに角がとれてこじんまりとしてくる。





さて、ついこの間はシアトルに行った。


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前回のサンフランシスコでは一日中視察で自由時間も少なく、自分は英語を一切しゃべれないし聞き取れないこともあり実生活での日本との違いを感じることができなかったが、今回は観光だったので違いを少しは感じることができた。
 
やはり、シェアリングサービスが根付いているところは大きく感銘を受けた。

いまや誰もが知っているウーバーもたくさん利用した。
これは本当に便利でよくできている。

そしてシェアサイクル。


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どこでも乗り捨て可能。

どちらも日本では法的なところなどの面で実現できそうにない。
シェアサイクルはあるが乗り捨てはできない。

中国でもシェアビジネスが大きく発展し、中国のビジネスアイデアを日本に持ってくるような時代になりつつある。


そして、アマゾンGOにも行ってみた。


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いわゆる無人コンビニみたいなもの。

アプリをダウンロードしQRコードをゲートにかざし入店。


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頭上のカメラとセンサーで誰が何をとったか認識する。

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で、手に取ったらそのまま店を出る。

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これだけ。

面白いのは面白いが、
店員の数がかなり多いうえに、機械の設置費用など考えたら利益出そうにないな~

と思ったが、そこではっとした。

自分は単純に、一昔前のクリックアンドモルタルの逆バージョンくらいにしか考えていなかったが、このシステムを広げることにより顧客のより細かなデータが蓄積できる。
アマゾンの店舗を広げるだけでなくシステム自体を別の企業に売ることによってもそれは可能。

セブンイレブンなどはPOSの活用などでデータを生かしているがそれとは比べ物にならないほど細やかなデータを得ることができる。
そのデータがあれば縦方向にも横方向にも事業を展開できるのではないか。
近い将来アマゾンがあらゆる企業を支配するときがやってくるかも。
これは未来に向けた大いなる実験なのだろう。

世の中は大きく動いてると感じた。
世の中が動いている感は日本ではあまり感じることができない。

リステイクできる世の中を変える気概をもったスケールの大きな人間が必要だ。
向研会で大前研一が日本は一部のとがった奴を生み出す努力をするべきと言っていた
が、このまま平均主義では日本は埋没していく。

サンフランシスコでは年収一千万円程度では貧しい部類に入るらしい。
シアトルでも現地の人が世帯年収800万円以下が貧困層になると言っていた。

中国は貧富の格差があるとはいえ大きく動いている。
ユニコーン企業の上位はアメリカと中国で占められている。


日本は相対的に沈んでるがゆえに自分たちは気づかない。
まさにゆでガエル状態に陥っているな~・・・

 

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