【湾奥シーバスふるなおスタイル】 3秒ルールの掟

床に落ちた食べ物は

3秒以内に拾えば安全だ

子供の頃に聞いた『3秒ルール』は正しいのだろうか

英国バーミンガムのアストン大学の研究チームは3秒ルールは正しいと結論付けた

しかし、南カリフォルニアのクレムソン大学の研究では

落ちた時点でのダメだと結論付けた様である
（アメリカではfive-second ruleと呼ばれているらしい）

食べ物を床に落とすと何が起きるのか

食べ物を床に落とす

床に存在する細菌が食べ物に付着する

落ちた食べ物を食べると

付着した細菌も一緒に食べることになりお腹が痛くなる

なるほど

極めて論理的である

研究チームは細菌が食べ物に移行するまでにかかる時間を調べた

タイル、ラミネートまたはフローリング、カーペットの3種類の床で

アストン大学は大腸菌と黄色ブドウ球菌

クレムソン大学はネズミチフス菌を使って実験を行った

両研究の結果はいくつかの点で一致した

細菌に汚染された表面に食べ物が接触すると

細菌は直ちに食べ物へと移行する

タイル、フローリング、そしてラミネートの表面から移行する細菌の量は、カーペットからよりもずっと多い

水分の多い食べ物は一般に考えられている通り

クッキーやトーストのような乾いた食べ物よりも細菌が付着し易い

アストン大学の研究を率いたアンソニー・ヒルトン教授は以下の様に結論付けた

食べ物は短時間ではそれほど汚染されない

乾いた食べ物へ移行するのは床に存在する細菌集団の100万分の1

湿った食べ物へは乾いた食べ物の20倍が移行した

調査したタイプの床では

湿った食べ物でもすぐに拾い上げれば、移行する細菌の量は少なくて済むという結論だ

逆にクレムソン大学のポール・ドーソン教授はこう結論付けた

落としたものを食べるのは

シートベルトを締めずに車を運転する様なものだ

シートベルトを締めずに運転しても生涯事故に遭わない人がいる様に

落としたものを食べ続けても病気にならない人はいるだろう

しかし、病気になる可能性はあるのだから、私は食べない

確かに！

実は…ワシも食わない（笑）

釣りの3秒ルールはどうたろう

去年までは凄腕アングラーが啓蒙活動してくれていたが

今年はブログを閉じてしまった

真夏の釣りの…3秒ルール

東北大学名誉教授の近藤先生によれば…

気温が３０℃の時に、アスファルト舗装の地表温度は５５℃になるらしい

気温が４０℃を超えれば６５℃を超えますから人間でさえ瞬時に火傷になります

動物のたんぱく質は４２℃の温度で分解が始まるらしいから熱傷になりますな

４５℃の場合１時間、７０℃なら１秒で組織の破壊が始まります

真夏にコンクリートに魚を1秒置くだけで火傷になり

火傷して泳げなければエラ呼吸出来なくなり死んでしまう

リリースしても戻らない確率が増えるんだって

釣りの場合には0秒ルールな訳だ