・なぜ釣れなかったのか。
・なぜ釣れたのか。

みんなはどっちを考えることが多いのかな？

オイラはなぜ釣れたのかを考えるようにしているよ。

なぜかって？
それは再現性が生まれやすいからだよ。



例えばね、
ホームフィールドに釣りに行きました。
その日は1匹釣れたとするよ。

あ〜、なんであと2，3匹釣れなかったのかなぁ、、、
ルアーが悪かったのかなぁ、、、
カラーかなぁ、、、
あのときああいう風にルアーを流していたら釣れたのかなぁ、、、
カゲロウで釣れた！やっぱりカゲロウがナンバーワン！


こんなことを考えるのが普通かもしれないけど、結局これって正解がわからないし、確認しようがないよね。

これじゃせっかく釣れた意味がないよ。

釣れた魚から情報を持って帰らなきゃ。


オイラが考えるのは、
・気候
・潮
・水位
・水色
・時間帯
・ベイトの有無
・コース、レンジ
・ルアー(ほとんど気にしないけど)
この8つだよ。もっとあるかもしれないけどとりあえずこんなもんで。


「気候」
その日の天気も大事だけど、みんな見落としがちなのは過去の天気だよ。
最低でも過去1週間くらいの天気を確認して、一昨日雨が降った、3日間ずっと晴れだった、とか色んな要素を確認するよ。
あと気温ね。最低温かいとか寒いとか5日前に寒波が来たとかね。
風も忘れずにね、南風3メートルとかね。


「潮」
大潮なのか小潮なのかとか、下げ7分なのか上げ5分なのか、そんな感じだよ。


「水位」
これは潮と似てるけど、よく行くフィールドなら橋脚とかテトラとかの濡れている部分を見てこのくらいの水位だったなーって覚えておくよ。


「水色」
濁ってた、澄んでた、笹濁り、ド茶濁り、赤潮、、色々あるよね。


「時間帯」
単純に何時かも大事だけど、日が伸びたり、縮んだりするから、日没から何時間とか、夜明けから何時間とかも大事だよ。


「ベイトの有無」
イナッコがいたとか、アミが湧いてたとか、何もいなかったとか、いたけどいなくなったとかね。ボイルしてたとかもね。


「コース、レンジ」
40メートル先の明暗から5m位明るいところに投げて暗い側に入った瞬間だったとか、レンジは30センチ位だったとか、ボトムだったとか。


「ルアー」
一番どうでもいい要素はルアーだよ。
これを気にしすぎちゃうと、1つのルアーに固執しちゃっていいことないよ。
考えるとしたらサイズとレンジくらいかな。カゲロウで釣れたなら他のシャローランナーでも釣れるかもしれないって考えるよ。


以上のことを踏まえて、釣れた1匹から情報を持ち帰るとするよ。


3日前から２日間雨が降り、ここ数日気温が高く今日も同じ感じ。雨の濁りも残る大潮の下げ5分。風は流れとは逆の南風で4mくらい。テトラの頭が出るくらいの水位。日没から30分、まだ薄明るく、ベイトのイナッコが上流から下流に流れて行く状況。ボイルはなし。2本目の橋脚の先、明暗から3メートルのところにシャローランナーをキャスト、暗い側、ダウンに入ったところで釣れた。


これくらいのことは簡単に考えられるよね。

しかも、これは仮説じゃなくて事実だからね。
釣れなかった理由はあくまでも仮説になっちゃうからね、負け犬の遠吠え的なね。

これを1匹釣れるたびに考えるのさ。
その場で考えると時合いを逃すかもしれないからお家でね。
それをデータとして自分の中に蓄えていく。


そうするとどうなるかっていうと、

明日ドコドコに釣りに行こう！明日の状況はあの時と同じような感じだな！何時くらいに時合いかもしれない！コースはあそこだしルアーはこれだ！

もしくは

あの時とは天気も潮も全然違う！てことはあれはないな！これはないな！逆にこれだかも！

みたいに予想を立てることができるようになるよ。


それで釣れたら再現性が生まれたってことだし、釣れなかったとしても、前に釣れた状況と比べて何が違ったのかを考えることで、前に釣れた理由がさらにわかるようになって情報の精度が上がると思うよ。


上級者の人達はこんなこと言われなくても勝手にやってると思うけど、初心者の人とかは一度考えてほしいよ。
釣れても釣れなくても何かを意識しながらやると釣りってもっと楽しくなるよ。

またね。