変態工房の『い』。魚じゃない方のメッキVol.2

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http://l.pic.to/7wtxy



先日のログで半田の乗りを良くするために“サンポールで銅メッキ”を試しました。


ただサンポールには「界面活性剤」が入っているのでメチャクチャ泡だってしまうし、塩酸が強過ぎるのか沈殿物の発生もハンパなかったので···


今回は試験的にコイツで銅メッキを試しました。

コイツとは…コレだ!! 


http://k.pic.to/25845


酸の濃度なんて計る術も無いので(笑)電解液の濃度も毎度のように“目見当ベース”で始めてみましたwww


まず2㍑ペットボトルに水道水を1㍑入れます。
ペットボトルの真ん中のクビレのすぐ下に横長の溝がありますが、ココがだいたい1㍑です。


その「だいたい1㍑」の水に袋のクエン酸の約半分、「だいたい100g」を入れてシェイクします。

(b^-゜)ね?アバウトでしょ?


今回は部材購入に当たり容量1㍑の器も用意しました。···が!! 

結局…面倒臭いので前回使ったスプレーのキャップで行いました(爆) 


セッティングは前回同様、電源はACアダプター6Vに陽極は銅のモノフィラメント線で先端をコイルしたもの
陰極側は通常の1.75Aコードをロッキングプライヤーで“被検体”に接続してクエン酸水に浸け込み通電してみました。


通電して最初に思ったのが

『陰極の泡立ち少なくて見易い』

でした。

前回のサンポールの場合、陰極側から発生した泡が界面活性剤のせいで全く消えず…

あ゙ッ…!! 

と云う間に泡が液面を覆ってしまい、沈殿物の発生に気付けませんでした。

で···今回の通電風景。


http://a.pic.to/al7uw


全く泡立ってません。

クエン酸水に色が着いてるのが判るでしょうか。

通電によって陽極から銅イオンが溶け出して、うっすら緑色に染まっています。

んで···

5分ほど通電した結果がコレだ!! 








(・ н [◎] カシャッ  【http://q.pic.to/clrz



ん('-')(,_,)♪

前回のサンポールと遜色無いですね(笑) 



ちなみに………

キャップの深さで浸け込めるのは先端だけ。

では、どうやって胴の部分をメッキしたかと云うと···


『筆メッキ』ですwww

http://e.pic.to/81z4f

陽極コイルに脱脂綿を巻き付け、そこに銅イオンの溶け出した電解液を染み込ませて通電しながら撫でたのです。


最終的には全体を筆メッキで“着色”して、今回の実験を終えました。

http://o.pic.to/4h9kx

このスパナは今から25年ほど前に、廃屋と化した車の修理屋解体のバイト中に床下に埋まっていた物で…うっすらUSAの刻印が入ってます。おそらく1940~50年代の物でしょう。

材質は鋳鉄だと思われますが、非常に錆びやすかったので今回の被検体に使ってみましたwww

気が向いたら、更に亜鉛メッキをプラスしてみようと思います。

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