【釣りログ】週末の磯ヒラ。

天気の悪い週末は家でゆっくり過ごす・・・。訳もなくT君、康平のいつもの３人で磯ヒラに行くことに。

寒波の影響で波は2.5m～3m、風は15mとの予報でかなりの荒れっぷり。条件的には厳しいと思われるが釣れない事はないだろうとフェリーに乗り込む。

前回の釣行で魚が入ってきていないのは分かっていたので、今回は再度検証を兼ねての釣行となる。気温に比べて水温は今回もさほど変わっておらず比較的温かい。しかし、風は冷たく体温低下を防ぐために今回もフルウエットスタイルで釣行開始。

スタートは干潮潮止まりから。うねりから発生する波はピッチも早くサイズもでかい。風も10mは吹いているので条件的には厳しいと予測されるが、これを攻略しないと魚をコンスタントにキャッチする事は難しくなる。どんなに厳しい条件でも必ずチャンスはあるからね。

最初のポイントでは魚からの反応はなくベイトの存在も確認できなかった。鳥も見当たらず干潮と言う事もあり上げに入ってベイトが接岸し魚が入ってくる事を祈りつつ干潮でしか行けない場所から効率良く打っていくことに。

一ヶ所目、二カ所目とも不発。三カ所目に入り潮の状況は上げ二分といったところ。見た目にはいつ出てもおかしくない状況だが魚からのコンタクトは皆無。それでも岩を登り、海に浸かりながら人がなかなか打てないであろうフレッシュな場所を求めて移動を繰り返す。

そしてついに見つけたサンクチュアリ。すぐ横ではカモメが30羽ほど海にダイブしておりベイトもいるのであろう。ここに来るまでの道のりは険しくかれこれ30分位は歩きようやくたどり着けた。

この瀬は岬状に突き出した先にあり、瀬に行くには胸まで浸かり渡るしかない。地元のアングラーもここまでは来ないし、来てもこの瀬に上がるのは躊躇するだろう。

さらに潮が上げているのでこの瀬にいられる時間は僅か。安全にこの瀬から離れる時間を考えれば10分が限界。魚がいれば一投で答えは帰ってくるはずなので慎重にルアーをセレクトし、投げるコースもタイミングもベストな状況が来るまで待ちキャスト。

しかし結果は何も起こらなかった。そしてタイムリミットをむかえ瀬を離れることに。この場所で魚が出なければ今日は魚がいないと思えるほどの場所だった。『次も必ずこの瀬に来るぞ

』と思いつつ後ろ髪を引かれる思いで次の場所へ。

時間的にもこの場所で最後になるだろう。ここまで三人ともにノーバイト。潮も上げ七分といったところか。山を下り、崖を下り海に出ると康平とT君は右へ、自分は左へと歩く。魚が入っていない感はあるがとにかく足で稼ぐほかはない。

しばらく歩くと根が点在している磯場に到着。沈み瀬や根があり過ぎてなかなかトレースできる場所がなく超難関のポイント。それでも何とか一本でも絞り出したいので根掛り覚悟でキャストを繰り返す。

そして遂にその時は来た。瀬と瀬の間を縫うようにキャスト。ラインが瀬にのらないようにロットワークとリーディングスピードを調整しルアーを瀬際に送り込むとイメージ通りのバイト

。根に巻かれないように一気にゴリ巻きランディング。フッコクラスだが貴重な一匹をゲット。

まだいるだろうと予測しルアーを変更。状況が渋いだけに同じルアーを投げると見切られ釣れるはずの魚もバイトしてこなくなると考えるからだ。

再びキャスト。慎重に同じコース、同じタイミングで魚が喰ってくる場所にルアーを送ると魚はとても正直に喰ってくる。サイズは前回と同じフッコサイズではあるが十分納得のいく釣果であった。

その後は満潮時に魚が入っていれば釣れるであろう磯に移動するも不発。どうも今回も魚が入っていないようだ。
前回と言い今回もお魚はどこに行ったのかな？。

前回、ロットは126を使用したが今回は110にナイロンラインをチョイス。ロットが短い分取り回しが良くなり今回のようなピン打ちにはベストチョイス。ナイロンラインは感度がPEラインよりも劣るが、伸びがあるのでバレにくい。しかも瀬にラインが乗っても容易に外せるのが最大の利点。

現在、PEライン主流ではあるがこれから冬にかけて産卵を意識した個体は喰いが渋くショートバイトになりバレやすくなるのでナイロンラインが有効になる。ナイロンを使用した事のない人は最初違和感があると思うが、使いこなせば更に釣りの幅が広がり今まで取れなかった魚が獲れるようになるかも・・・。

ロッド　　　　　Black Arrow 110MH Monster Hira Special

リール　　　　ダイワ　セルテートハイパーカスタム3500　　

ライン　　　　　VARIVAS　バーマックス磯 VLS［フロートタイプ］4号
　　　

リーダー　　　　VARIVAS　VEP ショックリーダー４０LB

ルアー　　　　ファルコン１２８　LB/Sky-pass
　　　　　　　　　鉄板バイブ