▼ たかが接着剤、されど接着剤
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- (ハンドメイドルアー)
◆ T.B.S.F.クラフト ◆

『たかが接着剤、されど接着剤』
こんにちは。
久々に39度の熱が3日続いたあたくしですが、
皆様、いかがお過ごしでしょうか

このところ夜はめっきり冷えますね。
皆様もお気を付けくださいませ。
でも解熱剤飲んで参加してきましたよ、忘年会。
そこまでしても会いたい面々。
わたしの釣りやハンドメ、その他諸々を支えてくれてる面々。
そんな大切な面々。
え!?
そう思ってるのはお前だけだって?
し、失礼しやした m(_ _;)m
毎度お馴染み強者アングラーの集い。
みなさん、お疲れ様でした。
そして いつもありがとうございます。
来年もよろしくお願いします <(_ _)>
ところで、
ハンドメルアーの必需品である接着剤。
たかが接着剤だけど意外と奥が深いんです。
今回はその接着剤云々なので、
興味のない方はスルーでお願いします。
たまに、
「張り合わせる際の接着剤は何がええの?」
などとと聞かれることがあります。
張り合わせとは、、、
たとえばこうなる前は、
こんなのを張り合わせて、
下塗り、塗装、コーティングしたら上の写真のように完成。
さて本題。
ハンドメのボディの張り合わせは木工用が主になります。
さて本題。
ハンドメのボディの張り合わせは木工用が主になります。

まずはこちら。
木工用ボンドでは定番中の定番、
コニシのボンド木工用、通称白ボンド。
(酢酸ビニル樹脂系エマルジョン型)
どちらのお宅にも普通にありそうですが、
最大の欠点は著しく水に弱いこと。
そして塗装の乗りも良くないように感じます。
はみ出した部分をふき取っても木の目に入ってしまいますよね。
特にバルサは目が粗く入り込みやすいんです。
目に入るとそのまま残って乾燥してしまい、
その部分はコーティングや塗装の食い付きが悪くなります。
それからあまり神経質になる必要はないとは思うけど、
酸性であるところが気になる人は気になるのかな。
構造線はステンレスワイヤーだから錆びにくいけど、
張り合わせる際にべっとりと塗りますからね。
更に硬化後も柔らかい為ヤスリは掛けにくいです。
その上熱にも弱く摩擦熱が上がってくると削れるというより
ボロボロ崩れるような感じになってしまうことがあります。
そしておよそ50%水分の為 「やせ」 が出ます。
以上のことからルアーに使ってもあまり良いことはありません。
こちらは建築現場では定番中の定番、
オーシカのピーアイボンド(2液性)。
(水性高分子イソシアネート系)
この種の接着剤は接着力と耐水性で高評価。
でも1.15kgと量が多過ぎるので二の足踏んでます。
ただプロの現場での実績は十分あるし、
超耐水性ってのは魅力。
いつかは試してみたい接着剤かな。
ちなみに、これ以外考えられないと言ってるビルダーさんが居たけど、なんとなくわかる気します。
木工用ボンドでは定番中の定番、
コニシのボンド木工用、通称白ボンド。
(酢酸ビニル樹脂系エマルジョン型)
どちらのお宅にも普通にありそうですが、
最大の欠点は著しく水に弱いこと。
そして塗装の乗りも良くないように感じます。
はみ出した部分をふき取っても木の目に入ってしまいますよね。
特にバルサは目が粗く入り込みやすいんです。
目に入るとそのまま残って乾燥してしまい、
その部分はコーティングや塗装の食い付きが悪くなります。
それからあまり神経質になる必要はないとは思うけど、
酸性であるところが気になる人は気になるのかな。
構造線はステンレスワイヤーだから錆びにくいけど、
張り合わせる際にべっとりと塗りますからね。
更に硬化後も柔らかい為ヤスリは掛けにくいです。
その上熱にも弱く摩擦熱が上がってくると削れるというより
ボロボロ崩れるような感じになってしまうことがあります。
そしておよそ50%水分の為 「やせ」 が出ます。
以上のことからルアーに使ってもあまり良いことはありません。
こちらは建築現場では定番中の定番、
オーシカのピーアイボンド(2液性)。
(水性高分子イソシアネート系)
この種の接着剤は接着力と耐水性で高評価。
でも1.15kgと量が多過ぎるので二の足踏んでます。
ただプロの現場での実績は十分あるし、
超耐水性ってのは魅力。
いつかは試してみたい接着剤かな。
ちなみに、これ以外考えられないと言ってるビルダーさんが居たけど、なんとなくわかる気します。

こちらは知る人ぞ知るギターのリペアでは定番、
フランクリン社の木工用ボンド、
タイトボンド オリジナル。
(脂肪族エマルジョン系)
超強力でネックのヒビや折れなど見事に復活。
「これが無いと仕事にならん!」 だそうです。
こだわりの家具職人さんの間でも愛用者は多いようです。
耐水では無い為こちらは使ったこと無いです。
フランクリン社の木工用ボンド、
タイトボンド オリジナル。
(脂肪族エマルジョン系)
超強力でネックのヒビや折れなど見事に復活。
「これが無いと仕事にならん!」 だそうです。
こだわりの家具職人さんの間でも愛用者は多いようです。
耐水では無い為こちらは使ったこと無いです。

これはタイトボンドの耐水バージョン、
タイトボンドⅢ アルティメイト。
(架橋型酢酸ビニル樹脂系)
お値段はタイトボンドの倍近いけど、
耐水性なのでルアーにはこちらをお勧めします。
耐久性、耐水性に優れているため、
屋外に設置する家具に使われることも多いようです。
現時点での最強の木工用ボンド!
と、豪語されてる家具職人さんもいらっしゃいました。
FDA認可なので木製の食器などにも使えます。
あたしの木工細工の必需品。
こちら、只今張り合わせお試し中。
硬化後は適度な硬さがあるのでヤスリ掛けもしやすいです。
あと塗料の乗りも悪くないように思います。
接着強度はここに上げてる接着剤の中では断トツです。
ルアーにそこまでの接着力は必要ないでしょうけどね。
タイトボンドⅢ アルティメイト。
(架橋型酢酸ビニル樹脂系)
お値段はタイトボンドの倍近いけど、
耐水性なのでルアーにはこちらをお勧めします。
耐久性、耐水性に優れているため、
屋外に設置する家具に使われることも多いようです。
現時点での最強の木工用ボンド!
と、豪語されてる家具職人さんもいらっしゃいました。
FDA認可なので木製の食器などにも使えます。
あたしの木工細工の必需品。
こちら、只今張り合わせお試し中。
硬化後は適度な硬さがあるのでヤスリ掛けもしやすいです。
あと塗料の乗りも悪くないように思います。
接着強度はここに上げてる接着剤の中では断トツです。
ルアーにそこまでの接着力は必要ないでしょうけどね。

参考までに、
こちらも耐水性、タイトボンドⅡ プレミアム。
(架橋型ポリビニルアセテート樹脂系)
これまた食器にも使えるし、
接着力も緑ラベルのⅢに近いくらい強力です。
お値段も赤ラベルのオリジナルと同じかちょっとお高い程度。
決定的な違いは耐水性能。
ⅢもⅡもANSI(米国規格協会)の
HPVA(米国広葉樹合板&突板協会)の耐水試験をクリアしてます。
でもⅡはタイプ2ですが、
Ⅲはさらに厳しいタイプ1をクリアしてます。
じゃⅢより全然お安いⅡでえんでねぇの?
なんだけど、近所にあるホームセンターではどこも
オリジナルとⅢしか売ってません。
おそらくⅢがⅡの後継といった位置付けのようなので、
Ⅱは既に普通に流通してないのかも知れませんね。
通販だと販売されてるけど送料考えたら問題外。
そんな理由からⅢを使ってます。
ちなみに、タイトボンドⅡ エクステンドってのもありますが、
こちらはⅡのオープンタイムを長くしたものです。
但しこちらは小さいサイズを見かけたことありません。
こちらも耐水性、タイトボンドⅡ プレミアム。
(架橋型ポリビニルアセテート樹脂系)
これまた食器にも使えるし、
接着力も緑ラベルのⅢに近いくらい強力です。
お値段も赤ラベルのオリジナルと同じかちょっとお高い程度。
決定的な違いは耐水性能。
ⅢもⅡもANSI(米国規格協会)の
HPVA(米国広葉樹合板&突板協会)の耐水試験をクリアしてます。
でもⅡはタイプ2ですが、
Ⅲはさらに厳しいタイプ1をクリアしてます。
じゃⅢより全然お安いⅡでえんでねぇの?
なんだけど、近所にあるホームセンターではどこも
オリジナルとⅢしか売ってません。
おそらくⅢがⅡの後継といった位置付けのようなので、
Ⅱは既に普通に流通してないのかも知れませんね。
通販だと販売されてるけど送料考えたら問題外。
そんな理由からⅢを使ってます。
ちなみに、タイトボンドⅡ エクステンドってのもありますが、
こちらはⅡのオープンタイムを長くしたものです。
但しこちらは小さいサイズを見かけたことありません。
木工用って訳じゃ無いけど信者は多そうですよね。
コニシボンドのエポキシ接着剤、90分硬化型。
(2液性のエポキシ樹脂系)
5分硬化型もあるけどこちらの方が接着力と耐水性に優れてます。
ボディはもちろんリップの接着までオールマイティに使えます。
こちらを張り合わせに使っても、
強度、耐水性共に全く問題ないと思います。
ただ使ってて感じたことは、
2液性ってのは意外とロスが多いなぁ、ってこと。
それからとても面倒に思えてきました。
やっぱ1液に越したことはねぇぞ

ってことでボディには使わなくなっちゃいました。
但しリップの装着は色々試してみたけど、
今のところこれが一番気に入ってます。
ボディの修復にも状況によっては使うかな。

こちらは幼いころからお世話になってます。
セメダインC。
(セルロース系)
強度も耐水性能も申し分ありません。
色々語らなくても歴史が物語ってますね。
硬化後は硬くなるのでヤスリ掛けしやすいです。
下地にはセルロースを使ってますが、
このセメダインCにもセルロースが20%含まれていて、
よく馴染むため使うことが多いです。
ただし有機溶剤が75%なのでかなり「やせ」が出ます。
張り合わせには絶大な信頼を置いてます。
個人的な実績はこれが一番です。
でも気持ち臭いです。
セメダインC。
(セルロース系)
強度も耐水性能も申し分ありません。
色々語らなくても歴史が物語ってますね。
硬化後は硬くなるのでヤスリ掛けしやすいです。
下地にはセルロースを使ってますが、
このセメダインCにもセルロースが20%含まれていて、
よく馴染むため使うことが多いです。
ただし有機溶剤が75%なのでかなり「やせ」が出ます。
張り合わせには絶大な信頼を置いてます。
個人的な実績はこれが一番です。
でも気持ち臭いです。
こんな感じで接着剤と言っても色々あります。
で、張り合わせに限って言うと使うのは以下の2つ。

タイトボンドⅢとセメダインCです。
ルアーはキャストしてるうちに気が付いたら、
ヒビが入ってた、テールが欠けてた等々、
そんなことはよくあります。
特にヘッド側やテール側は木肌むき出しになりやすいです。
その為なるべく耐水性の接着剤をお勧めします。
では、
タイトボンドⅢ VS セメダインC
いったいどちらを使えばええの?
と言われたら。。。
どっちでもえんでねぇの(良い意味でね)。
なんだけど、
強いて上げるとすれば、
セメダインCは硬い故に割れやすいのかな?
タイトボンドⅢも硬いけど強く爪を押し付けると後が付きます。
テイルをストラクチャーへ直撃した際、
多少の差は出るのかも知れませんが、どうなんでしょ ?
ⅢもCも充分硬いけど、強度はⅢのがありそうです。
Cは充分過ぎるほど実績あるけど、
Ⅲはお試し期間中。
はっきりとした違いを感じて明らかにコッチがええ!
と、思うことがあったらまた書かせて頂きます。
現時点ではどちらを使っても間違いない!
とだけ書いておきます。
以上はあくまで主観です。
気になる接着剤の特性を知り、
自分に合ったものを見つけて見てください。
ご参考までにハンドメイド全体まで広げると以下も必需品。
瞬間接着剤、紫外線硬化型接着、2液性エポキシ接着剤。
たかが接着剤だけど、奥が深いですよね


◆ 釣 行 記 ◆



諸事情により今週も釣りはございません

- 2014年12月8日
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