釣行日時：平成23年6月21日（火）20:50～23:30



◆灯台元暗し…

夕方、外出先で仕事が終わり京王線で新宿へ向かう。今日はもう直帰だ。いつもの釣具屋ゴールデンコースで寄り道でもすっかな☆スーツ姿のオヤジが１人ニヤけながら吊革を掴み多摩川を見つめる。

車内でふっと先週末ソル友すーさんさんとご一緒した○川の明暗釣行を思い出す。バラした要因は何か？ただ単に足場が高いだけで片付けていいのか…？足場が高くたって回収率の高いアングラーさんは全国に沢山いる。

磯場でのヒラスズキゲーム、潮位が下がりまくったテトラ帯でのシーバスゲーム、また○川の様な基本的に足場が高い場所。足場が高いだけで片付けてたら日本の釣り場の半分（？）は攻略出来ないと。

自分自身の課題が置き去りのままだと再認識する。


平日夜行けて……って事は近場で…


明暗の場所で…


足場が高くて…


あまり人が居なくて…


○川みたいな…



…………………。！



あ、家の近くの……あの場所……灯台元暗し。

空かさず携帯でタイドグラフを見ると今夜は21:00満潮。これから帰って飯食って、準備して…逆算していくと時間的に丁度いい。

明日も仕事だけど…どうすっかな～？でもソル友さじゅんさんは今日は仕事なのに朝夜出撃してるしな～。天気も悪くないしな～。



行っちゃいますかね！(^w^)



という訳で本日のゴールデンコースは延期。音速で家に帰る事にした。もちろん途中メールで妻に臨時出撃許可を貰う。



◆久し振りの川

帰宅すると既に妻は子供達を寝かし付けていた。超特急で夕飯とタックルの準備を済ませ、サイレントで家を脱出♪

現地到着20:50。

先行者はなし、まだ下げが効いているみたいで下流側へと流れがある。濁りはややキツめ。

「よしよし♪」

この川は以前通っていたが最近はご無沙汰…しかもこのポイントは初めて来る。下見すらしたことない。でもポイント周辺は街灯などで非常に明るく、家族で日常的に通る場所なのである程度イメージはできる、そんなポイントなのだ。

橋より上流側へ移動し初キャストする場所を模索する。自分自身の影が水面に写らないのとキャストした時にストレス掛からないナイッスな場所を発見しそこから始める。
 
ホゲリーズ熊本支部配属で私の明暗攻略の指導者？でもあるソル友こちんさん先生の教えの通り、取り合えずセオリー通り明るい場所から徐々に暗い場所へとルアーを流していく、そんなイメージでリトリーブしていく。
 
ルアーはkomomoⅡ、sasuke95Fs、TKML、タイドミノーの順でキャストする。sasuke95ssにチェンジ、一投目で『ゴン』っとショートバイト発生。
 
レンジは下なのかな？リトリーブスピードはミディアムよりやや速い感じ。もう一度橋脚と明暗の数m手前に投げ入れ反応を待つ。


 
『ゴンゴン！』


 
？？


 
「また鯉かな…？」
 
おなじみバリッド70を投入。ルアーのタイプを変えたため、再度手前より探りながら徐々に橋脚＆明暗へと同じ場所に投げ込む。水深2、3m付近をただ巻きしているとピックアップ直前で



『ゴン！グ・ググ～☆』


 
どうやらあの橋脚＆明暗についていたシーバスがチェイスしてきて水面下で食ってきたみたい☆サイズは目ジャーで60cmくらいか？中々のサイズ☆



【これよりシリアスな展開になります。まばたき無しでお楽しみ下さい】


 
タモ！タモ！っと振り返ると、後方3、4m後ろに捨てられてるかのように放置されている…



何であんな後ろに……俺のバカ…


 
自分の軽率な行動に嫌気がさすが、誰かフォロしてくれる訳でもない…。シーバスを手前まで寄せてズリ上げも考えたが、いいサイズなので抜けるのが心配。

ドラグを緩めラインを数m放出してタモを瞬間強奪するしかない…。［しかし何であんな後ろに…］

シーバスがおとなしくなった所を見計らって、せーので振り向き片手でタモの柄を…



届かない…



再度ラインを少し放出。

おりゃーっとしゃがみながら柄の端を掴もうとするがつま先でタモを…



ジャストミ～～ト！



柄が自分の反対方向に…。




ムッキー（▼▼＃）



こうなりゃ…足で…

網の部分を足でたぐり寄せる。よし！足元までタモを寄せた！柄を取ろうとしたら…



スニーカーの紐が網に引っかかてる…



だぁ～（▼▼##）



右手でやり取り中のロッド、左手でスニーカー紐と網をほどく（泣）





























『モスッ…』


 
はい、バラし…（号泣）

中腰姿勢のままフリーズ。
 
「は、は、はははは～（笑）シーバスちゃ～ん！またまた～うまいね～（汗）外れたなんてうそでしょ～（焦）」←（おバカ）

現実逃避…。

正気に戻りリールを巻くがむなしくバリッドの波動だけが『プルプルプルプル…』
 
足場が高いとかそういう以前の問題だべさ。むしろもうネタになっているし…。

またフックを見るとのびのびた状態…。自分の失態は棚にブン投げて、フックが耐えられなかったのかっと強引に収める。←（アホ）



◆起死回生のラス5カーブキャスト（偶然）
 
バリットのフック交換を済ませ、再び同様な攻め方を続行する。さすがにもう出ないだろうと半分諦めモード。

時刻は23時を過ぎた。
 
そろそろ撤収しないと明日に響くか…。ラスト10投と決め9…8…7…6…5……
 
着水した所が今までで一番えぐいエリアに落ちた。今の立ち位置からでは見えずらい橋脚裏の暗い部分にカーブを掛けたかのように『ポチョン』吸い込まれて着水したバリッド。

［お！いいとこ入った！ここは慎重に☆］ラインが橋脚コンクリートに触れないように少しロッドを寝かせ糸ふけを取る。

2秒フォールさせて橋脚にバリッドが擦るか擦らないかって所で



『グーーーン☆』



「おっしゃー食った！」



紫電一閃のあわせもバッチリ決まった！←（自分で言うな～）

タ、タモ…足元にある。



「OK！」


 
「セナの音速ゴリ巻きを受けてみよ～」って所だがここは慎重に！エラ洗いを数発いなし、無事ネットイン！「おっしゃ～！！」至福の時☆



 
54cmの元気のいいシーバスでした。少し写真撮るのに手間取ったので弱らせてしまったが蘇生させて無事川へ帰っていった。一時はどうなるかと思ったが…初ポイントでいきなり結果を出せたのは満足満足☆
 
でもプロセスかっこ悪すぎ。でもいいか！ネタになったし。だけど誰にも見られないで良かった。見てる立場なら多分爆笑だったと思う（笑）
 
終わり良ければ全てよっしゃ！




>゜))))彡　<゜)))彡　>゜))))彡　<゜)))彡　>゜))))彡　<゜)))彡　>゜))))彡　<゜)))彡　>゜))))彡　<゜)))彡　>゜))))彡　<゜)))
〔本日のタックル〕

ロッド：　DAIWA　モアザン BRANZINO 95ML WADING CUSTOM

リール：　SHIMANO　ステラ　AR3000

ライン：　TORAY　シーバスPE　1.0LB

 リーダー：VARIVAS　VEP　SHOCK　LEADER　2.0LB

ヒットルアー：バリッド70

ゲットルアー：バリッド70


>゜))))彡　<゜)))彡　>゜))))彡　<゜)))彡　>゜))))彡　<゜)))彡　>゜))))彡　<゜)))彡　>゜))))彡　<゜)))彡　>゜))))彡　<゜)))
〔2011年　SEABASS　通算成績〕

釣行回数：　33回

ヒット数：　31回

ゲット数：　15匹