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▼ オレンジフォトクラブ通信　その2

夜のブツ持ち写真って暗くなったり、ブレたりしませんか？

カメラの設定をちょっとイジると、
いままでよりも明るくキレイに撮ることができるんです。

今回は、夜シーバスをキレイに撮る方法をご紹介しちゃいます。

最大のポイントは、
「ISO感度」と「シャッタースピード」の２つです。

聞いたことあるけど、よく解からんっていう方多いと思います。

自分もカメラに興味がなかったときは何のこっちゃ？って思ってました。

でも、この2つを理解すると、ナイトゲームの写真が少し上達するかもです。

では、まず簡単に用語の説明から

ISO感度とは・・・
デジタルカメラが感じとれる光の量の大小を表す数値です。
大きい数値ほど高感度になります。
（ISO100、200、400、800・・・）

シャッタースピードとは・・・
シャッターの空いている時間を示す数値。
カメラの中を通る光の量を調節するものです。
（1/1000秒、1/500秒、1/125秒・・・）

簡単に言うと
ISO感度は数値が大きいほうが明るい写真が撮れ、
シャッタースピードは時間が長いほど明るい写真が撮れます。

お持ちのデジカメもISO感度の数値をある程度設定できると思うので見てみてください。
（詳しくは取説読んでね）

ってことは、ISO感度の数値を大きくして、
シャッタースピードを遅くすれば夜でも明るく撮れるんじゃ？
って思いますよね。

しかし、この２つにはそれぞれ弱点があります。

実験にチビから借りたプラレールを撮ってみました。





２つの写真はほとんど明るさが一緒ですが、
ISO感度とシャタースピードの設定が異なります。

まずは分かりやすいところから。

下の写真は電車がブレてます。
動体はシャッタースピードを早くしないとこのように
ブレてしまいます。

これは手ブレも同じ原理です。
手はいつも微動しています。

カメラマンでも手持ちでは1/8秒くらいが限界らしいです。
おそらく一般人であれば1/15秒くらいじゃないでしょうか。

手ブレはISO感度を上げれば、シャッタースピードが早くなり解決できます。

しかし、ISO感度にも弱点があります。

感度を上げると余計な光まで拾ってしまい、
ザラザラな写真になってしまいます。

小さい写真だと分かりづらいですが、
上の２つの写真を拡大しみると





これを高感度ノイズと言います。

シャッタースピードを遅くするとブレてしまい、
ISO感度を上げるとノイズで画質が落ちてしまいます。

では、どうすりゃいいの？

まず、お持ちのカメラで、暗いところを段階的にISO感度を上げて
撮ってください。（100、200、400、800）

続いて、パソコン画面でノイズをチェック。

自分が我慢できるノイズ（画質）のISO感度に設定してください。

撮るときに、ブレないように意識して
被写体（撮られる人）も動かないように指示してください。

これで、いままでよりもきっと明るいキレイな写真が撮れるはずです。


最後に・・・
現在手ブレ機能やノイズ除去機能が飛躍的に進歩しています。

上の写真は2年前に発売されたデジカメで撮ったものですが、
1年前に発売された一眼レフで撮ってみると





最新のカメラほど夜の写真がキレイです。

下のブツ持ち写真は、今年発売されたサイバーショットTX5という防水デジカメで
佐助さんに撮ってもらった写真

ISO 800
シャッタースピード 1/30秒です。



サイズと顔は別として、
コンデジでここまでノイズもブレも少ない写真が撮れるって
すっごいデジタル技術の進歩を感じます。

以上、かなり長文になってしまいましたが、
お役に立ちましたか？

また、気が向いたらカメラのマメ知識をご紹介したいと思います。

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