【生ビール越しに見える風景】壁ドン　（釣行49　2018.09.27）

（画像上部→セメント色な濁り　下部→マシに見えるけど濁り）

　というか何か様子が違う。匂いがトイレ臭では無く箱根大涌谷の臭い、温泉臭だ。街角で咲くキンモクセイの匂いにコラボして仄かに香る其の匂いは、決して自分のお尻から発せられた気体では無く、水辺で近づけば近づくほど強くなる。
　少しだけ現地でスマホでweb検索・・・海底のヘドロが雨で舞い上がった結果（2日連荘で結構な雨量だった）らしい。ヘドロが舞い上がった＝酸欠状態らしく、魚の「サ」の字も無く無生命感。いや正確にはボラの「ボ」の字は居た・・・適応力＆生命力強いんだなぁと感心した。

　この濁りを見つめながら思った。数年前の台風の後のカフェオレ状態で爆った場所が有ったのを。初心者の頃に聞いた言葉「シーバスの避難場所」。色々な条件で近所の魚達が集まって来てしまうんでしょう。見た目、何の変哲もない、むしろ普段釣れない潮通しの悪い、ゴミが溜まってしまうような場所。他からの影響を受けにくいんでしょうね。濁りが他に比べてマシな感じ。

（50サイズ。　八丸遊戯。）

　壁際を狙うと最初からバイトの嵐。しかし、乗らない・・・先ほども述べたが、濁りが他に比べてマシな感じなだけなので、濁りはソコソコ入っているのだ。そういう時のバイトはノリが悪い。漸くHITに持ち込んでもバラすバラす。やっと1本GETした時には既に壁打ちの行程を半分来てしまった。

　1本目でコツをつかんだのか？残りの行程で、バラしを含めながらGET数を増やしていく。兎に角、壁際３０㎝以内に着水させてタダ巻きすると、DON！と突き上げるようなバイトが出る。

まさに「壁ドン」という形容が近いパターンだった。

探し当てるのが遅かった（汗）
自分お得意の夜明けと共に反応が止まり、納竿。

流行りの恋愛作品に有りがちな「壁ドン」は彼女の心をGETし易いのだけど、釣りの「壁DON！」は魚GETが難しい現実。半分バラした（汗）

（フリー素材ぱくたそ（www.pakutaso.com）より）
モデル；大川竜弥・河村友歌
撮影；susi-paku

１１HIT　５GET。　

ロッド : 天龍　ＳＷＡＴ　88　ＭＬＭ
リール : シマノ　16VANQUISH　Ｃ3000ＨＧ　（改）
ライン : TORAY　SEA　BASS　POWER　GAME　1.0号（18ｌｂ）
リーダー : ＦＡＭＥＬＬ　フロロ・ショックリーダー１６ｌｂ　＆　スナップ　1.5号
ルアー :X80SW