これからブリのジギングをしたい方のために③フックと金具編

長々とお付き合いいただきまして、ありがとうございます

もう2~3日お付き合いください(爆


以前のログはこちらから
①ブリシーズンの積丹の状況 前編
http://www.fimosw.com/u/unsouten/8wdim6f9khao79
①積丹の状況 後編
http://www.fimosw.com/u/unsouten/8wdim6fvi352dw
②メタルジグ編
http://www.fimosw.com/u/unsouten/8wdim6f92m69z8


と言う訳で、今日はフックと接続金具編です

フックに関してはこちらhttp://www.fimosw.com/u/unsouten/8wdim6fhdym9e9

続編
http://www.fimosw.com/u/unsouten/8wdim6fi8ywcgd

に小難しく書いていますので(笑)お時間があればどうぞ


先ずは鈎の話

ぶっちゃけて言うと、食いが立っている日ってどんな鈎でも良いんですよ(笑

なので「食い渋りの日に当たった」時を前提にした方が失敗が少なくなります。

先にフックを紹介すると

○ツインフック

・ジゲンハイパー ツイン 4/0(ヴァンフック)¥350-程度(1本入り)
※軽めの鈎にそれなりの強度、実用性は十分です。私のお気に入りその3(笑

・ジゲンライト ツイン 3/0(ヴァンフック)¥580-程度(2本入り)
※青物での使用はこの辺が限界です。本当に食い渋った時の頼みの綱。ドラグさえしっかり設定しておけば86cmのブリでもキャッチできます。

・ツインパイク 3/0、4/0(デコイ/カツイチ)¥600-、¥700-(各2本入り)
※佐藤統洋大先生監修。

・ハードツインスパーク 3cm・3/0~5/0(シャウト/ささめ針)¥700-~¥800-(各2本入り)
※アシストラインの中芯に、張りの強い「ポリエステル」を使う事で鈎の絡みなどのトラブルが起こりにくくなっています

・アシスト64 近海ミディアム ダブル 3/0、5/0(がまかつ)¥800-以内(2組入り)
※比較的アシストラインが長めなので、若干吸い込みがよくなるはず


「シングルフックは?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、針への負担を考えると、どうしてもゴツくなってしまいます

するとどうなるか

吸い込みが悪くなってしまうんですね

私の知っている中で、それなりの強度があって、そこそこの重量の物って・スピアシングルアシスト(ヴァンフック)と・ダブルバーブアシスト(シャウト/ささめ針)位かなと思うんです

カルティバからも良い鈎は出ているんですが、お勧めできるサイズの物はバラ針のみ・・・

ノースキャスト平中オーナー、カルティバ ジガーライト早掛け5/0と6/0を使って、アシストラインは150lbで4cm、中芯にフロロ1号を入れたダブルフックを作っていただけないでしょうか(笑


冗談はさておき

①針を軽くすることで吸い込み易くして、キチンと口の中に針を入れてやる

②アシストラインが長い方が吸い込み易い

③小さいフックだと弱いので、2本使って刺してやる

④段差の付いたフックだと、引っ張った時の力が偏ってしまう事があるので、アシストラインの長さは均等にしておく

※段差フックもそうじゃ無い物も、片方しか刺さらない場合はどちらも一緒なんですが、両方の針が刺さった場合、段差フックの方は片方の鈎にかかる負担がより大きいと考えています

というコンセプトから上の鈎をお勧めします。




そして「接続金具」

まぁ、なんでも良いっちゃそれまでなんですが、注意する事が2点あります

まず「打ち抜きリングにリーダーを結ぶとき、断面の形状によっては結び目に非常に負担がかかる」という事です

XESTAの打ち抜きリングのように研磨が甘いのは論外として

意外と盲点なのが断面が楕円形になっている打ち抜きリングなんです

楕円形という事は、曲面がきつい部分とゆるい部分があるのはすぐにわかると思います

この曲面がきつい部分のせいで結び目のラインに力が均等にかからなくなります

そうなると、どうなるかはわかりますよね?


次に、「線径の細い溶接リングにリーダーを結ぶと、結び目に非常に負担がかかる」という事です

これも、結局は上と同じ理論で「線径の細いリングは曲面がきつくて、太いリングは曲面がゆるい」と言えるからです

名前は忘れましたが、有名な磯釣りの方がこんなことをおっしゃってました

「ラインが細いからと言って、小さいサルカンを使うから(魚に)切られる。だから、細いラインでもサルカンは大きくしなさい」と

多分、ご自身も悔しい思いを何度もされてるんだと思います

信じられないという方は、6号くらいのナイロンラインと厚みの同じ打ち抜きリングと溶接リングを用意して、ラインの両側にリングをユニノットで結びます

出来上がったらリング同士を引っ張ります

同じように線径の違う溶接リングを用意して、同じように結んで両側から引っ張ります

さて・・・どうなりましたか?


話を戻して

という事で、リーダーを結ぶ金具は

①断面が真円に近い物

②線径は極力太い物

②に関しては、ジグとのバランスと言う物もありますけれども、上の様な条件の物を勧めしたいと思います


それで、リーダーと金具を介してメタルジグを付けるわけですが

この時
①リーダー→ソリッドリング(溶接リング)+スプリットリング+メタルジグ
②リーダー→ベアリングサルカン+スプリットリング+メタルジグ

二通りの方法があります

どちらもメリット・デメリットがあるのでどちらが良いとは言えませんが、お勧めするなら②です

①はシャクリ方や針のセッティングが悪いと、メタルジグにアシストフックが絡みつく(「フックが抱き着く」と言います)トラブルが多くなってしまいます

いくらジグが水中にあったとしても、針が魚の口の中に入ってくれないと・・・ねぇ・・・(笑

私も、これでどんだけ悩んだことか(遠い目

と、言う訳で、ベアリングサルカンを使いましょう


そして、もう一つ大事な金具と言えば「スプリットリング」

ベアリングサルカンとメタルジグ、アシストフックの3つを接続する金具ですね

これも、意外と負担の大きい部分で、しゃくるたびに上から引っ張られ、反作用でジグの重さに引っ張られ、魚が掛かったら引っ張られ、フックの交換やジグの交換でこじ開けられて・・・そんな扱いにも何も言わず黙々と言われたとおりに・・・って何の話だ!

それはさておき、プライヤーで開いたり閉じたりを繰り返しているとだんだん閉じなくなってきます


引っ張る力に対しては以外となんともないのですが、隙間にリーダーやアシストラインが挟まったりするのが問題なんです

そのせいで、リーダーに傷が入ると・・・どうなるかはお分かりですね

しゃくっている最中に切れるか、魚が掛かってから切れるか・・・どちらにしても悔しい思いをするのは明白です

あ、前者は財布的に痛い、後者は悔しいと言った方が正しいでしょうか(笑

私は以前、引張強度もあるし、安いという理由でフィールドハンターのスプリットリングを使っていたことがありましたが、数回開閉するだけであっという間に戻らなくなってしまいまして

あれは、一日に何度も開閉させる使い方には向いてないんでしょうね~

なので、引張強度よりもしなやかさを優先させた方がよろしいかと思います


そういう理由でお勧めの金具はこうなります

・2リング付ベアリングサルカン #3~#5(NTスイベル)¥400-程度(4個入り)
※ガチャガチャとしゃくる時の必需品です。これを付けてからトラブルが減りました(苦笑

・ハイパーリングGT #4~#6(テンマウス/NTスイベル)¥200-程度(15個~20個入り)
※他のメーカーに比べて引張強度は若干落ちますが、しなやかです


ここまでお読みいただきありがとうございました

2回に分けるべきだったかも(汗

次回は・・・リーダーと道糸編の予定です

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