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▼ 0.1ミリの攻防 08ツインパ、ハイギヤ化計画後編
- ジャンル:日記/一般
- (リールメンテナンス)
08ツインパワー4000Sをハイギヤ化しちゃお〜ミッションの後編であります(^_^)ゞ

問題のピニオンギヤなんでありますが〜
見ての通りこれだけ長さが違います。
ローターを付けてナットをどうやったら掛けれるのか?
足りない長さは2.8mm
ナットを掛けて締め上げたら上に少し飛び出る余分を考えれば実際はせいぜい2mmって所ですかね?
何とかしましょう(^_^)ノ

左のが通常のシールドタイプのベアリング、厚みは5mm有ります。
右のはオープンタイプのベアリングで厚みは3.5mm
このベアリングを使えばピニオンギヤの位置を1.5mmの範囲であればどうにでも変えられるんでありますな。
シムも各種揃えました。

先ずはこのベアリングを目一杯上側に組み込んでみましょうね(^_^)ゞ

これだけズレます。
通常はピニオンの下を受けるカラーにギヤが当たるか当たらないかって位置です
上屋部分を組むとローターからネジ部はニョッキリと飛び出し、ナットもギリギリなんとか締められました。
ナットの厚みは僅か2.5mmしかありませんからネジの噛み合いはたったの2山半。
2山ネジが掛かれば締め付けは充分であります。
はい!
これで解決〜(^_^)ノ
とそう簡単にはいかないんだな〜( ̄。 ̄;)

正規の状態では、ドライブギヤとピニオンギヤの噛み合いは3山弱(弱ってのは一番下のギヤは既に離れ始めて居るので実質的には2山半です)
ピニオンギヤを上に1.5mmもせり上げちゃうとギヤの噛み合いは一気に減って1山半程しか噛まなくなるんですわ、、、( -_-)
これはマズいです。
せめて2山は完全に噛み合ってないと!
シムを調整しながら少しづつピニオンの位置を下げて行くと今度はナットの掛かり代が無くなっていく、、、
でも此処はギヤの噛み合いが最優先です。
最終的にギヤがキッチリと2山は噛む位置は

たったの0.5mmしか上方向へずらせないと言うと結果になりまして( -_-)
ローターを留めるナットは半山しか掛からない、、、
ピニオンギヤをこれ以上は上にずらせないとなると今度はローターを下に下げるしかありませんわね〜

ボディーにベアリングを納めるために、上側に1mm、下側に0.5mmのシムを入れるのですが、そのまま組み立てると通常より1mmベアリングの位置が低いわけでありますからクラッチのカラーも下方向へ1ミリずれます。
その上にローターが乗っかる訳ですからローターも下に1mm下がるのであります。
ならば問題無くナットは掛かるでしょう〜
って思われるかもしれませんが〜
1mmも下げると今度はローターがボディーと干渉するのでありますよ。
ですからベアリングとクラッチのカラーの間にも1mm分のシムを入れて高さを揃えなければならない訳で、、、
そしたらナットが掛からなくなる( ̄。 ̄;)
ローターとボディーが干渉しないで、かつベアリングのガタからおきるたわみ量も考慮しつつシムを抜き差ししながらギリギリ下げれる限界を探します。
バラしては組み、またバラしては組み、、、
0.1ミリ単位の調整を何度も繰り返して此処でしょ?
って落とし処を決定。
じゃ〜ナットを掛けてみましょうか(^_^)ノ
ん〜( ̄。 ̄;)
まだ足りない、、、
ネジが2山は確実に噛むってのが最低条件なんですけど〜
あともうちょっと、あと半山分ほど長さが足りないんですわね〜
もう調整出来る隙間は無いし、、、( -_-)
無ければ造るしかないわな〜
ローターの厚みは3mm有りました。
強度的にはかなりのマージンが有ると思われますから、多分20%位なら薄くしても問題は無いはずです
そうです!
ローターを削ってネジが噛むスペースを無理やり造っちゃうのでありま〜す(^_^)ゞ
ローター上部、ナットの取り付け部を削りこんで2山分の長さを確保してやろうって魂胆ですよ、、、
3mmの20%、0.6mm削れば2山は確保出来る計算ですが、
何で削る?
工作機械と言えば職場にある超年代物のボール盤のみ。
ナットのはまる径で丸く削り込む事にしましょうか。
金属ならエンドミルですけどローターは樹脂ですから木工用のビットで充分ですな(^_^)ノ

直径12mmのビットを買って来まして(^_^)ゞ

先ずは径の小さい砥石で軸のセンターを探しつつ軽く削り込むのですけど〜
古くさいボール盤ですからな〜んにも便利な物はありません、、、
盤上にバイスを置いて、それにローターを固定して、後は目測でセンターを探しながらバイスを小さく小突いて位置合わせ(~。~;)?
セットした砥石で試し削りしながら位置を微調整ですよ、、、(かなり怪しいよな〜(^_^;))
この辺かな〜って位置が決まった所で砥石をビットに付け替え、
これまた目測で0.6mm掘るので有りま〜す。

変なキズが有るのはご愛嬌ね(^_^;)
刃を当てたらバイスから外れてしまって、、、
チョコッと削りすぎの0.7mmボーリング完了(^_^)ゞ
0.1mmは誤差って事で、、、ね
仮組みしてネジの掛かり具合を確認!

よしっ!
ギリギリですけど此処までネジが噛んでれば締め付けは問題無いはずです。
ピニオンギヤ組み込み完了(^_^)ゞ
一旦全部バラして他の部分の調整です。
ベアリングが入れられる所は全てベアリングINしてシムでガタを調整します。



拡張子のピンはダブルベアリングで、、、(^_^;)
そうそう!
ツインパ用とカーディフ用で微妙に部品が変わってるんですよ。

左側ツインパ用、右側カーディフ用。
この拡張子ピンってのはちょこちょこと変更されてるんですよね〜
最新モデルは又少し形が変わってます。
此処は新しいタイプのを組み込みましょうね(^_^)ゞ
全てのシム調整が決定した処でやっと、
やっと、組み立てです(ノ^^)ノ
ギヤにはテフロンコート、グリスは仕入れたばかりのIOSグリスを使用。
(ここん所は又別の機会に(^_^;))


ベアリングがオープンタイプなのでグリスがクラッチ側に流れないように0.01mmの極薄シムで広く覆ってガードしときます(^_^)ゞ

バッチリじゃ〜ん(^_^)ノ

ピニオンシャフトとローターの位置が変わってるので当然スプール取り付け高さも大きく変わっていますわ。新しいラインを巻きながら此処も調整。
シムを二枚も抜きましたよ、、、

最後に安〜いハンドルノブに交換
(丸ノブが好きなんで(^_^)ゞ)

08ツインパワー4000HGS
フラットスペシャル〜
完成でありま〜す(^_^)ゞ
これで一巻き99cmや〜(^_^)ノ
って喜んでたら、、、
99cmはXGの時でした( -_-)
ギヤ比 6:1
スプール径は51mmで、一回転につき96cm、、、って事にはならなくて〜
この51mmってのはスプールエッジの径でありましてね、
実質有効径は48mm位です。
よってハンドル一回転で90cmって所ですな。
ま〜其れでも充分でありますよ(^_^)ゞ
ヨッシャ!
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- 2017年1月26日
- コメント(13)
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