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古の激流、白銀の牙 3

再び買い出しを行い、翌日に再度出発する。

今度はガソリンを多目に買って、まだ行っていない上流域を目指す。

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ちなみに今度はネットが助手を連れてきた。

息子だったか、従兄弟だったか忘れたけど、コイツ、滅茶苦茶バカだった。。。笑

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河を遡ること数時間。

途中でネットが、河を泳いでいる何かを発見した。

あ、カピバラだ!

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指を指して、ムイト ボン!と言っている。

え、食うの!?

※グロ注意













 

とりあえず船にあったロープを投げて首に巻き付け、激流の中を引っ張って船の下で窒息させ、包丁で心臓をグサリと。。。



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動物愛好家とか、見たら失神レベルだな。

そんなことを思いつつ、血抜きが終わった頃にまた上流を目指す。


 

ちなみに泊まったのはこんなとこ。



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ハンモックを吊って、さっき獲ったカピバラを食べて早速出発。

今度は支流のイリリ川という所に入る。

激流の中を探っていくと、まずはピラーニャが2発。

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下流の方では見られなかったビッグサイズ。

他にもビックーダやツクナレなんかが飛び出してきて、初のパクーも登場。

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激流に乗られてヤバかった。。。

この大きさであのトルクはヤバいでしょ。

だが、肝心のカショーロが出ない。

一帯を探り終えたところで激流を離れ、ナマズ釣りへ。

 

実は前回、カショーロを獲った後にナマズをやっていて、目を離した隙にロッドを持っていかれかけていた。
 

その時はネットが慌てて掴んでくれたおかげで事なきを得たけど、あの魚はなんだったのかと気になって気になって仕方がなかったのだ。

前半ではまともな仕掛けを用意していなかったが、今回はバッチリ作ってきたので、いざ、勝負。

川の合流点にボートを停めて置き竿。

 

すると30分と経たないうちに反応が出た。

前回ロッドを持っていかれかけていたので、今回はドラグを緩くして対策済み。

一旦クラッチを切ってドラグを締め、ロッドを寝かせた状態から渾身のフッキング!

どうだ!



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なんか、引きの割には小さいな。。。

てかヒゲでペチペチされて気持ち悪いよ。。。

ネット曰く「ババシャッタ」。

ジャウーの子供?じゃないよなぁ。


 

続けてまた、アタリが出る。

今度はどうだ!



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今度もまた、ワケのわからん奴だった(笑

この後は夕暮れが近づいてきたので引き上げ。

帰ってパクーの鍋を食べて寝ようとした。

すると外で何やらネットとshosho が騒いでる。

見に行ってみると、どうやらジャカレ(ワニ)が居るみたい。

面白そうだから、と言ってエサをブッ込んでみるが反応しない。

しばらくやっているみたいだったので、釣れたら教えてーと言い残して寝たw



 

翌朝。

手すりの所に糸が結んであって水面の方へ続いている。

引っ張ってみると。。。

ジャカレ、フッキングしてるw

その後起きたネットとバカにより無事?ランディング。


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一回これ、やってみたかったのw

撮影した後リリースすると、そそくさと逃げていった。

。。。昨日水浴びしてた近くにコイツらが居たってことだよね?

いや、考えるのはやめよう。


 

とりあえず上流ではカショーロの雰囲気が全く無かったので下流に下って再び魚が出たところを撃っていく。

が、出てくるのはデッカイビックーダやツクナレばかり。

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何ヵ所か回って、前半の最終日にカショーロを獲ったポイントに来た。

するといきなりshosho のトップにバッシャーンと出る。

あのバイトはカショーロだろーと思っていると、やはりルアーに傷がついて戻ってきたらしい。

俄然shosho に気合いが入ってきたところで、今度は僕にバイト。

しかも乗った。

何でお前ばっかりなんだよ!というshosho の呪いのような声を聞きつつw、寄せて浮いた魚はやはりカショーロ。

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なんか上げてくる途中でギシギシって振動が伝わってくるんだよね、この魚。

歯ぎしりか?

その後はバイトはあるものの全く乗らず、この日は終了。




 

焦るshosho と共に3日目を迎える。

写真は屋根裏から出てきた蛇。


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ネット「コブラ!」

いや、ハンモック吊ってるんですけど?
死にますけど?

この日はひたすらカショーロに奔走する。

だが全く反応がない。

前日カショーロが出た所はビックーダの占領され、とうとう夕方になってしまった。



ちょうどボートは僕が最初の大きなカショーロを釣ったポイントに差し掛かっていた。

暑さと疲れもあり、邪魔しないようにshosho を船首に残して後ろから見守る。



だが、この男。

タイでは最後の1投でピラルクーを仕留めた強運の持ち主である。

今回もそうなるだろうと、不思議に確信していた。







もう何投投げて、どれくらいの時間が経ったんだろう。







シングーの神様はやっぱり、微笑んだ。


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獲ったぞチクショー!コノヤロー!バカヤロー!とかワケのわからんこと叫んでた。
(本人は覚えていないらしいがw)

至高の瞬間。

船中の全員が幸せになった瞬間だった。


 

ようやく重荷が外れた僕たちは、今度はお土産確保に走る。

ツクナレはとても美味しい魚で、せめてものお礼にレストランの方々へ持ち帰りたかったのだ。

 

そして入ったポイントで、パンパンっと5発ほどまともなサイズが出る。

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更には今回最長、巨竜サイズのビックーダが登場。

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最高な1日だった。

最終日は今までと違って余裕があったので、ゆっくり楽しむ。

するとまた出た、巨竜サイズw

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動画撮りなんかもして遊ぶ


ただのサイドステップ宣伝動画w

ちなみにこの後、僕にも釣れましたとも。

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こうしてアマゾンでの釣りは終了。

雨季は釣りにならないと思っていたが、まあ、なんとかなったし、虫も少ない方らしかった。

(でも、これで少ないってことは夏は地獄だな。。。)


 

アルタミラへ戻ると、何やらパオロさんやレストラン従業員の兄弟(名前忘れた)が準備中。

なんと今日はレストランを閉めてシュラスコをやるらしい(ブラジルの焼き肉みたいな感じ)


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マジ、旨かった~

ついでに兄の方が「お前らの持って帰ってきたツクナレを捌いてやるぜ!」と言って刺身にしてくれた。

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これも最高。

鯛をちょっと柔らかくした感じ?

ブラジルの地酒・ピンガのカクテル「カイ・ピリーニャ」を飲みながら食べまくり、アルタミラ最後の夜は更けていった。






旅は終わった。

人のせいで今までにはない変なトラブルに巻き込まれつつ、でもやっぱり人のおかげで最高な釣りができた。

やっぱり地球上、何処に行っても「人」には「人」が必要なんだろう。

そんな当たり前だけど重要なこと、そういうものを旅は見えやすくしてくれる。

そして、雨期だろうと何だろうとアマゾンは最高!

偉大な自然は厳しいけれど、寛容で、そしてドラマチックな贈り物まで用意してくれた。

ムイト・オブリガード!

アルタミラの皆さん!

そしてシングー河よ!

いつか再訪するその時まで、

いや、いつまでも。

悠久の流れが生き続けてくれることを願った。






































 

・3回の旅を終えて。

今回で3回のバックパッカー釣行が終わりました。

目的の魚に会えなかったりとか、3回とも飛行機トラブルに遭ったりとか(笑)、色々な事があったけれど、まずは無事に帰って来れたことに感謝。

そして現地で支えてくれた人達と、自然と、何より全てを支えてくれた両親に感謝します。

ありがとうございました。







さて、日本に帰ると必ず聞かれる質問に対して答えておきましょう。



その旅で何か得るものはあったのかい?
分かったことはあったのかい?







はい。


















それは、、、


























何も分からないってことです!(爆


そうポンポンと答えが出てくるワケないだろバカヤロー!(核爆







すいません、調子乗りました。。。



旅を通して、あるいは鏡にして、僕は色々なモノを見てきました。

きっとそれが何かとして形作られるには、きっとたぶん、しばらくの時間とさらなる経験が必要です。

だけど、それでも少し分かった事がいくつかあって、それは前述した通り「僕は何も分かっていない」ということです。

この世界の姿を僕はほとんど分かっていないのです。

自然も、人も、そして自分も。

その在り方と可能性と。

でもそれは幸せなことです。

ようやく僕はスタートラインに立てたのですから。

最後に待つ旅と、その先に思い描く可能性の。

 



ちなみにバックパッカー最終章とか書いてましたが、スタートラインに立っただけですので、もちろんのこと、僕の旅は終わりません(笑

とりあえず最初に立てた計画が終わったので区切っただけです。

まだまだ、この先も走り抜ける予定なので、ご安心を(?)




さて、次の旅は、たぶん、かなり先になるでしょう。
 

今日から1年間日本とお別れし、1年間カナダに留学するからです。

ブラジルから帰ってきて1週間で何を言ってるんだと思うかもしれませんが、本当です(笑

英語の勉強に行くのですが、人生でこれほど勉強がしたいと思ったのは初めてなのです。

ま、その気持ちはもしかしたら旅から得たものかもしれないですね、なんて。



では、この辺りで終わるとしましょう。

長い長い文章をお読みくださり、大変ありがとうございました。



チャオ!

カナダ、行ってきます。

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