【keep　casting　story】 Ep.４　末期患者のホメオスタシス

居る

居るべきところに居るものだ。
着くべき場所に魚は居るし
出るべき場所では出るものだ・・・。

「今から行くところは見る人多いよ～」

そう告げる諫早のお三方
行く前なのにもう行きたくなくなったよ！！ｗｗｗ

天草式の術式を
マスターしているお三方はいいとして
こちらは丸腰に等しい・・・
いつもならそういう雰囲気の場所は避けて釣行するので
もはや耐性の「た」の字も(ry

し「おばあちゃん・・・」

ん？
おばあちゃん！？

ああ
聞かなかったことにしよう・・・うんうん

2011.09.17　22:30:00

タックルセッティングを済ませ
ポイントへと向かう・・・

塾「ちょっと左見てごらんw」

一心不乱に
足元だけを見ながら進んだ

べ、別に怖かったんじゃなくて
足元が悪かっただけなんだからッ！！ｗｗｗ

恐怖に負けそうになりながらも←オイ
歩いた歩いた・・・

私がこう
ズンズンと歩いていくとね

みょ～に手元が重くなるんですよ・・・。
そしてフッと軽くなる。

何かな～
気持ち悪いな～
なんて思ってますとね
目の端に白いものが
ふわ～ふわ～っと通り過ぎていくんです

嫌なもの見ちゃったな～

そう思いながらも
ふっとその方向を見たんです

そしたら

ロッドにクモの巣がやたらと
引っ付いてめんどくさいことになっていたんです・・・悶絶

スーパー淳二タイム終了
いよいよ釣り開始

ボホボホボホッ！！
一面ボラだらけ

し「これはベイトが多すぎる・・・」

一面のボラにただただ翻弄されながら
時間だけが過ぎていく・・・

そんな中
流れをリトリーブとドリフトで横切るTKLMに
ひったくる様なバイトが！！

ジィ・・・ジィ・・・

時折ドラグが出されるが
竿でタメを作りこちら側へと誘導する。

流れに乗ったら終わり
乗らないようにこちら側へ寄せてくる・・・

バシャバシャ！！
エラ洗いで最後の抵抗を見せるボラ

コンニャロー！！
絶対とってや・・・ボラ？

もー
ボラを掛けて大満足♪

そんなヌルい自分の姿が
神様の逆鱗に触れたのか

遠くの空から迫ってくるものあり。
そう、我々には欠かせない自然のいたずら

ザザーッ！！

あっという間に視界が狭まり
見えていた半島が見えなくなる。

ついにワルプルギスの夜が！！

「こんなのってないよ！！」

土砂降り具合をカメラに収めようかと思ったが
いらんものまで写すとイカン。

この後下げまで撃ちきったが
５人にシーバスが微笑むことはなく
ボラを３キャッチという結果に終わった。

「君なら運命だって変えられる」

一号

二号ｗｗｗ

「あ、いえ。結構です（´・ω・｀）」←満身創痍

2011.09.18　07:00:00

長崎２日目、朝を迎えた。
早朝は絶望的な雨だったが
ここにきて小雨へと変わった。

カミハイッテイル
ココデサカナヲツルサダメダト・・・

しんやさんのボートに乗り込み
長崎の魚を求めて湾内を捜索

上層は雨による濁りにまみれ
ベイトもまばらな状態。

DOG-Xからギャロップ60ｇまで
ありとあらゆる手を尽くしたが
シーバスからのコンタクトはない・・・

族長が空気を読まない行動をとったが
まあ、なかったことにしておこう。www

タイムリミットの昼を迎える直前
しんや船長が重い腰を上げるように
ある物を取り出した・・・。

し「しょうがないアレを使うか」

船員「せ、船長！！正気ですか！！？」

魚が口を使わないならば
ボトムを攻めるほかない
それは王道であり、外道でもある。

長崎ボートシーバスでは
口を使わないときのボトム攻めに特効ルアーがあるらしい。

門外不出とまで言われた・・・
かどうかは知らないが
当スタッフが独占スクープした！！

それではご覧いただきましょう・・・。

なんという事でしょう。
無駄のないシンプルなフォルムに
掛けたら離さないと言わんばかりの針。

これぞ、我々が追い求めた本命
イイダコを釣るタコジグなのだッ！！ｷﾘｯ

これが意外と深い
しんやさんはポンポン上げるし
自分はチョイチョイ
族長は・・・

ハハッ！！
シーバスなんか釣るからだッ！！！www

何か大切なものを失った気がする長崎釣行。
得たものは・・・X-WIREとエ○本だけwww

充実感と喪失感を抱きつつ
そして、リベンジを誓いつつ

痛車は一路福岡を目指したのであった・・・。