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新 拓也
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▼ 参魚種制圧!鹿児島襲学釣行~3話「瞬間、銀鱗煌めいて」
鹿児島襲学釣行
前回まで
1話http://www.fimosw.com/u/keepcasting/elneiocyzh8y3w
2話http://www.fimosw.com/u/keepcasting/elneioc5fza8ky
旅人:鈴木君目線
http://www.fimosw.com/u/yoshifish
3月29日
AM3:30
起床
今日からヒラスズキ編の始まりである。
既にHPをガッツリ削られている両名だが
ここからが本番だ。
4日前のプラクティスでは
◇ミニヨレやドリペン90でのHITに限る。
◇流れ・波の完全に裏側に居る。
◇ベイトは居るが極小
という傾向を掴むに終わっており
完全な答えまでは出し切れてなかった。
甘えるとすればまだヒラ歴は4か月の筆者。
現在の傾向と各ポイントの特色を彼に伝えプランは共に練った。
後は房総で結果を出し続けている彼の腕に賭けるしかない。
AM5:00
ポイントに到着
辺りは暗く、静まり返っている。
俺「日の出まで、まだ時間はある…」
俺「まだ動く時ではない」
よ「あぁ…わかっている」
無言で頷く両者。
彼らの答えは一つだ。
おもむろにスマホを取り出す。
「シャンシャン♪の時間だッ!キリッ」
※シャンシャン♪
→スマホの音ゲーアプリ「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」の通称
「あ^~かわいいんじゃ^~(ご満悦)」
ガチの釣りにしてもオンとオフを切り替える
実に大事な事である(正当化)
ゲーム画面をそっと閉じ
両者が瑠璃色の空を見上げ口を開く
筆「…刻(トキ)は満ちた!!」
よ「推して参る!」
そう
ふたりは厨二MaxHeart
心は永遠の14歳だ(末期)
磯に降りると先行者は無し。
4日前にもアタリは得られた場所。期待はできる。
しかし満潮前260㎝余、潮位が高すぎる。
狙いの沈み瀬や沈み石を打つことが出来ない。
大まかな場所だけ伝え
後は彼に賭ける事にした。
筆者は後ろから見守る事しかできない。
断っておくと筆者の実釣時間は短いので
どのようなゲーム展開だったのかは彼のログを参照して頂きたい。
複数のピンを撃つが反応は無い。
やはり潮位が高すぎるようだ。
隣りの磯はメジャースポットだが
誰も入っていないように見える
ココを撃ち続けても仕方がないとの判断で
隣りの磯へと車で速やかに移動した。
AM8:00
上げ潮で反転流が出来る場所。
その絡みで撃つのだが高潮位で撃ったことは無い。
満潮まで残された時間はわずか。
大潮なだけあって反転流が強い
サラシの帯が綺麗な筋を描く。
その時は訪れた!!
レクシータが弧を描く
バラシてはいけない!
そのプレッシャーもあったのか
レンズを向けた時には既に魚が横たわっていた。
初めての場所での価値ある一本。
筆者と彼は硬く握手を交わしたのであった。
重圧から解き放たれ
2名に笑顔が戻った。だがこれでは終われない!
それは彼も、ガイドである筆者も同じである。
程なくして満潮を迎え
流れが止まったところで移動することに。
AM10:00
小場所。
だが魚は確実に居着く場所。
大体のピンを伝え後ろから見守る。
彼は魚を引き出した!
本日二本目。
AM11:00
ハナレにスイム
\おーいっ!早く早くぅ~♪/
雨風が強くなった。
潮位も下がりきってしまい
撃つ場所も無くなってしまったので昼食とする。
中村さんからLINEが来た
中「近くに来てるんだけど…」
我々は目を疑った
手負いのハズの中村さんが
まさに自らの傷口に塩水を塗ろうとしているらしい。
とりあえず、近くの岬の偵察をお願いし
昼食を進める・・・
間もなくだった。LINEが入る
中「竿折れた・・・」
えぇぇぇぇええええ―ッ!!!!
我々は今度こそ目を疑った
昨日病院行きとなった中村さんが
今日は竿を折っただなんて
筆「ヤベぇよ、絶対何か憑いてるよ・・・」
よ「リア充っぷりを見せつけるからだなwww」
筆「あー、それじゃ仕方ないね☆」
後輩のクズといっても過言ではない両名だが
気になって電話してみる。
筆「ど、どういうことですか・・・?」
中「ロッドを立てかけてたら風に煽られてねー」
筆「ヤバイですよ、お祓いしてもらった方が良いですよ」
中「んー・・・」
筆「で、どうするんですか?」
中「竿取りに帰るのもアレだしやってみようかな」
筆「とりあえず、色々気をつけてくださいね・・・」
電話を切る
筆「折れたけどまだやるんだって・・・」
よ「スゲぇな、ホント好きだよなー(他人事)」
PM1:00
昼食を済ませ
本命ポイントの場所取りへ。
外は暴風雨、そして睡魔。
車内で仮眠・・・の前に
両名「シャンシャンの時間だッ!!」
そして仮眠。
PM3:00
だいぶ疲労が溜まっていたのか
思ったより寝てしまった。
リーダーを組むついでに車外で準備していると
遠くからこちらに向かう不穏な影。
ろ、ローカルアングラーだ!!
御年輩の方だが片手にはヒラロッドとルアー
間違いなくヒラスズキ狙いだ。
こ、ここは私が食い止めねば!
急いで準備を済ませ歩き出そうとしたところで声を掛けられる
爺「にーちゃんたちは何釣りね?」
筆「ヒラです。おいちゃんは?」
爺「スズキよ。ニコッ」
満面の笑みでそう返された時にはすでに追い越されていた。
や、やりおる!さすがベテラン
流れるようなオーバーラップである。
一気に抜かれた我々は準備を終えて入釣。
幸い沖のハナレに渡ったわけではないらしいし
そこを撃っているわけでもない。イケる!
本命はハナレだが潮位が足りない。
そして手前のシャローも気になる所。
自分が先に立ち位置で場所取りをする間
手前のシャローを鈴木君に撃ってもらう。
そうこうしていると中村さんも合流。
折れたロッドで執念の一本を上げていた。
手には綺麗に加工したロッドと銀鱗のヒラスズキ。
逆境の中手にした鹿児島最後のヒラスズキである。
中村さんには奥を撃ってもらうことに。
程なくして時合いを迎えた為
鈴木君を呼び戻す。
筆者のプランのピークはココだ。
今日はココにすべてを掛けている。
根の際
サラシの中
暴風雨の中でも彼は綺麗にコースを描く。
それでも出ない。
流れは出ている。
サラシもいい。
先ほどからの豪雨で
水色が悪くなっている事だけ気がかりだ。
流れが最高潮に達する。
サラシが沈み石まで伸び
いかにもと言う状況。
雨脚はさらに強くなり筆者らを打つ。
春の嵐を切り裂いてゲームが動き始めた。
食ったァァァ!!
隣りのスポットを叩いていた筆者のロッドが曲がる
強いトルクで引き込まれるのをいなし無事キャッチ。
何はともあれ魚は出た。
執拗に撃ちこみバイトを引き出す。。。
ゴンッ!!
筆「ヨッシャ食っ・・・バレター!!」
ゴン!!
よ「よっしゃ!・・・バレター!!」
時同じくして2バイト得られたが
後が続かず3日目の終了となった。
よ「やべーよメッチャ潮上がってるよォwww」
筆「あー前に進まねえwww」
よ「さみーよォォォ!!www」
筆「もうどうでもよくなったわwww」
中「ナニしてんだコイツら・・・」
ウェットスタイルハイ
ただのカラ元気である
中村さんは明日から勤務地へ引っ越し。
遠征組の鈴木君にも
鹿児島組の筆者としてもお別れなのである。
中「ありがとう!楽しかったよ!!」
よ「こちらこそ!お世話になりました!!」
筆「最後にこんな写真で良いんですかね・・・?(困惑)」
・・・まぁ、この人たちらしいけど(小声)
中「あー早く帰んなきゃ!明日デートだわー」
筆「ん、あの人今何か言わなかった?」
よ「さー、なんていったのかよく分からなかったけどさ」
「やはりキャンプ場で手を下しとけば良かった!!」
後悔先に立たず
リア充を駆逐するまで僕らの闘いは終わらない。
帰り道に温泉へ。
鹿児島の良さはどこでも温泉がある事
そして一律低料金で温泉に入れることだ。
夜の東シナ海を眺めながら
2人でプランを練る。
水潮
先行者との戦い
課題は山積みだ。
帰ってきてヤマメの塩焼きに舌鼓。
満腹感と睡魔で今にも果てそうなのだが
※睡魔のあまり片付け中に壊れる筆者
よ「お土産があんだよー」
筆「?」
ゴソゴソ・・・
こ、これは!!
何とは言わないが
シャンシャンする彼の奥に立てかけられている
薄い本こそ今回のガイド報酬なのだ。
で、そのティッシュはなんなんですかね・・・?(すっとぼけ)
いただきましたァーっ!!(ご満悦)
ガイド頑張ろう(決意)
さてさて鹿児島襲学釣行も折り返し
明日はどっちだ・・・
4話へつづく
- 2014年4月8日
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