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新 拓也

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参魚種制圧!鹿児島襲学釣行~3話「瞬間、銀鱗煌めいて」

参魚種制圧!
鹿児島襲学釣行
~薩摩半島平鱸編~

 


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前回まで
1話http://www.fimosw.com/u/keepcasting/elneiocyzh8y3w
2話http://www.fimosw.com/u/keepcasting/elneioc5fza8ky

旅人:鈴木君目線
http://www.fimosw.com/u/yoshifish
 

 
 
 
 
3月29日
AM3:30

 
起床
今日からヒラスズキ編の始まりである。
既にHPをガッツリ削られている両名だが
ここからが本番だ。
 

 
 
4日前のプラクティスでは
ミニヨレやドリペン90でのHITに限る。
流れ・波の完全に裏側に居る。
ベイトは居るが極小

という傾向を掴むに終わっており
完全な答えまでは出し切れてなかった。
甘えるとすればまだヒラ歴は4か月の筆者。
現在の傾向と各ポイントの特色を彼に伝えプランは共に練った。
後は房総で結果を出し続けている彼の腕に賭けるしかない

 
 
 
 



 
 
 



 
AM5:00

ポイントに到着
辺りは暗く、静まり返っている。
 



 
俺「日の出まで、まだ時間はある…」
俺「まだ動く時ではない」



よ「あぁ…わかっている」
 
無言で頷く両者。
彼らの答えは一つだ。
おもむろにスマホを取り出す。

 
 
 






 
シャンシャン♪の時間だッ!キリッ」
シャンシャン♪
→スマホの音ゲーアプリ「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」の通称

 
 
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あ^~かわいいんじゃ^~(ご満悦)」
 
 
ガチの釣りにしてもオンオフを切り替える
実に大事な事である(正当化)
 

 
 
 

 
 
ゲーム画面をそっと閉じ
両者が瑠璃色の空を見上げ口を開く

 
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筆「…刻(トキ)は満ちた!!」

よ「推して参る!」

 
 





そう
ふたりは厨二MaxHeart

心は永遠の14歳だ(末期)
 
 
 
 





 
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磯に降りると先行者は無し。
4日前にもアタリは得られた場所。期待はできる。
しかし満潮前260㎝余、潮位が高すぎる。
狙いの沈み瀬や沈み石を打つことが出来ない。
 
大まかな場所だけ伝え
後は彼に賭ける事にした。
筆者は後ろから見守る事しかできない。
断っておくと筆者の実釣時間は短いので
どのようなゲーム展開だったのかは彼のログを参照して頂きたい。
 
 
 
複数のピンを撃つが反応は無い。
やはり潮位が高すぎるようだ。
 
隣りの磯はメジャースポットだが
誰も入っていないように見える
ココを撃ち続けても仕方がないとの判断で
隣りの磯へと車で速やかに移動した。
 

 
 









 
 
AM8:00
 
上げ潮で反転流が出来る場所。
その絡みで撃つのだが高潮位で撃ったことは無い。
満潮まで残された時間はわずか。
 
大潮なだけあって反転流が強い
サラシの帯が綺麗な筋を描く。
 

 
 




 






その時は訪れた!!
 
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レクシータが弧を描く
バラシてはいけない!
そのプレッシャーもあったのか
レンズを向けた時には既に魚が横たわっていた。

 






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初めての場所での価値ある一本。
筆者と彼は硬く握手を交わしたのであった。
 
 

 






 
重圧から解き放たれ
2名に笑顔が戻った。だがこれでは終われない!
それは彼も、ガイドである筆者も同じである。
 
 
 
程なくして満潮を迎え
流れが止まったところで移動することに。
 

 
 
 









 
 
 
 
AM10:00

 
小場所。
だが魚は確実に居着く場所。
 
大体のピンを伝え後ろから見守る。

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彼は魚を引き出した!
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本日二本目。
 
 
 






















AM11:00

 
ハナレにスイム
 

\おーいっ!早く早くぅ~♪/

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が、不発。

 







雨風が強くなった。
潮位も下がりきってしまい
撃つ場所も無くなってしまったので昼食とする。
 
 
中村さんからLINEが来た
中「近くに来てるんだけど…」
 
 
我々は目を疑った
手負いのハズの中村さんが
まさに自らの傷口に塩水を塗ろうとしているらしい。
 
とりあえず、近くの岬の偵察をお願いし
昼食を進める・・・
 
 




 
間もなくだった。LINEが入る
 
中「竿折れた・・・」
 
 
 
 
 





えぇぇぇぇええええ―ッ!!!!
 






 
我々は今度こそ目を疑った
昨日病院行きとなった中村さんが
今日は竿を折っただなんて
 
 
 
筆「ヤベぇよ、絶対何か憑いてるよ・・・」
 
よ「リア充っぷりを見せつけるからだなwww」
 
筆「あー、それじゃ仕方ないね☆
 

後輩のクズといっても過言ではない両名だが
気になって電話してみる。
 
 



筆「ど、どういうことですか・・・?」
中「ロッドを立てかけてたら風に煽られてねー」
 
筆「ヤバイですよ、お祓いしてもらった方が良いですよ」
中「んー・・・」
 
筆「で、どうするんですか?」
中「竿取りに帰るのもアレだしやってみようかな」
筆「とりあえず、色々気をつけてくださいね・・・」

 
 
 


電話を切る

筆「折れたけどまだやるんだって・・・」
よ「スゲぇな、ホント好きだよなー(他人事)」
 
 












PM1:00
 
 
昼食を済ませ
本命ポイントの場所取りへ。
外は暴風雨、そして睡魔。
車内で仮眠・・・の前に
 

 
両名「シャンシャンの時間だッ!!」
 
 
 
そして仮眠。
 
 
 
 






 
PM3:00

だいぶ疲労が溜まっていたのか
思ったより寝てしまった。
 
リーダーを組むついでに車外で準備していると
遠くからこちらに向かう不穏な影
 
 





ろ、ローカルアングラーだ!!
御年輩の方だが片手にはヒラロッドとルアー
間違いなくヒラスズキ狙いだ。

 
こ、ここは私が食い止めねば!
急いで準備を済ませ歩き出そうとしたところで声を掛けられる
 




爺「にーちゃんたちは何釣りね?」
筆「ヒラです。おいちゃんは?」
爺「スズキよ。ニコッ」
 




満面の笑みでそう返された時にはすでに追い越されていた。

や、やりおる!さすがベテラン
流れるようなオーバーラップである。















一気に抜かれた我々は準備を終えて入釣。
幸い沖のハナレに渡ったわけではないらしいし
そこを撃っているわけでもない。イケる!
 
本命はハナレだが潮位が足りない。
そして手前のシャローも気になる所。
自分が先に立ち位置で場所取りをする間
手前のシャローを鈴木君に撃ってもらう。
 
 








 
そうこうしていると中村さんも合流。
折れたロッドで執念の一本を上げていた。
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手には綺麗に加工したロッドと銀鱗のヒラスズキ。
逆境の中手にした鹿児島最後のヒラスズキである。

 
 





中村さんには奥を撃ってもらうことに。
 
程なくして時合いを迎えた為
鈴木君を呼び戻す。
筆者のプランのピークはココだ。
今日はココにすべてを掛けている。
 
 
 



根の際
サラシの中
暴風雨の中でも彼は綺麗にコースを描く。
それでも出ない。
 
流れは出ている。
サラシもいい。
先ほどからの豪雨で
水色が悪くなっている事だけ気がかりだ。
 
 
流れが最高潮に達する。
サラシが沈み石まで伸び
いかにもと言う状況。
雨脚はさらに強くなり筆者らを打つ。
 





 
 
春の嵐を切り裂いてゲームが動き始めた。
 






食ったァァァ!!
 
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隣りのスポットを叩いていた筆者のロッドが曲がる
 

強いトルクで引き込まれるのをいなし無事キャッチ。
 
 
 

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何はともあれ魚は出た。
執拗に撃ちこみバイトを引き出す。。。
 
 
 
 
 
ゴンッ!!

 
筆「ヨッシャ食っ・・・バレター!!
 
 
 
ゴン!!

 
よ「よっしゃ!・・・バレター!!
 
 
 
時同じくして2バイト得られたが
後が続かず3日目の終了となった。
 








よ「やべーよメッチャ潮上がってるよォwww

筆「あー前に進まねえwww

よ「さみーよォォォ!!www

筆「もうどうでもよくなったわwww







中「ナニしてんだコイツら・・・」



ェットスタイルハイ
ただのカラ元気である







中村さんは明日から勤務地へ引っ越し。
遠征組の鈴木君にも
鹿児島組の筆者としてもお別れなのである。



中「ありがとう!楽しかったよ!!」
よ「こちらこそ!お世話になりました!!」

 




 
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筆「最後にこんな写真で良いんですかね・・・?(困惑)」
・・・まぁ、この人たちらしいけど(小声)
 








中「あー早く帰んなきゃ!明日デートだわー」





筆「ん、あの人今何か言わなかった?」

よ「さー、なんていったのかよく分からなかったけどさ」





「やはりキャンプ場で手を下しとけば良かった!!」

後悔先に立たず
リア充駆逐するまで僕らの闘いは終わらない。













帰り道に温泉へ。
鹿児島の良さはどこでも温泉がある事
そして一律低料金で温泉に入れることだ。
 
夜の東シナ海を眺めながら
2人でプランを練る。
 
水潮
先行者との戦い
課題は山積みだ。













 
帰ってきてヤマメの塩焼きに舌鼓。
満腹感と睡魔で今にも果てそうなのだが
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※睡魔のあまり片付け中に壊れる筆者








よ「お土産があんだよー」

筆「?」







ゴソゴソ・・・



こ、これは!!



とは言わないが
シャンシャンする彼の奥に立てかけられている
薄い本こそ今回のガイド報酬なのだ。
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で、そのティッシュはなんなんですかね・・・?(すっとぼけ)





いただきましたァーっ!!(ご満悦)
ガイド頑張ろう(決意) 










さてさて鹿児島襲学釣行も折り返し
明日はどっちだ・・・
 

4話へつづく


 

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