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▼ 隠岐の島遠征(初日)
- ジャンル:釣行記
5/7・8
島根県隠岐の島釣行
【遠征なのにまたこの3人で…】
前日、三尾から戻り実家で仮眠を2〜3時間
今度は仕事の関係で千葉や兵庫、茨城あたりを行ったり来たり、人生回遊中のウエヤマ氏と待ち合わせ、荷物を詰め込み島根県松江方面、七類港を目指します。
田舎に帰ってきたのに結局いつも外房で釣れないけどワァーワァー言うてる3人での旅になったな!(笑)
なんて言いながら出発!
もちろん今回もワァーワァー言おうや!笑
七類港から渡船に乗り込み直接磯に渡してもらいます。
今回の隠岐釣行は浜吉丸さんにお世話になりました。
深夜2時出船とのことだったので途中釣具屋に寄ってリーダー等を買い足し、余裕を持って0:30に到着。
すでに釣り人が集まり各自荷物の詰め込みを行っていたので、まぁのんびりと着替えたり荷物の詰め込みなんかをしていたらいい時間に。
名簿に名前や希望の磯等を書き、受付けを済ませばあとは観光バス仕様になったシートを倒して爆睡です。
船のエンジン音が弱まり各グループごとに磯渡しが始まります。
船長に呼び出され我々は大森島の南という磯でやってみることに。
「今日は風が強いけれど徐々に収まってくる予報だから気をつけながら頑張ってみ!」
キャビンを出た瞬間に超が付くほどの波しぶきで歓迎してもらい早速びしょ濡れ!
今日はタフな釣りになるかもな〜!
無事乗磯!
【西風爆風の中でのスタート】
まだ暗い中、足場のチェック等をしてからタックルを組みますがなかなか足場の安定する場所が少なく荷物の置き場に少々困りました。
また吹きつける激しい横風もプラスして、何をするにもストレスの多い状況。
なんとか準備を済ませ、夜明けとともにキャスト開始です!

とにかく風が強くて立つのもやっと!という瞬間もあるほどでした。
私たちは南を正面に向いて投げます。
風は西から強く吹いています。
立ち位置から右方向からの強い風を受けての釣り。
強い西風によって出てしまう糸フケやペンシルのミスダイブに気をつけながら広範囲にサーチ!
立ち位置や足場も、夜が明けてから確認すると左右に移動して撃てるポイントがあるので波に気をつけながら移動しながら撃ったりしてみますが開始から1時間ほどなんの反応もないままに過ぎ、結構な量の海藻が流されてきていたりしてストレス多い状況。
風を避けてノット組み直してもこんな感じ

【チェイスを信じてくれっ!】
他の2人はちょっとグッタリきているようで、ウエヤマ氏はまた根掛かりのリーダー交換かな?彼女は体調も優れないのもあり休憩していました。
そんな時、7:00前だったと思います。
正面にキャストし西風によって左方向に着水させ引いてきていたペンシルの後方がモワッと!
チェイスしてきたのがわかり叫びました。
「チェイスチェイス!!」
風に消されそうなその声に2人は
「ホンマか?ウソやろ?」
そんな感じの冷たい目線(笑)
「こいつら信じてへん…」
ならばともう一度、同じラインを丁寧に引いてくるとまたしても水面が爆発!
乗ったか!?
と身構え竿先に集中しますが…乗ってない>_<
またもや
「チェイスチェイス!またチェイスきてるよ!ホンマやぞ!」
2人はまたジィ〜〜っとこちらを見てきます。笑
普段釣れないグループなもんで、その辺りかなり慎重みたいです。笑
すると、ムクっと彼女が起きてきて私の左側に立ちペンシルを同じようなラインに投げます。
風が強いのでラインのお祭りを避けるために半分くらい引いてきたら今度は自分がキャストしようと隣を見ながら待ってました。
ズーーンと竿がしなってます。
海藻を引っ掛けたような雰囲気でしばらくゆっくりと回収の動作をしてましたね。
その竿先をじっと見てました。
いや、この感じ…魚付いてるやろ?
さてはこの人気付いてへんな?
「なぁ、それ魚付いてる思うで!グッとアワセてみて!」
ズドン!!
寝起き1発目でギャーギャー言いながらも力強くリフトしてました!
無事、リーダー掴んでランディング。

メジロ70㎝
よく肥えてました!
①ルアーに魚食いついてます。
↓
②釣り人それに気付かず海藻の回収してるつもり。
↓
③この時点で魚も釣られたことに気付かず。
↓
④食いついてからだいぶ経ってからアングラーも魚もお互いがそれと気付きファイト開始!
なんじゃそら(笑)
それでもなんとか獲れて良かった!
起きてきて1投で…
てかそれワシのメジロや!笑
そしてここで初めて2人はチェイスがあったことを信じたそうな!爆
さぁ〜魚は入ってきてますぜ〜!
ってことで3人で鼻息荒く投げていきます!
自身はチェイス〜バイト止まりで、なかなかヒットまで持ち込めません>_<
そんな時ウエヤマ氏からヒットコール!!
見るとウエヤマ氏の念願だった「動画でよく見るアワセ3発」を叩き込みファイト体制に!
やりおった!と思った次の瞬間ラインブレイク!?
ラインの何処かが弱ってたんでしょうね。
何やってんねん!
残念!
その後また自身にチェイス〜バイト!
…も、針先にかすかに残る青物の感触を最後にアタリはパタッとなくなってしまった。
回遊してきてワァ〜となって次またどっか行って来ますー!
そんな感じだったんでしょうか。
その時間、15〜20分くらい。
この3人組にとっては久しぶりすぎる、そして充分すぎる贅沢な時間でした(笑)
【その後4時間投げ続けましたが…】
ジアイが終わり、魚は嵐の様に去って行きましたが海は嵐そのもの。
朝だけで収まるとの予報だった西風爆風は容赦なく吹きつけています。
ジグを投げて潮の流れをチェックすると、潮は右方向へ流れている様子。しかし右からの風で海面は押し戻されているような感じでした。
お昼前、徐々に潮の流れが強くなり始め、少しづつ、本当に少しづつ風に勝ち右方向へ流れだしました!
チャンスが来るかもしれない!
とジグをシャクリながらドリフトさせるイメージで流してみたり、ペンシルで誘い出してみたり、
自身の試してみたいこと、考え得ることを全てぶつけたつもりですが反応はありません。
高い所に乗り撮影。
空は晴れてきました。
2人はまた磯寝を満喫中。
(これくらい晴れてくれてると磯寝も気持ち良いですよね♪)


もしかしたら夕方にかけてもう一度回遊があるかもしれないとも思いましたが、ここで磯替えも視野に船長に電話。
ちょうど昼頃に大森島のケナシという磯が空くのでそこに入りましょうか?とのこと。
ケナシという磯、2年前に乗せてもらい根魚が良く釣れ、自身初のクエを釣った磯です。
島の角に位置する磯で、今立っているポイントから右手に見えています。
角に位置する分、潮と潮がぶつかってチャンスがあるかもと思い磯替えをお願いしますと返答。
よし!頑張ろう!
【磯替え〜予想的中】
2人を起こし準備して磯替え。
ケナシに無事乗磯。
島の西の角にあたるこの磯は予想通り、南から来る流れと北から来る流れがちょうどぶつかり合っていました。

「今日は風も強いし潮も飛びだしたからなんとかジグで頑張ってみてください。」
そう言われ乗ったのでまずはジグを入れますが先ほどのポイントに比べだいぶ潮が流れています。
「神子元島の下り潮がカッ飛んだ時みたいやな〜!」
そんな会話をしながらジグをドリフトさせながら反応を待ちます。
30分ほど経った頃、ふと潮と潮がぶつかり合って筋ができていたその筋の手前に、ちょっとヨレているような…鏡のような…なんとも魅力的に感じたポイントを発見。
「ウエヤマクン、ボクハ、サカナハ、ウエヲ、ムイテルト、オモウ!」
そう言ってローデット180を風を計算しながらキャスト!
糸フケを逆に利用するような引き方してました。
投げ始めてすぐだったと記憶しています。
瞬間的な出来事です。
その魅力的に見えた流れの中から食い上げてくる魚の姿が!
「チェイスチェイスー!」
1発で乗らなかった!?
はやる気持ちを押し殺してそのままアピール!
ドンッ!!乗った!!!
そのままゴリ巻きで寄せてきますが左前方に突き出した根に一直線!
あっという間にラインが根に絡まってます。本当に速かった!
困った、、、このまま巻いてしまうとラインブレイクは間違いない。
とっさにベールを返してラインフリー!

波だけはほんと気をつけながらですが、隣の磯になんとか渡れそうだったので勝負かけました。
根にかかったラインをほどき、

頼む繋がっててくれ!

よっしゃ!まだ勝負はここから!
とにかく早く根から剥がしたい!

だいぶ深く潜ってる。15!?20mか!?

ロッドパワーを信じ全身を使って!

魚体が見えた!やっぱりアイツやーー!

よっしゃぁぁぁ!!!

やっと会えた!
3年かかってやっとまた会えた!
ヒラマサ68㎝

・ロッド/DM Accura100H(RG)
・リール/ステラSW14000XG(スプール8000)
・PE/撃投PE4号
・リーダー/デュエル カーボナイロン80lb
・ルアー/マリア ローデット180
震える手でシャッターを切りました。
【人の釣りを観ながら】
ヒットゾーンを報告するとともに、波さえ注意して渡れれば向こうの立ち位置の方がキャスト・ファイト・ランディングともにやりやすいことを2人に伝えるやいなやダッシュするのがウエヤマという男。
写真左奥、早速2投目にやらかしました!

ランディングした氏の口から
「ヒラマサやっ!」
彼もずっと追い求めてきましたので本当に嬉しい瞬間でした!
その後パターンを掴んだのかバラし1を含む4連発!
最大で65㎝、2本のヒラマサを釣り上げました!
おめでとう!
よっしゃ!初めての全員安打!
えぇ顔してるっ!
足取りも軽そう(笑)

彼女も2チェイス1バイト出せたんですが乗りきりませんでした。
それでもかなり興奮状態!
そんな2人の釣りを高い位置からジッと観ていました。
先ほど獲れたヒラマサの興奮でまだ手が震え、正直その時は今日はもうこれでいい。
この一本で充分だ。
2人に何かあった時にすぐにサポートできるようにしよう。
そんな風な満たされた気持ちでした。
30分ほどした頃彼らの釣りがとりあえずひと段落した様子。
自身もその間に少しずつ冷静になり、リーダーを新しく組み直してました。
(もぅ今日はいい!なんてさっきまで思ってたはずじゃ…)
波がまた高くなってきそうで向こうに行けるのはあと少しの時間です。
ラストなんかまだ出そうな気がする。。。
それと、ちょっと試したいことも思い浮かんだので
「もう一度やらせていただきます!」宣言し、ダッシュ!!
ド派手な水飛沫で答えはすぐに出ました!
先ほどよりもずっと重く力強いパワー!首振り!突っ込み!
それら全身に感じながらこちらも全力で浮かせにいきました!
「絶対アイツや!」
見えてきた魚体にデカ!と思いましたがそれと同時にフックが1本外れる感触。
テールフック1本!
磯際でかなり抵抗されましたが最後はウエヤマ氏のギャフが決まり無事にキャッチ!

ヒラマサ85㎝
(ローデット180)

無我夢中
「こんな、、2発もヒラマサを…」
横たわるヒラマサを呆然と見ながらその場にへたり込んでいました。

いつも3人外房で、
「行きは良い良い、帰りは…」
な連続だったもんで。
それはそれで楽しく毎回珍道中でしたが、、、
釣れたらもっとオモロいやん!
興奮するし、感動するし!めちゃめちゃオモロいやん!
素直にそんな気持ち。
でもそれはここまでの3年があったからだとも思いました。
色々経験してきたし、仲間にも色々見せてもらってきたから1本目のヒラマサも獲れたと思います。
そう、ちょうど2年前この隠岐で林田氏のヒラマサとのファイトを見て学んだ事がそのまま出来たファイトでした。
あの2年前がなかったら獲れてなかったと思っています。
2本目の方がド派手な出方でサイズもデカかったけれど、不思議と手が震えていたのは最初の1本目。
捉え方はアングラーの数だけあるかとは思います。
釣りをするからにはデカいの獲りたい気持ち満々ですが、それだけが感動の対象ではない。
サイズではないと改めて思いました。
ど〜やら自分にとってはそのようです。
魚(サイズ)かもしれない、シチュエーションかもしれない、人(仲間や出会い)かもしれない。
わかんないですけど、またこんな釣りしたいな!

回収〜
渡船屋の民宿で泊まりました。
島根県隠岐の島釣行
【遠征なのにまたこの3人で…】
前日、三尾から戻り実家で仮眠を2〜3時間
今度は仕事の関係で千葉や兵庫、茨城あたりを行ったり来たり、人生回遊中のウエヤマ氏と待ち合わせ、荷物を詰め込み島根県松江方面、七類港を目指します。
田舎に帰ってきたのに結局いつも外房で釣れないけどワァーワァー言うてる3人での旅になったな!(笑)
なんて言いながら出発!
もちろん今回もワァーワァー言おうや!笑
七類港から渡船に乗り込み直接磯に渡してもらいます。
今回の隠岐釣行は浜吉丸さんにお世話になりました。
深夜2時出船とのことだったので途中釣具屋に寄ってリーダー等を買い足し、余裕を持って0:30に到着。
すでに釣り人が集まり各自荷物の詰め込みを行っていたので、まぁのんびりと着替えたり荷物の詰め込みなんかをしていたらいい時間に。
名簿に名前や希望の磯等を書き、受付けを済ませばあとは観光バス仕様になったシートを倒して爆睡です。
船のエンジン音が弱まり各グループごとに磯渡しが始まります。
船長に呼び出され我々は大森島の南という磯でやってみることに。
「今日は風が強いけれど徐々に収まってくる予報だから気をつけながら頑張ってみ!」
キャビンを出た瞬間に超が付くほどの波しぶきで歓迎してもらい早速びしょ濡れ!
今日はタフな釣りになるかもな〜!
無事乗磯!
【西風爆風の中でのスタート】
まだ暗い中、足場のチェック等をしてからタックルを組みますがなかなか足場の安定する場所が少なく荷物の置き場に少々困りました。
また吹きつける激しい横風もプラスして、何をするにもストレスの多い状況。
なんとか準備を済ませ、夜明けとともにキャスト開始です!

とにかく風が強くて立つのもやっと!という瞬間もあるほどでした。
私たちは南を正面に向いて投げます。
風は西から強く吹いています。
立ち位置から右方向からの強い風を受けての釣り。
強い西風によって出てしまう糸フケやペンシルのミスダイブに気をつけながら広範囲にサーチ!
立ち位置や足場も、夜が明けてから確認すると左右に移動して撃てるポイントがあるので波に気をつけながら移動しながら撃ったりしてみますが開始から1時間ほどなんの反応もないままに過ぎ、結構な量の海藻が流されてきていたりしてストレス多い状況。
風を避けてノット組み直してもこんな感じ

【チェイスを信じてくれっ!】
他の2人はちょっとグッタリきているようで、ウエヤマ氏はまた根掛かりのリーダー交換かな?彼女は体調も優れないのもあり休憩していました。
そんな時、7:00前だったと思います。
正面にキャストし西風によって左方向に着水させ引いてきていたペンシルの後方がモワッと!
チェイスしてきたのがわかり叫びました。
「チェイスチェイス!!」
風に消されそうなその声に2人は
「ホンマか?ウソやろ?」
そんな感じの冷たい目線(笑)
「こいつら信じてへん…」
ならばともう一度、同じラインを丁寧に引いてくるとまたしても水面が爆発!
乗ったか!?
と身構え竿先に集中しますが…乗ってない>_<
またもや
「チェイスチェイス!またチェイスきてるよ!ホンマやぞ!」
2人はまたジィ〜〜っとこちらを見てきます。笑
普段釣れないグループなもんで、その辺りかなり慎重みたいです。笑
すると、ムクっと彼女が起きてきて私の左側に立ちペンシルを同じようなラインに投げます。
風が強いのでラインのお祭りを避けるために半分くらい引いてきたら今度は自分がキャストしようと隣を見ながら待ってました。
ズーーンと竿がしなってます。
海藻を引っ掛けたような雰囲気でしばらくゆっくりと回収の動作をしてましたね。
その竿先をじっと見てました。
いや、この感じ…魚付いてるやろ?
さてはこの人気付いてへんな?
「なぁ、それ魚付いてる思うで!グッとアワセてみて!」
ズドン!!
寝起き1発目でギャーギャー言いながらも力強くリフトしてました!
無事、リーダー掴んでランディング。

メジロ70㎝
よく肥えてました!
①ルアーに魚食いついてます。
↓
②釣り人それに気付かず海藻の回収してるつもり。
↓
③この時点で魚も釣られたことに気付かず。
↓
④食いついてからだいぶ経ってからアングラーも魚もお互いがそれと気付きファイト開始!
なんじゃそら(笑)
それでもなんとか獲れて良かった!
起きてきて1投で…
てかそれワシのメジロや!笑
そしてここで初めて2人はチェイスがあったことを信じたそうな!爆
さぁ〜魚は入ってきてますぜ〜!
ってことで3人で鼻息荒く投げていきます!
自身はチェイス〜バイト止まりで、なかなかヒットまで持ち込めません>_<
そんな時ウエヤマ氏からヒットコール!!
見るとウエヤマ氏の念願だった「動画でよく見るアワセ3発」を叩き込みファイト体制に!
やりおった!と思った次の瞬間ラインブレイク!?
ラインの何処かが弱ってたんでしょうね。
何やってんねん!
残念!
その後また自身にチェイス〜バイト!
…も、針先にかすかに残る青物の感触を最後にアタリはパタッとなくなってしまった。
回遊してきてワァ〜となって次またどっか行って来ますー!
そんな感じだったんでしょうか。
その時間、15〜20分くらい。
この3人組にとっては久しぶりすぎる、そして充分すぎる贅沢な時間でした(笑)
【その後4時間投げ続けましたが…】
ジアイが終わり、魚は嵐の様に去って行きましたが海は嵐そのもの。
朝だけで収まるとの予報だった西風爆風は容赦なく吹きつけています。
ジグを投げて潮の流れをチェックすると、潮は右方向へ流れている様子。しかし右からの風で海面は押し戻されているような感じでした。
お昼前、徐々に潮の流れが強くなり始め、少しづつ、本当に少しづつ風に勝ち右方向へ流れだしました!
チャンスが来るかもしれない!
とジグをシャクリながらドリフトさせるイメージで流してみたり、ペンシルで誘い出してみたり、
自身の試してみたいこと、考え得ることを全てぶつけたつもりですが反応はありません。
高い所に乗り撮影。
空は晴れてきました。
2人はまた磯寝を満喫中。
(これくらい晴れてくれてると磯寝も気持ち良いですよね♪)


もしかしたら夕方にかけてもう一度回遊があるかもしれないとも思いましたが、ここで磯替えも視野に船長に電話。
ちょうど昼頃に大森島のケナシという磯が空くのでそこに入りましょうか?とのこと。
ケナシという磯、2年前に乗せてもらい根魚が良く釣れ、自身初のクエを釣った磯です。
島の角に位置する磯で、今立っているポイントから右手に見えています。
角に位置する分、潮と潮がぶつかってチャンスがあるかもと思い磯替えをお願いしますと返答。
よし!頑張ろう!
【磯替え〜予想的中】
2人を起こし準備して磯替え。
ケナシに無事乗磯。
島の西の角にあたるこの磯は予想通り、南から来る流れと北から来る流れがちょうどぶつかり合っていました。

「今日は風も強いし潮も飛びだしたからなんとかジグで頑張ってみてください。」
そう言われ乗ったのでまずはジグを入れますが先ほどのポイントに比べだいぶ潮が流れています。
「神子元島の下り潮がカッ飛んだ時みたいやな〜!」
そんな会話をしながらジグをドリフトさせながら反応を待ちます。
30分ほど経った頃、ふと潮と潮がぶつかり合って筋ができていたその筋の手前に、ちょっとヨレているような…鏡のような…なんとも魅力的に感じたポイントを発見。
「ウエヤマクン、ボクハ、サカナハ、ウエヲ、ムイテルト、オモウ!」
そう言ってローデット180を風を計算しながらキャスト!
糸フケを逆に利用するような引き方してました。
投げ始めてすぐだったと記憶しています。
瞬間的な出来事です。
その魅力的に見えた流れの中から食い上げてくる魚の姿が!
「チェイスチェイスー!」
1発で乗らなかった!?
はやる気持ちを押し殺してそのままアピール!
ドンッ!!乗った!!!
そのままゴリ巻きで寄せてきますが左前方に突き出した根に一直線!
あっという間にラインが根に絡まってます。本当に速かった!
困った、、、このまま巻いてしまうとラインブレイクは間違いない。
とっさにベールを返してラインフリー!

波だけはほんと気をつけながらですが、隣の磯になんとか渡れそうだったので勝負かけました。
根にかかったラインをほどき、

頼む繋がっててくれ!

よっしゃ!まだ勝負はここから!
とにかく早く根から剥がしたい!

だいぶ深く潜ってる。15!?20mか!?

ロッドパワーを信じ全身を使って!

魚体が見えた!やっぱりアイツやーー!

よっしゃぁぁぁ!!!

やっと会えた!
3年かかってやっとまた会えた!
ヒラマサ68㎝

・ロッド/DM Accura100H(RG)
・リール/ステラSW14000XG(スプール8000)
・PE/撃投PE4号
・リーダー/デュエル カーボナイロン80lb
・ルアー/マリア ローデット180
震える手でシャッターを切りました。
【人の釣りを観ながら】
ヒットゾーンを報告するとともに、波さえ注意して渡れれば向こうの立ち位置の方がキャスト・ファイト・ランディングともにやりやすいことを2人に伝えるやいなやダッシュするのがウエヤマという男。
写真左奥、早速2投目にやらかしました!

ランディングした氏の口から
「ヒラマサやっ!」
彼もずっと追い求めてきましたので本当に嬉しい瞬間でした!
その後パターンを掴んだのかバラし1を含む4連発!
最大で65㎝、2本のヒラマサを釣り上げました!
おめでとう!
よっしゃ!初めての全員安打!
えぇ顔してるっ!
足取りも軽そう(笑)

彼女も2チェイス1バイト出せたんですが乗りきりませんでした。
それでもかなり興奮状態!
そんな2人の釣りを高い位置からジッと観ていました。
先ほど獲れたヒラマサの興奮でまだ手が震え、正直その時は今日はもうこれでいい。
この一本で充分だ。
2人に何かあった時にすぐにサポートできるようにしよう。
そんな風な満たされた気持ちでした。
30分ほどした頃彼らの釣りがとりあえずひと段落した様子。
自身もその間に少しずつ冷静になり、リーダーを新しく組み直してました。
(もぅ今日はいい!なんてさっきまで思ってたはずじゃ…)
波がまた高くなってきそうで向こうに行けるのはあと少しの時間です。
ラストなんかまだ出そうな気がする。。。
それと、ちょっと試したいことも思い浮かんだので
「もう一度やらせていただきます!」宣言し、ダッシュ!!
ド派手な水飛沫で答えはすぐに出ました!
先ほどよりもずっと重く力強いパワー!首振り!突っ込み!
それら全身に感じながらこちらも全力で浮かせにいきました!
「絶対アイツや!」
見えてきた魚体にデカ!と思いましたがそれと同時にフックが1本外れる感触。
テールフック1本!
磯際でかなり抵抗されましたが最後はウエヤマ氏のギャフが決まり無事にキャッチ!

ヒラマサ85㎝
(ローデット180)

無我夢中
「こんな、、2発もヒラマサを…」
横たわるヒラマサを呆然と見ながらその場にへたり込んでいました。

いつも3人外房で、
「行きは良い良い、帰りは…」
な連続だったもんで。
それはそれで楽しく毎回珍道中でしたが、、、
釣れたらもっとオモロいやん!
興奮するし、感動するし!めちゃめちゃオモロいやん!
素直にそんな気持ち。
でもそれはここまでの3年があったからだとも思いました。
色々経験してきたし、仲間にも色々見せてもらってきたから1本目のヒラマサも獲れたと思います。
そう、ちょうど2年前この隠岐で林田氏のヒラマサとのファイトを見て学んだ事がそのまま出来たファイトでした。
あの2年前がなかったら獲れてなかったと思っています。
2本目の方がド派手な出方でサイズもデカかったけれど、不思議と手が震えていたのは最初の1本目。
捉え方はアングラーの数だけあるかとは思います。
釣りをするからにはデカいの獲りたい気持ち満々ですが、それだけが感動の対象ではない。
サイズではないと改めて思いました。
ど〜やら自分にとってはそのようです。
魚(サイズ)かもしれない、シチュエーションかもしれない、人(仲間や出会い)かもしれない。
わかんないですけど、またこんな釣りしたいな!

回収〜
渡船屋の民宿で泊まりました。
- 2016年5月19日
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