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川端浩二

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ベイトタックルで123cmのオオニベと激闘

 
ずっと苛立っていた。
 
オオニべを狙ういくつかの条件の一つとしては比較的に穏やかな水面と言うのは一つのキー。10月は台風影響や低気圧が長期的に居座っていたせいで、雨や時化続きでまともに狙う事が出来なかった。
 
夏のディゲームでいくつかパターンを感じていた事もあって時期早々な10月でも応用策で狙えるんじゃないかと信じていたから、試せない状況に余計にイラついていた。
 
ただ何もできないわけじゃない。車を走らせ毎日、海の状況を見るのを止めなかったし多少の時化なら竿を振った。
 
実はこれまで3回ほどオオニべを捉えていた。
 
1回目は超ド級に引き出され完敗、2回目、3回目は通すコースと巻き速度にズレがあって食わせどこが悪くバラシ。
 
もうやめてくれよ。。
 
シーズンインもしていない海に何日も何時間も通って折角のチャンスをものに出来ないせいか、体重は5Kg近く減るオオニべライザップに入会してしまっていたのだから。
 
今夜も怪物との対峙を、いや今度こそオオニべライザップ脱会を夢見て車を走らせた。
 
 
ロッドはMAX60gウェイトまで投げれるビーキャス100Hにカルカッタコンクエスト201HG。
ラインはスーパージグマンX4の3号を140m巻いてリーダーはフロロ12号を5mほど。リングはBlueBlueから発売されている肉厚スプリットリング#3をセットした。
 
Blooowin!140Sを暗い波間に撃ち続けるすると、獣の足音や虫の鳴き声しか聞こえない上流に立っている時と同じで全ての五感が尖ってくる。
 
たぶん一人になって入り込まないとコレは来ない。
押し波や引き波、まれに南ウネリから出る複雑なカレントの中でも最もルアーが吸い込まれる流れを掴む感触。
 
 
50mほど先に向かって操作する。 
 
操作するとは言ってもルアーでは無く太いP Eラインが払い出しでターンするに来るようにしたいからロッドをほぼ90°付近に保持する。
 
Blooowin!140Sはフローティングと違いシンキングだから巻かずにフワフワと柔らかく水の中に置ける。
更にダブルアクションで魚を魅了する力がある。
 
ただウネリとサラシの中ではもう少しアピールも欲しい。
 
 
巻いてないけどほんの少しだけ、、、巻きを入れて極僅かな波動を出すような感覚。
 
 
このエリアのレンジは上を意識してるのが平鱸でやや中層でオオニべ。
喰わすアクションの違いとしては、平鱸なら巻かずにナチュラルに喰わして、
 
オオニべならほんの僅かな巻きの波動を入れて釣り分けるイメージ。
 
 
水深2〜2.5mほどで狙いはブレイクの後ろにある5㎡ほどのシャロー。
 
 
頭痛がするほどの蒸し暑い夏場のサーフで干潮時に歩き回って見つけていた。
 
固まった砂地は台風後でも存在し続けたから簡単には無くならないと思う。
 
 
Blooowin!140Sを撃ち込み数秒ほど放置してラインが流れを掴み、ルアーが下流方向へ頭を向き流れ始めたら巻く。
 
 
 
 
「良い流れだ。。」
 
 
 
ウネリやサラシで視覚では分かりにくいけど
しっかり流れは効いている。
 
 
 
 
ラインがU字頂点付近になると少しだけ巻きを入れて急速ターンさせると
 
 
「。。。 ドン! !」
 
 
 
 
ロッドが絞り込まれ止まる!
 
 
 
U字頂点で喰ったが、、
 
 
 
水中で砂袋に?
 
 
壁に突き刺さったような妙な違和感?!
 
 
 
 
 
「根掛かるものはないぞ」
 
 
 
 
「いや、これは生き物だ、巨大な魚だ!」
 
 
 
 
頭を即座に切替えビーキャス100Hをガンガンと叩き込んだ!!
 
 
 
 
瞬間、ジーツと工イとは異なる泳ぐ重い砂袋みたいだ。
 
 
 
10mほど泳ぎ止まり、急に沖に走り出した。
 
 
ジジっとドラグを締めてテンションを掛ける。
 
 
 
ラインは心配無いけどフックは#4で無理は出来ない。
 
 
「伸びるなよ。。。」
 
 
ロッドを水平に保ち走らせる。30mほど走らせ徐々にの角度をあげ体力を奪っていく。
 
 
 
「はぁはぁ。。」
 
 
口が自然と開き出す。意識して息をしないと苦しい。
 
 
 
「早く浮け!!」
 
 
 
 
 
うねりで弛んだラインが魚体に巻かれないようテンションを保ち泳がせ、また巻く。
 
 
 
 
10分前後やり取りするとライトに照らされた紫掛かる巨大な綺麗な色をした物が浮いてきた。
 
 
 
 
 
 
オオニべだ!!
 
 
 
 
 
 
腕の力が入らない、 波のタイミングを待ちロッドを曲げて後ろに下がって、、、
 
 
 
 
 
 
ようやく砂に横たわる異様にデカい魚体を手にした。
 
 
 
計測すると自己新記録である123cmのオオニべだった。
 
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よっしゃー!!
 
 
カも残っていないし重い魚体では撮影も困難で最小限で終わらせた。
 
 
 
 
充実感に溢れたその時間は心臓がドキドキで幸せで、少しづつ年を重ねたせいか涙腺が緩くなっていたようだった。
 
 
ボイルがあるわけでは無いし、表層に予感があるわけでもない、時期もまだ入っていない。
 
 
 
だけど夏場に常識が崩れそんなのは前例が無いだけで関係無くなっていた。
 
 
信じて投げる、居るか分からないけど投げ続ける。
 
 
心の火を決して消さずに信じて投げ続けるとたまに良い事があるような気がした。
 
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まだまだ投げ続けるよ。
 
始まったばかり。
 
 
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祝♪オオニべライザップ脱会したよー(^O^)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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