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山田 大輔

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Return to Black Vol.1



この魚と出会って、
かれこれ20年くらい経とうとしている。



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そもそも、この土地に移り住んだ1番の理由は
近辺の河川、干潟に惚れ込んでしまった為だ。


その為に、通勤は100kmを超えた。
流石に5年で車も3台壊れた。



でも、毎日大好きなフィールドで
この魚と遊ぶ事を選択した自分の
それは代償としては軽いものだった。

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当時は、クロダイを専門で狙っていた訳ではなく
シーバスを狙っていてのゲスト的な魚だった。


シーバスのファイトとは違う、
重い突っ込み。

ラインが切られるのではないか?ってぐらいの
強く鋭いハタキ。
飛行機の様に長い胸ヒレと、鎧の様な鋭く尖った背びれ

夢中になって釣りまくった。


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毎日毎日。
仕事から帰ったら
ひたすら釣りまくる日々。


勿論、相手は自然。
今でも、いや。一生解ることなど無いのであろうが、
その当時も手本など無く、手探りの状態。
ひたすら投げて、魚に答えを聞くだけだ。

そうして釣りまくるウチに、
ある程度のパターンが見えて来たのである。


「どうやら、クロダイは狙って釣れるようだ」

この時、気づいたのが
ストラクチャーギリギリに撃ち込み
着底後2、3回リフト&フォールを入れるやり方。

大抵、そのフォールの間でバイトが出た。
今、私が提案しているナレージを使った3Dメゾットの原型だった。


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当時は、ナレージなどまだこの世に無く
全てのバイブレーションを試し、
最終的にはミニエントで釣っていた。

真っ暗で着水点が解らない上に
ハードストラクチャー撃ち。
ロストの激しい釣りな為に
一晩で10個くらいロストや破損をする。

食費をルアー代に回しても足りやしない。

それでもなんとかやりくりして毎晩クロダイに逢いに行く。
今考えても正気の沙汰では無い。

今も継続中なのだが。。。笑


この頃からバイブレーションはボトムを這う様にスローに使っていた。


コレが面白いようにハマる。
沢山釣れた。




今まで、公にはしていなかったが、
当時で少なくとも一晩に20匹は軽く釣っていた。
しかもそのほとんどがトシナシ超え。

ハイシーズンが少なく見て4ヶ月として、
釣行25日としても
数にするとクロダイだけで2000枚。
1枚2キロとしたら約4トン
恐らく、もっとやっているのでその数は今見てもエゲツない。



今でこそ数を抑えて最高でも10枚は釣らない様にしているが、
それでも今だにシーズン1000枚。


日本でも大型のチヌがこれだけ釣れるポイントというのはなかなか聞かない。
自然界がくれた、大切な宝物だと思う。



そもそも、まだまだ発展途中の釣り。
開拓の余地もあり、捜せばきっと素晴らしいポイントは眠っているはずである。

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ハードストラクチャー側の定点でのリフト&フォール。

このスタイルに欠かせなかったのが、ベイトタックル。


当時は10ft近いベイトロッドを使っていた。
当然、決まってシーズン後半には手首と肘を壊していた。

ソレがなかなか治らず、
ようやく治った時には、再びチヌのシーズンになる。

この繰り返しだった。


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当時はそれでも釣りきれない程クロダイが釣れたのだった。




つづく。

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