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ビリケン

今月初め頃だったか、釣友kaji氏からとあるルアーを手渡された。

「BURNS Biriken Reflex 75S、75HS」

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聞けば、九頭竜シーバスでかなり実績あるみたいなんだけど、イマイチ使い方がよくわからないと。

いやいやkajiさんがわからんかったらオレなんてと、腰が引けるところにホイッと(汗)。

確かに引いてみると、流れに負けて倒れてしまう。

え?、ちょっと待って。
ビリケンだよねと聞き返してしまった。


ビリケン・・・シーバスはじめたころに雑誌で見たその形は、当時の僕に強烈なインパクトを与えた。

大阪のあのビリケンさんではございません(笑)。

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(参考:シーバスマガジン2003年11月号)

久しぶりに聞くその名前は、ミラクルワークスのルアーのひとつ。
残念ながら代表の増田氏は、2年程前に他界されている。

ウッドモデルである本物に対し、渡されたビリケンはプラ製。

最初は模倣品かと思ったが、ビリケンの名を冠するからにはと調べてみると、あのミラクルワークスの増田氏から木製ブランクを預かり、それをもとにプラ化されている由緒正しきルアー。

ビリケンリフレックスは、さらにそのダウンサイズモデル。


ミラクルワークスのハンマーやメケメケ、原工房のブーツといったハンドメイドルアーはいずれもそのリップレス形状が特長的。

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(参考:SALT&STREAME 2004年2月号)

その中でも、特にビリケンが異質な存在だったことを思い出した。

同じリップレスでも水の抵抗を受ける部分が小さく、そのアクションを想像することは難しい。

下の写真、ビリケンとキラはソフトジャーク対応で、軽くトゥイッチを入れたり柔らかいジャークでシーバスを誘う。

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(参考:シーバスマガジン2003年11月号)

一方、阿修羅やメケメケは強めのジャーク。
リアクションでシーバスに口を使わせるルアー。

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(参考:シーバスマガジン2003年11月号)

ただ巻きやドリフト、トゥイッチなど様々なアクションを使って、その日のシーバスの反応を見るためのいくつかの方法があり、ジャーキングもその中のテクニックのひとつ。

ここにあげたルアーは、いずれもジャーキングに特化したものばかり。いわば専用品。


ビリケンに話を戻すと、このルアーはソフトジャーク対応。

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巻いて引っ張るのではなく、流しながらの連続したゆっくりめの軽いジャークなんだろうなと。


一方のハンマーやメケメケは、グイッグイッとしたジャークでリアクションを誘うイメージ。

ジャーキングに拘ったといわれる、ミラクルワークスの増田氏。

その姿を見てみたかった。

ご存じの方からしたら今さらだろうし、そうした狙いのルアーも今でこそたくさんあると思う。

プラとはいえ、それを再現したいという思いがこれも詰まっているんだと思う。

そんな作り手の思いや意図、情熱を理解して使うと、釣りがまたよりいっそう奥深いものになるんだと思いながらの実釣はまた次回へ。

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