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晩秋鱸をトップで楽しむ 〜湾奥河川〜

とある日の晩秋迫る湾奥河川。
今回は久々の釣友さくぞー氏とのコラボ。

彼とはこの釣りを始めた頃からの間柄。

ロッドはリップルのボナーム73かジャンキースティック、ルアーはバンザイやミラクルワークス 、原工房に最近ではテリアのブルなど拘りのハンドメイドルアーを主体とした、一貫して最近の流行りとは無縁の釣り。

時間以外に縛られたく無い、ゴムを除いてプラもウッドもどちらも使う自分とスタイルは違えど、鱸に対しては好きな釣り方で好きなように自分の釣りをする、いわばエンジョイ勢ってことで意見は一致。

お互いハイシーズンの混み合う場所は気が向かないんで、ほとんどアングラーを見かけないエリアを選択。

場はどうやらイナッコパターン。時折怪しい挙動を見せるベイトの動きが、鱸の存在を匂わせる状況。

せっかくの秋。まずは釣りたいルアーを先発。
選んだのは、Rever'sCraft中村さんのハンドメイドルアー、プロウル120。

カラーは右のYB(イエローボーン)。

これをイナッコが群れる、流れの筋の向こう側へキャストし流していく。

今日のロッドは、ツララのエルホリゾンテ78スピニング仕様。


正月に購入したものの、冬場は割と至近距離の釣りが多く、100gを背負えるそのパワーからバイトをことごとく弾いてしまうため、使う時期を見計らっていた。

プロウルはハンドメイドの中でも飛距離は秀逸で、安定した泳ぎはまさに正統派ミノー。

コースをずらしながらの数投目、ウッドの強い浮力を生かして、引波を立てながら表層を巻くというより、ピンでのティップ操作で水面が割れた。

サイズこそレギュラーながら、小技もこなすプロウルでの一尾は特別な魚になる。


さくぞー氏もバンザイのハグハグで、ナイスサイズを掛けるが惜しくも抜けてしまった。

この後反応が薄くなり、ここである事を検証してみた。

あるルアーを使うとシーバスではなくイナッコの動きが怪しくなる。
ここでいうあるルアーとはバスで使うスイッシャー、具体的にはベビートーピード。

夏のトップでポッパーやペンシルはシーバスにも効果的でよく釣れるが、スィッシャーではまだ経験がなく持ち込んで試してみたことがあった。

その時活性が上がったのはシーバスではなく、イナッコだった。正確には活性というより、怯えて逃げ惑いはじめたといったほうが近いだろう。

それ以来ボックスに忍ばせておいたのだが、自分自身まだ確信が持てないのと、毎回短時間釣行ゆえに「試す」という心のゆとりも無く、ルアーに手がのびなかった。

ちなみにベビートーピードはダブルスィッシャーに改造、極小ワッシャーでペラを挟み僅かな動きでも回転するように調整した。




「ちょっと試してみたい事があるんだよね」

さくぞー氏にもひと言告げて、ベビートーピードを投入し、ピンまで流していく。

イナッコとピンが重なる辺りで、スィッシャーが回る程度にショートジャークを連続的に入れてみる。

するとどうだろう、周辺のイナッコが逃げ惑うような仕草を見せ始め、流れていく先でドパアッっと捕食音。

次のキャストでも同じようなやり方で、バフゥッと水柱が上がると、今度はロッドにゴンッっと衝撃が伝わる。

残念ながらこれは乗らず。
逃げたベイトが当たった可能性も否定できない。

もしかするとスィッシャー音が、イナッコに何らかの恐怖心を煽り、慌てふためくところにシーバスの捕食スイッチが入るのではないかという検証。

「凄いですねえ」

2回も目の当たりにしたさくぞー氏も、流石に驚きを隠せなかった様子。



この後、潮位変化に伴いシーバスもベイトも移動したのか反応がなくなり、自分もタイムアップ。

さくぞー氏は自ら開拓中のエリアに移動、70半ばを頭に見事秋爆を堪能。流石である。


数日後、同じエリアにエントリー。
まだ潮位が高い上に流れも緩く、恐らくタイミング的にはまだこれから。

ベイトは入っているが、まったりとした様子。

TKRPやサイズを上げたBKRPなんかで誘ってみるが反応を得られない。

スィッシャーで反応を見るが、ベイトの警戒心が薄いせいか逃げ惑う様子もない。要は入れどきが肝心で、ジアイが近づきシーバスに対する警戒心が高まっている時が恐らくそのタイミング。

ならばと準備していたのが、数年ぶりに引っ張り出したエスフォー。


冬の河川、このルアーのウネウネした動きにトップで反応するシーバスは皆エラやヒレを張り、まるで怒っているようだった。

そして思惑通り、唯一の水柱が出るも至近距離だったためか弾いてしまう。

ターンから回収に入ろうかというところで、バフゥッっと出るが、ゴンッっと硬いバイトの感触を手首に残しただけだった。

この日は時間も無く、TKLMの力を借りた。



そして一日空けて再度トライ。ベイトの減り具合に一抹の不安を覚えながらエントリー。

リップルポッパーなどトップで誘うも反応を得られず、さっそくエスフォー投入。

ウネウネ引き波出しながら、流れの筋とピンの交差点まできたあたりでバフゥっとバキュームバイト!


サイズはともかく、狙い通りのルアーで引っ張り出せたので早めに帰宅。


そしてまた一日空けて現地に入ると、すっかり閑散とした雰囲気に。

多少レンジの入るミノーも反応無し。自分時間の間には状況変わらず、ノーバイトで終了。



トップでも様々な楽しみ方がある事を、あらためて実感できた秋だった。


晩秋の湾奥河川での鱸釣りも、冬の訪れに伴い厳しさを増してくる。

終盤間際の清流や、これから時期を迎えるサーフも気になるが、年末が近づくと釣りをする時間をいかに作るか、それがこれからの一番の課題。




Rod : Tulala EL Horizonte78S
Reel : DAIWA CELTATE LT4000CXH
Line : VARIVAS AVANI CastingPE #1.5
Leader : VARIVAS VEP 30lb
Lure : Rever'sCraft Plowl120
TacklHouse TKLM9/10
Ftec SFour11

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