水爆実験 魚 食べる

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昨日午前10時程に北朝鮮が水爆実験を成功させたみたいですね

本当に水爆なのか懐疑的だと報道がありましたが、放射性物質が大気中に放出されている可能性があるのでちょっと気になることなど書きます

地下での核実験だったので大容量の放射性物質は大気中には放出されていないと思いますが、もし放出されているとしたら注意しないといけないことがあります

余談ですが、広島原爆などで付近にいた人が数日や数週間のうちに死んでいくような急性放射線障害は気にしなくていいです

急性放射線障害は核分裂により発生した物質透過性(物質を貫く強さと近い意味です)の高い放射線が体外からDNAを切断することにより生じます

この透過性の高い放射線は爆心地から数キロも離れれば影響はありませんので心配しなくて大丈夫です

本題に戻ります

今回の核実験で懸念すべきことは放射性ヨウ素(I131)の放出です

この放射性ヨウ素は風と共に北朝鮮から日本へと降り注ぎ、食物連鎖呼吸により体内へと侵入します

魚ももちろん食物連鎖に含まれているので、汚染された魚を食べれば放射性ヨウ素は体内へと侵入していきます

(ただし、体外にある放射性ヨウ素は気にしなくていいです
放射性ヨウ素は物質透過性が低いため、体内に入らなければどうということはありません)

体内に入った放射性ヨウ素は甲状腺に蓄積しやすく、甲状腺付近のDNAを切断又は変異させ、甲状腺腫を引き起こす原因となります

変異したDNAが増殖する=ガン化、といったイメージです


この放射性ヨウ素に対する感受性(影響のうけやすさに近い意味です)ですが、体組織の成長が終了しているであろう成人(大体二十歳越え)であれば気にしなくてよいです

ですが、小児では甲状腺の発達が活発であるため、放射性ヨウ素に対する感受性が非常に高いです

実際、チェルノブイリでの原発事故後、小児の甲状腺腫は著しく増加しています(再現する方法がないため因果関係は不明となっていますが)

なので、子供には放射性ヨウ素をとらせない方が無難です

ただし、この放射性ヨウ素は不安定な物質であるため、時間が経てば無害な原子に変化していきます

放射性ヨウ素の半減期(物質の量が半分になるために必要な時間)は約8日なので、16日経てば最初の量の4分の1に、24日経てば最初の量の8分の1にまで減少します

そのため究極に用心するのであれば、今日から一週間ほど取れた魚を子供に食べさせるのを控えたり、外出の際は防塵マスクをつけさせるだけで放射性ヨウ素の子供への曝露は防げます

実際どの程度の放射性物質が放出されたのかが分からないためなんともいえませんが、上記に書いた程度の対策で大丈夫ですので一生魚を食べないなど無謀なことは考えなくて大丈夫です

それに、放出された放射性ヨウ素が微量であれば対策する必要はまったくありません(地下核実験では放射性物質はほとんど大気中に放出されません)

子供への微量の放射性ヨウ素の曝露より、喫煙する親の副流煙の方が1000倍くらい危険です

久しぶりのブログがこんな形になってしまって悲しいですw

といっても気になる方は多いでしょうし、誰かの不安が和らげば幸いです

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