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▼ ヒラスズキについて(初級 装備、着装品について 2
さて、昨日は服装、靴、帽子、ライフジャケットについて述べたが、今回は、それ以外の着装品について書きたい。
(※あくまで河口〜河川、サーフ、港湾の装備であり、沖磯の場合はまた違ってくる。
リュックやウエストバッグについて。
人にもよるかもしれないが、予備ルアーやスプール、飲料水を携行するのに10〜20L程度の背嚢があれば、駐車スペースから離れても長時間行動できる。
南紀では、海岸や河口からすぐ山という環境で平地が少なく、川が造った渓谷沿いに集落があるため、駐車可能な場所が少ない。
海沿いの駐車可能スペースからサーフ、河口とランガンする場合、長ければ4時間程歩き廻る事を考えると、あるに越したことはない。
ポイントに着いたら背中から降ろして、水のかからない乾燥した目の届く場所に置いたら、釣りの妨げにもならない。(盗難には注意して欲しい。
私の場合、ターポリン素材でバケツ型の20Lサイズの防水リュックを愛用している。
これなら潮風を浴びても洗えば大丈夫だし、万が一の浮輪代わりにもなる。
また、釣った魚を持ち帰る時に、(流石にビニール袋を二重にして包みはするが)他のものが汚れなくて済むし、使用後内側に洗濯洗剤を溶かしたぬるま湯で洗浄すれば大丈夫な点でも使い勝手がいい。
ウエストバッグについては、容量が小さい事もあり、小場所のランガン時ゲームベストに入りきらない予備ルアーと予備スプール、500ml飲料程度を携行する場合に重宝する。
ただ、ウエストバッグは常時身につけている事が
多く、あまり大きすぎるものを買って携行しても邪魔になる事があるため、3010クラスのルアーケースが2個入る位を目安にしたらいいと思う。
余談ではあるが、海岸〜流入河川という風に徒歩で長時間ランガンをする際、移動する際はルアーケースやシャフトをリュックに収納、吊り下げれば余計な体力を使わなくて済む。
また、リュック、ウエストバッグを持ったまま釣りをすると、何かのはずみでバランスを崩した際に、態勢の立て直しが効かない事もあるため、水辺に立つ際は極力外した方がいい。
タモとシャフト(柄)について。
小継の6mが万能だが、無ければ5m程の物でも大丈夫だ。
ただ、サーフは要らなくても港湾、河口付近や河川域ではメインに使用するのがML〜Mクラスの〜9ftロッドになるため、安全に取り込む事を考えると長ければ長い方がいい。
テトラ帯で釣りをするなら必須である。
逆に3m以下だと、かなり身を乗り出さなければならなくなるため、危険である。
都市シーバスから河口、サーフ、港湾ヒラスズキにシフトするなら、長いものが必ず必要になってくるので、予算と相談して購入してもいいと思う。
アイウェアについて。
サーフで回遊待ちをしていると、一日中潮風と日光に晒されたり、砂が舞い上がる事がある。
眼の保護という観点からあることに越したことはないが、目に見えない塩の結晶が付くと、気が付かないうちにレンズが傷だらけになったりするので、海辺ではあまり高価なモノは使わない方がいいように思う。
メガネの人は、専用に遮光付きメガネがあったらあったに越した事はない。
使用中は極力レンズに触れず、使用後は水やぬるま湯の流水で洗浄することで長持ちする。
フィッシュグリップについて。
これも今シーバス用を持っている人はそのまま使える。
無い人は有れば越したことはない位に考えてくれたらいい。
プライヤーはラジオペンチでも代用できるかもしれないが、魚からフックを外す際に必要になるため、脱落防止紐付きがあるといい。
太平洋に面するポイントは、潮風の関係か直接海水に漬けなくても金属製タックルの痛みが早いので、釣行後は使用の有無に関わらず、水洗いをした方がいい。
ウエーダーについて。
私はどちらかと言えば、浸からずに済ますタイプなので使用しないが、浸かる友人に聴くと、干満の差が内湾港湾部の比ではないので、場慣れしないうちは浸からない方がよく、また、レイガードは必須である。との事。
南紀では河川が短く、また川幅が狭いので必要が無いと言えば無い。
(フルキャストすると対岸に届いてしまうような場所が多い。
サーフの場合は、一部を除いて急深になる場所がほとんどで、また波も高い事から浸からない方がいい。
その他あった方がいいもの。
ファーストエイドキット。
南紀は医療機関が少なく、土日は休診している事が多いため、怪我をした場合、自分で1時間以上運転して病院に駆け込むことになる。
2m程の包帯、滅菌ガーゼ、絆創膏、アルコールに浸したアルミパウチに個別梱包された脱脂綿を密閉袋に入れて携行していた方がいい。
予備の飲料水
コンビ二や商店どころか自販機も少ないため、あるに越したことはない。ただ、持ちすぎも問題である。
3m程のビニール紐
ある時はストリンガー代わり、ある時は切れた靴紐代わりと、何かとあると便利である。
記載した内容はあくまで一般的なものであり、個人によって重要性も違うだろう。
ただ、太平洋岸は都市部と違って、堤防もテトラも大きいため、長めのシャフトは必須になってくる。
自身のレベルに合わせてエントリーし、無理をしない事が上達と釣果への近道である事を忘れないで欲しい。
最後に、駐車スペースについて。
実質上皆が使用しているから駐車可能と思われている場所には、私有地に勝手に駐車しているケースがある。
紀伊半島を周る42号線沿いには休憩エリアや道の駅、駐車スペースがある公園があるので、そこを利用して欲しい。
河口には漁港が必ずと言っていい程あるが、駐車する際には必ず漁協関係者や、そこから瀬渡しをしている渡船屋さんに駐車可能か否かを確認するようしなければならない。
旧道であっても路肩駐車は避けて欲しい。
南紀は道が少なく、細い路地であっても地域住民にとっては大切な生活道だからだ。
「遊びで使わせてもらっている」意識を常に持って欲しい。
- 2019年3月12日
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