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▼ 【Fishman】確信をカタチに カタチを一枚の写真に【L+】
『今、あのエリア、あのピンに』
『求めるサイズの魚が居る』
その予感を確信へ変え、
そしてカタチにするには、
あと1つのピースが足りない。
そのピンは、全く明かりが無いんだ。
川の土手は高く、街灯りも射さず…
更には川原に生い茂った柳が、
水面までオーバーハング、
水中にもレイダウンを形成している。
昼間ですら、撃つのを躊躇してしまいがちなピンポイント。
そこを深夜、明かりもなく、
月明かりも無い曇りの日に撃とうってんだ。
普通なら無謀だけど、
このロッドならいける!
そんな気がした。
その気になった。
プロトのL+を振り続けてひと月。
その炭素の繊維でしかないものが、
正に俺の右腕へリンクしてる。
どう振ればどう飛ぶ、
どう力を込めればどこまで飛ぶ。
それが手に取るように解る。
だから暗闇の中でもピン撃ちが決まるんだ。
前日の夕方前、
そのピンを撃てる場所まで、
どう歩けば行けるのかをシミュレーションしてみる。
流芯は一回越えなきゃならない。
そこから更に底の岩を伝い歩きだ。
これを闇夜で、ライトも着けずにこなさなきゃならない。
闇夜に隠れるランカーは、
明かりを極端に嫌う癖がある。
ちょっとでも灯りが水面に射せば、
途端に渋くなる。
だから明かりは使わない。
記憶を頼りに歩き、
記憶を頼りに撃つ。
そのシミュレーションを暫くこなし、
そそくさとその日は帰ったんだ。
勝負は明日、曇りの夜。
こう言った、闇夜のピン撃ちの時、
俺が使うルアーは大抵K-tenだ。
奇をてらったアクションなんてしない、
けど、確実に真っ直ぐ素直に飛ぶ。
そのライフルにも似た弾道が、
正確に、精密に、
記憶を頼りにしたキャストを支えてくれる。
昼間で視界がよけりゃスネコンでもBMCでも良いんだよね。
けど、これ等は時に、
不本意に飛行姿勢を崩したり、
弾道がホップアップしたりするw
それはつまり、ミスキャストになる。
1番の失敗は、対岸に引っ掛けてしまう事。
浸かれば回収出来るけど、
かわりにランカーは遠のく。
それらの不確定要素を排除した上で、
ルアーケースに残ったのは、
K2R112
BKRP115
BKF115
この3つだった。
流芯は右岸から左岸へ跨ぎ、
対岸でハングに叩き付けられ、
そこだけがぽっかりと削られてる。
その水面上空、約1mちょいには柳のハング。
最初のアプローチはK2R。
キャストは精密に、ピン手前の流芯に入り、
数mのドリフトの後、水中へ刺す。
…反応はない。
3投したが、それでも反応はなかった。
確信は外れた…?
いや、絶対、居る。
『奴は居る』
闇夜の薄濁りじゃ、
波動の小さなK2Rじゃ、魚に見つけられないだけだ。
暗闇で手探りでボックスを開け、
手探りで手にしたのは、
マットチャートのスネコンか…
これ投げるか…?
ごめん村岡さんw
俺はBKRP115、リップルポッパーに交換した。
色じゃない、波紋だ。
奴等は稚鮎の水面跳ねを感じてるはず。
付け替えて1投目、
練習の通り、柳の隙間を縫い、
リップルポッパーは水面へ。
そしてリールに、流れを掴み、
首を左右に振るのが伝わり…
ヴァン!
と言う捕食音と共に、ルアーの感覚は消え去り、
変わりに感じるのは魚の重量。
一気にベリーまで曲がるが、そこで耐えられる。
ライトにちょっとプラスした、
その『+』が、ハング下に逃げ込むランカーを抑え込む。
瞬時にハングからは引き剥がしに成功したが、
まだ流芯の向こうで奴は抵抗してる。
この流芯に乗られたらヤバい。
けど、越えなきゃ捕れない。
普通、シーバスとのファイトは、
エラ洗いを回避する為にロッドを立てるのは御法度、
て言われてる。
けど、今ロッドを寝かせたら、
ラインの角度は奴に有利になる。
ならば、逆に立ててやる。
すぐさま巨体の半分を水面から出し、
激しくエラ洗いに移行する。
けど全然俺はびびらない。
Fishmanのロッドは、
どんなに強い番手でも、必ず曲がる。
その曲がりが針穴の拡がりを防ぎ、
首振りでのバレを防ぎ、
タメているだけで魚が寄る。
それを知っているからこそ、
今このタイミングでロッドを立て、
エラ洗いしながら流芯を越えさせられるんだ。
ヒットしたピンから俺の立ち位置は約20mくらいだったろうか。
流芯を越え、俺の目の前に現れたそいつに、
静かに左手でボガを撃つ。
ファイト時間は約1分だった。
ヒットのキャストの前に、友人やってい君にLineをしてた。
キャッチ直後にすぐ送った。
その表示は、1分しか進んでなかったね。
短いファイト時間だったから、
奴はまだまだ元気だ。
だから素早く自撮りの準備をする。
この時の為に、今まで深夜の自撮りの練習をして、
機材も進化させてきた。
ランカーを、ランカーらしく、
1番綺麗な姿で撮影したい。
俺がみんなに見せたいのは、
アングラーなら誰もが捕まえたい、『夢』
俺が掴んだ夢を最高の写真に写しとる。
愛用のカメラの設定は、
ISO200、オートでマルチフォーカス。
照明があるからフラッシュ無し。
短時間で撮影し、
ダメージを与えずランカーをリリースするために、
5連バースト撮影+インターバルの3回。
15枚だけの撮影だ。
Fishman Beamsのプロトタイプ、【L+】。
その、ほんのちょっとのプラスが、
俺の夢をカタチにして掴みとり、
そのカタチは、何度も失敗した経験から得た撮影技術で、
こうして一枚の写真になったんだ。
撮影を終えてもそいつは元気で、
流れの中をゆっくりと身じろぎしたあと、
尻尾で水面を叩いて闇に融けてった。
夢をカタチにして、
それを掴んでいたのはほんの数分。
写真は15枚だけ。
だけど、俺ら釣り人は、
その数分、その数枚を求めて、
今日も、明日も明後日も、
キャストしに行くんだよね。
Fishman Beams L+プロトタイプ
カルカッタコンクエストBFS
PE1号 25lbリーダー
tacklehouse K-tenリップルポッパーBKRP115
追伸:
このブログから、Fishmanフィールドテスター西村、
Fimoのアドバンス枠で引き続きブログ書いて行きますよ( =ω=)
- 2017年5月26日
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