福島からの贈り物

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福島に住む学生時代の悪友から

美味しいさくらんぼが送られてきた。





九州に住んでいたら

さくらんぼは缶詰しかほとんど食べた事がないので

子供たちも美味しい美味しいと言って

競うように食べました。








奴は高校時代の親友で

結婚した後

長年住んでいた東京を離れ

奥さんの実家である福島で生活をしていました。


そして子宝にも恵まれ

福島の豊かな自然の中で子供たちを育てたいと

一生懸命働いてました。






そんな彼と家族をあの大震災が襲います。








余震が来る度に

トラウマのように怖がる幼い子供たち。




そして忌まわしい原発事故






子供たちを外で遊ばす事も出来ず

ロシア製の線量計も購入し放射線量を計る毎日。

送ってきたさくらんぼも


「線量計で測定済みだから問題ない」


と笑う彼。




そして彼は決心しました。

8月に彼の故郷である宮崎に

奥さんと子供たちだけ疎開させる。




我が町の公営住宅の斡旋で

運よく良い公団が見つかり

来月にも避難してくるとの事。




彼は仕事の兼ね合いでしばらくは

福島に単身で残るとの事だが

全くの身寄りのない彼の奥さんと子供たちにとって

宮崎の地は不安な事と思いますが

ボク等家族は彼の分まで

全力で彼の家族と接していきたいと思います。








原発事故の問題は依然深刻さを増していますが

子供たちが犠牲ななる事だけは絶対に守らなければなりません。



こんな記事を目にしました


お墓にひなんします


悲しすぎる現実です。










子供たちの未来と

この国の未来に幸福が訪れますように・・・






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