こんばんわ。

以前から書こう書こうと思ってた兄の話です。


私には3つ年上の兄がいまして、

兄は魚釣りが大好き。



子供の頃から

学校をサボってザリガニを釣ったり、

牛のウ◯コの山に手を突っ込んで

ミミズを捕まえて

フナを釣ったり。



私は牛のウ◯コの山に手を突っ込むのが嫌だったし

どちらかというと魚釣りが嫌い…。




大きくなっても

兄の釣り好きか変わらず、

大学も漁業学科。



もちろん

社会人になっても毎日魚釣り。

釣ったブリが大きすぎて、

車の助手席に縛って帰ってきたり。


散々魚を釣ったあとは

エギングにはまってました。






そんな兄ですが、

43歳の秋に

脳腫瘍が発覚…。



突然余命9ヶ月を宣告されたのです。









その後厳しい治療を受け、

なんとか延命は出来たのですが、

視野の半分と右手の機能を失いました。








実は私が魚釣りを始めたのはその頃。





兄の代わりに魚を釣ろう。






そう思って始めた魚釣りですが、

思いのほか面白くてすっかりはまってしまいました。



あと






兄と一緒に釣りに行きたい！











なんとかリールを巻けるように

リハビリを続ける兄、



私は折にふれて、

こうやってこうやってシーバス釣ったよ

とか

何cmだった

とか

兄に話しました。




兄も喜んで聞いてくれました。

話を聞いたあとは

自分の武勇伝を面白おかしく話します。



先述のブリの下りなんかもその中の話です。

そして最後は



もう一回イカ釣りたいな…。
















ゆっくりと回復の道を歩んでいたのですが、


その後

度重なる再発…。






回復は絶望的になりました。






私も兄に魚釣りの話は出来なくなりました。





しかし病床の兄は

最近釣りはどうや？

とか

悪いけどそこのリールにリーダー結んで行ってくれ。

とか


魚釣りの話ばかり。






そして







もう一回イカ釣りたいな…。















46歳の春に

兄は亡くなりました。






もう一度イカを釣ることも叶わず、




私の兄と魚釣りに行きたいという願いも叶いませんでした。




魚釣りを始めて

fimoを通じて、また現場で

沢山の方とお会いして、

一緒に魚を釣ったり騒いだり。


兄と果たせなかった願いを

みなさんと叶えさせていただいてます。




みなさん本当にありがとうございます。


これからもお付き合いお願いいたします。




ずっとお礼を言いたかったのです。





また、魚釣りを通じて

私に仲間と楽しさをくれた兄に感謝しなきゃいけませんね。




でわ。











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