徐々に気温が上がってきたからそろそろシーバスのやる気も下がり始めるんじゃないだろうか…

たかだか１年ちょっとの小僧が推測

とは言え仕事が遅いと平日は行く気が起きん

むしろ車を出すことで近所から苦情来そうで忍びない…

そんなこんなで過去の話でも…

ちなみに書いてたら結構長くなったんであしからず

まだシーバス求めて迷走していた一昨年の秋口…

今もシーバスタックルとは言えない業だけど、そんころはもっと安価な上州屋ロッド+リールセット8000円で釣行していた…

その時点でシーバスは累計3尾と言うドシロート

しかし、この日は違った…

どっかのブログ見てたらチャリですぐそこの旧江戸川はシーバスも上がるし、釣座環境も良さそう
ということで電気浮きで夜釣りを計画

夕マズメから出撃

ゆっくりしたかったんでルアータックルは未所持

流れに変化ありそうなとこと思って旧江戸川と新中川の合流地点を選択

現着後、釣り場の確認…

手すり…
護岸…
水深…

うん

釣れるかは別としてゆっくりやるにはいいとこじゃないか…

というわけでのんびり仕掛けの準備を始めていると…

パシャ…

ポフ…

初めはボラの跳ねっ飛びと思い気にしていなかったが

パシャパシャ…
ポフポフ…

尋常じゃない音の数

不思議と思い音の方へ…

新中川側

名も知らぬ橋の下…

親子連れがいる…

そして水面が所々で弾けている…

鈍いオレでも感ずく

そして親父さんに問う

これもしかしてシーバスのボイルですか？

そうだよ

マジすか？

ボイルなど地元でコサバが小さく弾けてるのくらいしかみたことない…

正直、水は土茶濁りで魚体など見えない
状況が把握できず疑っていた…

親父さんに聞くと、この上の橋を通りかかったらボイルしまくっていたので息子連れて急いで来たんだとか…

しかし実際釣っている様子はない

確かに橋下は照明で明暗がはっきりしているな

などと素人考え巡らせつつ急いでルアータックルを取りに戻る…

手持ちのヘッポコルアーでは何か不安なので上州屋へ立ち寄り

何がいいか分からんが水面下の反応と夜ということでなんとなくにょろにょろ蛍光カラーを購入

ダッシュで現地に戻り

親子に挨拶
橋の上流側に陣取る

目の前はボイル…

気を落ち着かせて第1投

…は当たらず

気を取り直して2投目

…ゴンっ

鈍重なあたりと共に疑惑が確信に変わる

釣り人生の中でもトップクラスの引き…

鳴るドラグ…

…とは言え、今思えば言うほどでかくない

しかし、とにかく元気、とにかく走る

ネットなど持っていないのでぶっこ抜き

上がったのは40あるなしのシーバス…

滅多に釣ることがなかった憧れのシーバスをルアーで上げた…

嬉しかった…

写真も撮った…

親指ズタズタ…

全てが新鮮…
そんな感動に浸るのもほどほどにボイルの続く水辺へ目掛けてキャストを続行…

ここからが凄かった

…バイトが止まらない

洒落にならんほどの打率

それでもさすがに同じルアーではスレがかるがローテーするとほぼ当たる

手持ちのルアーには全て掛かった

そしてその中でもスレすら呼ばなかったのがワーム…

r32、そしてグラスミノー

こいつらは最強だった…

後半の釣果はほぼこいつらで上げた

そう言えば、この時期スゲーと思ってハマっていたマナティーのワインド釣方ではバイトすらなかった
逆にただ巻きしたら釣れた…

それはさておき、一投一匹が19時くらいから22時過ぎくらいまでずっと続いた…

数は数えていないがキャスト～ファイトしてリリースまで5分として約3時間…

合間あったけど、ざっくり40尾以上は間違いなかった…

型は大きくても40up

それでも引くもんだから腕はパンパン…
指はボロボロ…

指の傷にいたっては一ヶ月近く治らなかったし

しかし今考えてもおかしな状態

確かにベイトはいた…
水は濁りまくっていた…
明暗もはっきりしていた…

これらに潮が重なった結果があれだったんだろうか

ま…何はともあれこの一日でシーバスのバイトがどういうものか覚えることができた

何せ親子はあのあと帰ってその後は独占市場だったのだから…

ちなみに以降1、2週間程度はこの周辺から旧江戸川上流の橋近くまでシーバスがいついていた様子

行けばいったで同サイズを2、3匹はあげることが出来ていた…

そしてこの期間、唯一50upを1尾あげることができた…

遠目のボイルにダメ元で200円ジグ投げたらそれに掛かった…

体高あるくせに全く引かなかった変なやつ

そんなこんなでこの時期過ぎてからもちょこちょこ通ったけど、こんな夢のような状態はそれっきりだった…

最近はあそこにすら行ってないし、どんな状況かは分からんけど、あんな爆釣はこの先の人生でも巡り会えるのかどうか…

今は自称ホームばっかだけど、たまには足を運んで見ようかね…

とりま言えることは今までの釣り人生で最高の時間だったということ…