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自分の足跡がついていない魚を釣りたい

ごく一部の方ならわかってもらえると思う。
 


長い期間にブログをやっており、そして釣行回数が少ない、または時間が短い人。
やはり、釣れる日記を書いておきたいのだ。
釣れない日記なんて書いてるだけでもだるい。



 
 
見慣れたエリアに釣りへ行こうか。
それともランガンで1から 探そうか。
 
悩む所。





 
俺も一緒にいくわ。と一言。武装戦線LSD
そしてサワタリーズKINO




 
下見も無く。ナイトの徘徊を始める。
まずは竿を持たずに歩いてまわる。
 
どこから攻めようか。1時間以上話込んだ。

 
 
地形もわからなければ、そのポテンシャルもわからない、そんな場所だけを巡ろう。
メジャーポイントはやはりメジャーたる所以があるのだ。
 
だけど、メジャーに無い素晴らしさがマイナーにはあるのだ。

 
少ない回数でそのマイナーを知るには。
釣果は捨てないといけない。
 
僕は自分の足跡がついてないシーバスを釣りたいんだ。




 
 
 
真っ暗な中、頑張ろうと誓うと同時に、各々が全く言葉を発せず開始していた。
僕は後ろに座りそれを見守った。



 
 
なぜ、こんなに真剣なのか。
 
それは、歩いている道中、まったくノーマークな場所にランカーを越えるシーバスを目撃してしまったから。
そいつは、足元の際でステイしていた。
ライトを照らすと同時にダッシュで逃げ去った。
 


誰か一人だけでも釣る事が目標。
自分が釣る事だけが目標ではないのが何より真剣になった理由。
 
LSDさんでもKINOさんでもいい。誰か 魚を手にしてほしい



 
 
早々、KINOさんは もうどこへ行ったかわからない。キャスト音も聞こえない遠方を探りにいったようだ。
 
LSDさんも同じく。藪の中に消える。
 
 

開始10分。
ヒット!
LSDさん。
目前でばらした。
 
惜しい。
 


 
 
蚊と小さな虫が多い藪の中でキャストを続ける。
 
 
 
反応が得られない。





 
雰囲気もどんどん無くなる中。僕は陸に上がり、歩いてきたルートを戻った。
どう見ても釣れる要素が無い場所を無駄に投げ、来たルートへ戻る。
 
これはその日に言わなかったが、タックルを置いて身軽になってしまおうと思っていたから。集中力が途切れると同時に疲労感がどっと襲ってきた。
 
 
 
 
後方から足音が「ザク ザク・・」と聞こえ、近づいてくる。
疲れたから、もう一人誰か帰ってきたのかな?と思ったが。


 
「無理ですよね。雰囲気が・・・」と言うと
 
「早いって、4回や5回もやらんで諦めちゃいかんって。早く行こうぜ。あっちはまだやってないから」とLSDさん。
 
 
 
 
ああ・・・・楽しんでるな。この人。
 
 
そうだよな。
 
再度、気合が戻る。
 
KINOさんが、全く見えない。どこまで行ったのか。
まさかエイにやられてないか???
 
 
LSDさんと僕でずんずん届かない位置まで進み探り続けた。
 
 
しばらくし、KINOさんが戻ってきた。
顔色が悪い。というか、悔しさがにじみでている感じ。
何かあったな・・・・。



 
 
 
そして3人で合流し、更に探る。
 
 
しかし、バイトは自分は無く。
 
ヒットしたのは、他人のコモモが背中に刺さったままの巨大エイ。
 

 

 
釣果はがくんと落ちはするし、書くにも悩む日記にもなりますが。
僕は自分の足跡のついてない魚を探そうと思った。
 
シーバスなんて居ない場所を探すのが難しいのだと極論思う。
その場の経験値を重ねて 答えに近づけていくこと。
 
 
釣れないけど、じりじり詰め寄るこのゲーム。
最高に楽しかった。
 
 
全部が全部 開拓釣行なんてのはできないけど、どんどんやりたいと思った。

PM11-AM4 ノーバイト。

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