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世界の真ん中

このくそ広い海の、どこで何釣りに行こうか?

どうせ明日からは、狭い世界で、いつもの風景の中で生きてゆくんだから。

 
毎日毎日、仕事して、眠い中、遊びの事を考えてさあ。
どうせなら、せっかくの休日、遊びにゆけるのなら普段行けない世界の中で遊びたい。
 
 
 

 
 
 
地球から見る
 
日本ってどこだ?



 
 
 
あった
 


 


 
愛知県近辺を見る。
ううーん どこがいいかな?




 
 
このだだっ広い海、投げるとしたら50m~100mしか投げられないし。
どれだけ足を使って探しても、打っていけるのは所詮1km程度だ。
 
 
このひろーい海を、一日で見えるのはたったの!1km。
あーちっさ。
 
 
微動だにしない釣りをするのなら、見えるのは100mくらいかな。
更に狭い。
 
狭い狭い!
その狭い中でも、じーっと海を見ていると、色んな面白いことが発見できるんだよ?
人を見てるんじゃないよ?
目の前の海。


 
海というか、風でさざなみだったり、小魚が泳いでいたり、藤壺に変わった形があったり、見たこと無い貝がいたり。
じーっと見てると、色んなものがみえるんだ。
 
いくらがんばっても、僕が見えるのは、ひろーい世界の 一部のせまーい海だけ。
当たり前だけど。
まじで狭い。1km程度。一日で。
 
そっから魚を探すんだから、そりゃ難しい。
 
だけど、面白くて仕方ない。
 
 
 
 
行きたい場所はいっぱいありすぎて、

 
 

 
 





 

 
 



寝る時間を無くして、無理やり時間を作って、ある場所へ。
家に帰ればその30分後からは家族サービスだ。
寝る時間を減らすくらい行きたいんだから、思い切り感じ取りたい。









結局、爆風の向かい風の磯場に向かうことにした。
 
 
 
前日から現地入りしていた仲間が二人。
後続組みの僕らが三人。
 
 
 

ほとんど寝ずに現地へ着いて、先発の二人と合流。
一人はぐっすり寝て充電完了。
もう一人は疲労も蓄積し、憔悴している。

 
でも前日入りした彼ら二人はすでに一回目の戦いを終えた戦士。
 
全力疾走の一日を終え、今日は二日目。第二戦を迎える彼ら。

 
 
 
そして、第一戦を迎える僕ら。
 
徐々に徐々に僕らのタックルはパワーを増し、
ロッドは表記50g 60g 100gなどルアーウェイト。
リールはダイワの4000番や4500番 シマノの6000番や8000番。
 
僕はMAX100gでロッドリールあわせて900g。
タックルは2kg。
 
 
他の仲間の本命は何狙いかわからないけど、僕は、青物御三家を捕りたい。
鱸は外道。
 
各々、目標が異なり、だけど一緒に探って行く。
 




 
磯をやっていって、すごく不便だと思ったのがライフジャケットのルアーボックスのふくらみ。

その10cmのふくらみが致命的な場面があって、岩に張り付いて移動する際に、ひっかかってとても危ない。
 
その10cmのふくらみで転落の危険性がずいぶん高まる。
10cmのせいで、その先を見に行けないこともあって、ずいぶん服装に悩んだ。
 
 
磯用の前面収納無しのジャケットでもいいけど、背面収納はやっぱり嫌で、結局、ウエストバッグとライフベストにした。
 
 
早朝に揃った5名は、日の出前に ばばっと拡散した。
一箇所で並んでても収穫が少ないから。
 
思い思いの場所を皆が移動し、僕は磯へ。
 
 
以前より絶壁が増えた。
 
磯ランガンも少しはなれてきた。


 
 
目の前にはサラシ。
 
やはり僕はドン臭い部類で、のこのこ上ることしかできない。
一方同行した彼は、ひょいひょい進んでいく。
「う・・・うらやましいな・・・」と思いつつ、だけど、背伸びせず僕は僕のペースで打っていく。
 
 
もうすでに前日に彼らは何本もヒットさせているみたい。
どんどん上達してるんだなっと驚かされる。


 
 
今回からはロックショアジギング一本で頑張ってみる。
60 80g 100gのジグを水深や流れで切り替えてフルキャストする。
 
飛距離は100m前後。
 
フィンガードはネオプレーンでは痛くて、今日からはレザー製に変えた。
これが正解で躊躇なく投げれる。
 
投げて投げて、しゃくる。
投げて投げて、巻き取る。
 
腕も慣れてきて、重さを感じなくなった。


 
 
 
中々反応得られず、全員集合しての堤防での休憩。
 
目の前に漁師さんが来た。
「今から網を巻き取るからええか?」
 
「どうぞ^^」
 
 
何が取れるのかと興味津々で見る。
 
大物が居るのかな???
 
カワハギ・・・カワハギ・・・カワハギ・・・一匹・・・ニ匹・・・八匹・・・。
 
漁師さんも大変なんだなあ・・・・少ないよね・・。
 
 
「おおーい あんたら?ルアーついてたぞ。ちょっと船近づけるから こっちこいや」
 
どうやら仲間の一人がルアーをロストしてたみたいだ。
 
「棒に付けて渡すから、気をつけてうけとれよ」
 
「ありがとうございます!」と嬉しそうな仲間。
 
 
 
「そんなでかいタモで何を釣りに来たんだ?」
 
 
「ううーん。でかい魚。鱸って居るの?」と聞いた。
 
 
「おらんぞーw 頑張ってやってくれなー」そう言って漁師さんは去った。
 
 
 
「親切だね。」と誰かがつぶやいた。
 
 
 
 
その後、また解散し、ランガン。
磯から磯へと。
 


 
雨が強くなり、更に向かい風で「バチバチバチ!」と雨が顔を叩く。
 
 
僕ら三人は、今日はこれまでかな?コーヒーでも飲もうと、見つけた純喫茶のような店でコーヒーと、現地のご当地メニューであろう定食を頂いた。
 
冷えた体と、何も食べずに動き回った後の温かい食事が物凄くおいしい。
隣ではウトウトしはじめてしまう人も。
 
凪いでた海が、今は暴風と雨で 荒れている。
海って、自然相手って。難しいんだよなあ。
 
 
だから、面白いんだけど、だけど・・・ううーん。
難しい。そう思った。
 
 
食事を取りながらも僕ら三人は口数は少ない。
一人は、ゆっくり食事を味わい
一人はうとうと。
僕は海を眺めた。
 
 
「また来ようね。」そう話していると、磯でまだ頑張ってた残り二人も着た。
 
どうもニコニコしている。
・・・・釣ったな?と予感させたが、聞いてみると「ううん 釣れなかったよ」と。
「でも、楽しかったよー!」と元気いっぱいに笑った。

 
 
今回は僕は何も釣れなかったけど、仲間は、色々釣ったみたい。
離れ離れでやってたから写真しか見てないけど、
 
クエだとか、オニカサゴだとか。
 
 
 
中々、本命さんに出会えない僕だけど、
 
 
 
この広い海の中の
 
 
 
 
ほんとせまーい、磯しか打つ時間は無かったけど、
 
 
 
めちゃくちゃ楽しかった。
 
 
 
目の前の海をじっと見て、投げて、自然を感じて投げていると、
狭い窮屈な日常の世界とは違った、
狭いけど奥深い、最高の世界が見えてくる。
 


 
 
二つの目で見る、たったこれだけの光景が、僕の世界の真ん中だもんな。
 
次はどこいこうねえ。
 
 

 
 
今日はこれまで!

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