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▼ 極寒伊勢湾カップ　決着の時

  • ジャンル:日記/一般
極寒伊勢湾カップ　決着の時
 
 
あくまでもジャッジ　私の視点からの記事となりますことご了承ください。
全文　敬称略。
 
２０１０年１２月１９日　ＡＭ２：００
待ち合わせ場所へ着くとすでに大半の参加者が集結していた。
今から戦場へ向かうメンバー同士の情報交換の最中だった。
 
ＡＭ２：３０　１０台以上の車が列を成して現場へ向かう。
静まり返った田舎町には似合わない風景。縦列で突き進む車達。
 
ＡＭ２：４０　
現場到着。
風はなし。
外気温３度。
 
辺りいったいの情報を提供する。
サーフ・テトラ・堤防・水門・岩・干潟・川　小場所ながらすべての釣り場がそろっている場所。
海の状況は今まで通り確実に渋い。ベイトの気配。ボラの気配も皆無。
みなが釣れてほしいという望みもあったが、叶わない日だと悟る。
 
エントリーカードを配布し、ルールを説明する。みなそれぞれ、現場の地形を聞くときは真剣そのもの。一言も会話がでなかった。
どうこれから攻めていくか、頭の中でシミュレートさせていたんだろう。
 
ルール
サイズ問わず　リミット２匹のサイズ合計。
ファーストフィッシュはジャッジに連絡。
その後、全員に誰が釣ったか配信する。
 
随時、釣果が配信されモチベーションが上がるか、してやられた！と意気消沈するか。
リアルタイムにゲームは進む。
 
集まったメンバーは予想外の面子。凄腕の集まり。
 
今回のメンバー
１・無敵艦隊　ＦＨ　（オールフィールド）
※先日98cm 9.5kgモンスターを釣った本人。モンスターハンターの戦いはいかに。

２・湾奥ヒットマン　バニラヨーグルト（名港）
※どんなフィールドでも果敢に挑む彼には先入観がない。変幻自在の作戦がでるか！

３・衣浦のトリックスター　ハル坊（衣浦）
※衣浦の凄腕アングラー。シャローの釣りを封じられて、どう導きだすか！

４・ミスターフィッシャーマンJr　みやび（高知・名港）
※漁師町育ちの嗅覚。魚を見つける目。本物だ。

５・名港スナイパー　K-chin　（名港）
※挫けることのない心。貪欲さ。私は良く知っている。

６・老練の探検者 　navio　（伊勢湾）
※ついに出た。ローカルアングラー。地元の重鎮はどう動くか。

７・ボスの秘蔵っ子　サカベ　（衣浦）
※アンダーグラウンドのボスによって叩き上げられた次世代を担うアングラー。

８・反逆のカリスマ　にぃさん　（オールフィールド）
※その名前は衣浦でも響く。湾奥のカリスマ。真打の登場だ。
  
９・２０世紀最強の暴君　中年アングラー　（オールフィールド）
※私が何度隣り合い、打ちのめされ悔しい思いをしたか。いつしか、目標に憧れに。
磯・サーフ・河川・堤防・沖、シーバスを追って四半世紀。キング　オブ　アンダーグラウンド。
自己最大９７ｃｍ。野武士の登場だ。 

１０・yamadaの刺客　谷本（衣浦）
※酔ったyamadaに変り参戦、その豪腕でクレーターを作れ！
 
１１・リザーバー　木下（衣浦）
※急遽参戦決定。力を見せ付けろ！


 参考ＢＧＭ　音量小で流して読むのもアリ




 
 
ＡＭ２：４５
戦闘開始！！！！！
堤防先端へ向かうもの、ウェーディングするもの、サーフに突き出した堤防に向かうもの、水門へ向かうもの、各々の作戦を持って突撃。
 
私もライフジャケット　ロッドを片手にここでの鉄板ルアーをひっさげて様子をみる。
最も狙える場所をトレース。
厳しい。
ショートバイト。
 
位置を変えキャスト。
ショートバイト。
 
とても厳しいことになりそうだ。あとが続かない。
 
あっという間に３０分経過。自分も攻めてしまっていると制限時間いっぱいすぐになってしまう。
参戦メンバーの様子を見て、フォローに努めることに徹することにする。


 
各メンバーに会うたびに、口から「ここを狙うべき」言葉がでそうになる。それでは、未開の地へ案内した意味がなくなる。参戦者も聞きたいが、プライドを掛けた戦い。聞くわけにはいかなかったんだろう、一度も聞かれることはなかった。
最高の漢たちが集まったようだ。

 
それぞれの作戦を持って、時間は過ぎる。







ＡＭ３：２０
着信　湾奥ヒットマン　バニラヨーグルト
ファーストフィッシュ！！！！！
おめでとう！！！！
参加者に配信。何を思うのか？
 
しばしの沈黙。
 
ＡＭ４：００
着信　２０世紀最強の暴君　中年アングラー
ファーストフィッシュ！！！
配信。


 
ウェーディングを中止し、テトラへ移動するもの。同じ位置をトレースし、バイトを待つもの。
レンジを細かく刻み、念入りにさがすもの。
潮目を追うもの。
確実に狙いにみなが行っている。終始無言。
 
いらだち、落ち込み、奮起、様々な感情が交錯するのを感じた。
確実に厳しい状況。釣るのは至難の業となる状況であった。



 
時間が足らない！
ゲーム１時間延長を全メンバーへ確認をとる。延長は断る、そんな人間は誰一人もいなかった。
 
暗闇に響く「ヒュン！！！！」という空気を切り裂く音だけが、あちこちから聞こえてきた。
静まり返っている港が異様な空気に包まれた。
 
後のヒット情報がない。
同じ人間が続けて釣っているのか、はたまたヒットがないのか。
 
ＡＭ４：２０
着信　リザーバー　木下！
ファーストフィッシュ！
おめでとう！
 
バイトは多数ある。しかし、乗せられない。
ウェーディングで走らればらし。堤防でばらし。
 
対岸でエラ荒いによってばらすのを目撃。
 
ＦＨ氏の横でしばし注目。
「ジジジジー！！！！」ドラグ！！
ヒット。
でかい！！！
 
周囲の参加者３名が集まり、固唾を呑んで見守る。
「がんばれ！」「慎重に！」「頼むよ！」
参加者がヒット本人を応援をしていた。
 
タモ入れは変りにやるから！と。
 
なんとかネットイン。
 
沈黙・・・・・・なんだ？こいつは。


 
でかい！！！！
４０ｃｍのクロソイ！！まさかの外道。
でかすぎる・・・。
見事。まさにモンスターハンター
 
ＡＭ　５：１０
無敵艦隊　ＦＨ
ファーストフィッシュ！
配信。
おめでとう！

ＡＭ５：３０
yamadaの刺客　谷本
ファーストフィッシュ！
おめでとう！
 
空が明るくなり始める。
朝マズメに備えて休憩する者、サーフで一発大型を狙って移動する者。
 
最後の１時間に何を託すか。


 








↑
ハル坊氏　ついに日の出に・・・・

そして・・・・試合終了。渋い伊勢湾、そして初場所。過酷な戦い。

４時間半の戦いが終わった。
 
１１人中５人ＧＥＴ．

結果は・・・・・







 
ビッグフィッシュ賞
無敵艦隊　ＦＨ　（オールフィールド）　クロソイ４０ｃｍ
 
４位
yamadaの刺客　谷本（衣浦）　シーバス　２７ｃｍ
 
３位
リザーバー　木下（衣浦）　シーバス　３０ｃｍ

２位
湾奥ヒットマン　バニラヨーグルト（名港）　３１ｃｍ　３２ｃｍ＞６３ｃｍ
 
そして
 
 
 
一位は・・・・・・・
 
 
さすがの上手さだった。私の普段攻めるルートを同じルアーを使っていた。
黙ってみていたが、驚いた。
なぜ、そこをそのルアーで？の問いに
「こういう場所は大体ここで食う」
 
初場所にて・・・・それを言うとは・・・・。驚愕。
 
優勝

キング　オブ　アンダーグラウンド
２０世紀最強の暴君　中年アングラー　（オールフィールド）
３９ｃｍ　３８ｃｍ　３７ｃｍ＞１１４ｃｍ
 
２０世紀最強の暴君　が
極寒伊勢湾チャンピオン　中年アングラー
おめでとうございます！
 
それぞれの参加者が持てる力を振り絞って完結した、今日の戦争。
お見事なものであった。
 
次回、名港大会　衣浦大会へと進んでいくゲーム。
足がけとなった伊勢湾大会であった。
 
最後に
見ず知らずでも参加させて頂いてありがとうございますとの言葉を多々頂きました。
参加するには勇気が必要だったかと思います。こちらこそ、ありがとうございました！
どなたでも釣りを愛する方はどしどしご参加下さい。
 
また、運営面、経費面の件をご心配された方もおり、ありがたくお断りさせて頂きました。お気持ちだけで十分感謝です。
 
ビッグフィッシュ賞の景品をご用意して頂いた方、お心遣いに感動致しました。
 
今回の企画、また今後の企画にアドバイス、お手伝い下さった笠松様、ありがとうございました。
 
最後に、今回成功に終わったのは参加者皆様のおかげです。
今日はありがとうございました。そして、お疲れ様でした！！！！！

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